7月からプログラミングの勉強をはじめました。これまでサイト制作を行ってきたなかで、「プログラムの知識があれば…」と感じる場面がたくさんあったことが理由です。また、プログラミングを知れば、きっとWebの提案の幅も広がるはずです。いま、漠然とプログラムを使って実現したいこととして……、
- 提携の情報更新の作業を自動化する
- 社内のデータベースと連動してWebページを出力する
- 競合調査などで行う情報収集を自動化する
- リアルタイムで動作するサイトの作成
- 社内で定期的に作成する資料の自動化・効率化
などなど。日常業務の効率化とWeb制作の可能性を広げるため、プログラミング学習を少しずつ続けることにしました。
Rubyを選んだ理由?
WordPressのカスタマイズでPHPには馴染みがあったため、最初はPHPにチャレンジするつもりでした。しかし、いくつかの書籍やWebサイトを参照してもなぜだかしっくりきません。そこで、プログラマーの知人に相談したところ「試しにRubyでも触ってみたら?」というアドバイス。フレームワークのRuby On Railsを使えばWebにも活用できると聞き、Rubyにチャレンジすることに決めました。入門書は2016年に第5版が発売したばかりの『たのしいRuby』です。
環境構築につまずきました!
プログラミングを始めるためには、プログラムを動かす環境を整えることが必要だとわかりました。メインで使用しているパソコンのOSはWindows7。公式サイトからWindows用のRubyをインストールし、「Hello World」を表示させてみました。『たのしいRuby』と並行して、ドットインストールで学習を進めていたところ、「仮想マシン」の重要であるという情報をキャッチし、「仮想マシン」のことを調べながら、各種ソフトのインストールと設定を進めていきました。
仮想環境とは何なのか?
メインOSのWindowsが動いているなかで、別のOSを動作させて、擬似的にサーバー環境を構築する技術です。実際にWebサービスを稼働させるサーバーと同じ環境をつくることができるため、開発のプロセスやテスト作業を効率化できることがわかりました(理解が違っていたらすいません)。ドットインストールの「ローカル開発環境の構築 Windows編」を参考にRubyの環境構築を何度か行いました。
VirtualBox、Vagrant、仮想マシンへのアクセス
ドットインストールの解説動画のとおり、各ソフトのインストール&設定を行うとRubyを動かす環境が整います。しかし、「ただ、動画を見るだけ」では自分が行った作業の意味がまるで理解できませんでした。そこで、反復を行うとともに、インストールしたソフトの役割や設定のために打ち込んだコマンドの意味を調べたりしました。Windowsのなかで仮想マシン(今回はCentOS)が動き、その仮想マシンにWindowsから接続し、Rubyのプログラムを動かす流れがおぼろげながらにわかってきました。
- VirtualBoxは仮想マシンを動作させるためのソフト。メインのOSのなかで様々なOSを動すことができます。
- Vagrantは仮想マシンを管理するソフト。面倒なOSのインストールや環境の構築をコマンド一発で簡単に行えます。
- Puttyはクライアントソフトと呼ばれ、仮想マシンに接続して様々な操作を実行できます。
- CyberDuckはFTPソフト(唯一、理解できました)。仮想マシン内のファイルやフォルダを操作を行います。
など、自分なりに情報を整理しつつ、ようやくRuby学習の準備が整いました。
Rubyが動いた!
ということで、Rubyを動かすための準備と情報収集で数日が経過し、聞きなれない言葉や表現に戸惑いながらもどうにかRubyが動く環境が完成。早速、samape.rbというファイルを作成し、print "Hello World!
と打ち込みます。そして、クライアントソフト「Putty」から、
ruby sample.rb
とコマンドを打つと、「Hello World」の文字が!ようやく『たのしいRuby』に取り組む準備が整ったのです!そこからはコツコツ時間のあるときに書籍に沿って、プログラムを写経しています。
意味のわからない作業を繰り返す意味
Rubyを動かすまでにかなりの時間が掛かってしまいましたが、回り道をしたからこそ、とても有意義な経験ができたように思います。はじめは「意味がわからないこと」ばかりでも、何度も繰り返しているうちに、その意味や目的にハッと気づく瞬間がやってくるのです。思い返せば、このような体験は今回が初めてではなく、これまでの仕事や学生時代の部活などでも似たようなことがありました。努力の成果が得られなくても「淡々と続けること」を心に留め、プログラミングを続けてみたいと思います。ということで、次回からようやく『たのしいRuby』の実践編スタート!です。
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