こんにちは。Yusukeです。私事ですが、引っ越しのためアパート探しをしています。
雑誌や不動産サイトを使い、情報収集をしていますが、不動産広告って見れば見るほど奥が深いです。
ちょっとした工夫を加えるだけで、かなり物件の印象も変わります。
そういうわけで、今回は不動産広告を眺めていて、
気がついたことを下記にまとめてみました。
気の利いたコピーが大切
内容や写真が同じにも関わらず、見せ方がうまい物件があります。
バーッと物件を探していく中で、目にとまりやすい物件は、 効果的なコピーが適切に設置されていました。
当たり前のことだとしても、セールスポイントはしっかりと記述することで、
何かしらのアテンションになるはずです。
たとえば、
「共益費0円のお得物件です!」、「礼金0円キャンペーン実施中!」、「広々余裕な2DKのお部屋!」。
これらは圧倒的なメリットではなく、些細なことにも思えます。
物件探しの経験が豊富な人にとっては、取るに足りない内容かもしれません。
それでも、こうしたコピーはしっかりと載せておくべきなのです。
なぜなら、物件を比較する際、検討事項はかなりの多岐に渡るため、
大事なポイントを見落としていることがよくあるからです。
ページ上部には(それが些細なメリットに思えたとしても)コピーを記述しましょう。
いつ誰がどのタイミングで、その物件に興味を持つのかはわからないのです。
写真の有無とクオリティ
物件を比較していて、やはり最初に目につくのは写真でしょう。
第一印象の大部分を占めているといってもいいと思います。
しかし、中には写真をまったく掲載していないページがあり、これは本当に勿体ないことです。
また、画質が荒かったり、写りが悪いものは、マイナス効果です。
特に古い物件はそれだけで候補から外されてしまうので、
リフォームやクリーニングを行っているのなら、しっかりと写真は撮るべきです。
築年数が経っていても、内装がキレイであれば、候補のひとつに残すことも出てくるかもしれません。
実際、物件を決める際は、
下記のような二段階のプロセスを経て、最終的な決断に至るのだと思います。
第一比較:不動産サイト、雑誌など
第二比較:内見をしてからの比較
第一の段階で、写真がまったく掲載されていない物件があると、
内見の優先度はガクンと落ちることでしょう。
特に候補の物件が3件以上ある場合には、写真のない物件が外される確率は上がります。
写真は一枚でも多く。また、撮影はできる限り三脚などを使い綺麗に撮る。
担当者が忙しいこともあり、クオリティよりもスピードが優先されている結果なのだと思いますが、
こうした積み重ねが、反応率アップにはとても重要です。
価格を明瞭にする!(してほしい!)
これは完全に消費者目線の勝手な要望かもしれませんが、
不動産の賃貸価格は本当にわかりづらいと思います。
敷金、礼金はいいとしても、
フリーレント、仲介手数料割引、保険料、管理費、鍵の交換代 etc….
会社によって、各々の費用が違うため、
見積もりをしてもらうと予想外の価格が出てくることもありました。
大家さんの意向や入居日によって、費用が変わることはわかります。
ただ、結局は入居時にいくら掛かって、月にいくら支払うのか?
僕らにとって、重要なのはこの点です。
たとえば、来月一日から入居した場合の初期費用を
すべての物件で掲載したらどうでしょうか?
圧倒的に比較対象が楽になると思います。
価格が複雑だとしても、すべての諸条件を整えれば、明示するのは難しくないはずです。
物件を見つける度、スタッフが電卓でひとつひとつ計算するのは、
あまりにもアナログに過ぎると思います。
どこかのサイトで始まらないかな。
きっと、使い勝手が向上するはずです。
結局、最後には必ず価格を提示するわけですからね?
最後に
いかがだったでしょうか?
不動産サイトのページでは、テンプレートによりレイアウトがほとんど決まっているため、
あまり工夫の余地はないように思われますが、小さな工夫でも反響は変わってくるものです。
ただ、いくら美辞麗句と高クオリティの写真を載せても、
実際の物件がイマイチだと、成約には至らないかもしれません。
物件の価値判断は人によって千差万別です。
思わぬ物件を思わぬ人が借りていくということもよくあるそうです(不動産の営業さん談)。
パソコンの画面の中だけでは伝わらないことがあります、
だからこそ、掲載する写真とコピーは、少しでもリアルに近づくものを。
今回は不動産探しをきっかけに、顧客視点から色々な気づきを得られました。
こうした基本はあらゆる業種、ビジネスにも適応できると思います。
ネットビジネスの要(カナメ)は、きめ細やかな心配り。
改めて、そのようなことを確信できました。