こんにちは。Yusukeです。
またまた不動産ネタなのですが、
皆さんはアパートやマンションを探す際、どのような方法をとっていますか?
私はSUUMOやアットホームなどを使っていますが、
こうしたサイトを使っている際、たまにおかしな物件が出てくることがあります。
徒歩70分のアパート
たとえば、最寄りの駅を指定し、検索をしたとしましょう。
すると、徒歩30分以上の物件が出てくることがあります。
これは果たして、徒歩圏と呼べるのか?
徒歩20分くらいであれば、なんとか徒歩通勤も可能ですが、
徒歩70分というと、ほとんどギャグと思えます。
しかし、探してみると徒歩40分オーバーの物件は割とたくさん出てきます。
下手をするとマイナス要素にさえなりそうな「徒歩70分」と、
わざわざ書く必要があるのでしょうか?
徒歩圏登録によるアクセスアップ
徒歩70分の理由はアクセスアップが目的です。
検索を行う際、最寄り駅を指定できますが、
徒歩圏に物件が登録してあれば、その物件は検索結果に表示されます。
例え、それが徒歩70分であったとしても。
で、これの何がまずいかというと、
こうした物件の大半が複数の駅にまたがって、
物件の登録をしている点です。
複数駅の登録によって、何が起きるのか?
たとえば、A駅の周辺の物件を探しているとしましょう。
条件を絞り込み、検索をしてみると、
徒歩60分オーバーの『アパート健脚』が出てきました。
その『アパートHENKYO』は、A駅の隣にあるB駅の近くにあるようです。
B駅からバス20分、徒歩2分となっています。明らかに最寄りの駅はB駅ですね。
それなのに、A駅の検索結果に『アパート健脚』が表示されています。
こうした無理矢理に表示させた物件が、成約に至ることはあるのでしょうか?
徒歩圏30分オーバー物件
駅からの交通手段が徒歩であれば、複数の駅に登録できるみたいです。
下記に整理してみましょう。
- B駅からバス20分&徒歩2分
- A駅から徒歩60分オーバー(直接のバスは出ていない)
A駅からはバスなどの交通手段がないため、徒歩での所要時間が表示されていますが、駅名での絞り込み検索を行った時点で、
この物件はほぼ間違いなく対象外であることがわかります。
なぜなら、公共の交通手段がなく、徒歩しかないからです。
ただ、極々まれに「B駅から通えるなら」と、
この物件を候補にする方がいるっしゃるかもしれませんが、
あまりないケースだと思います。
WEBサイトのスパム行為
この現象は、検索エンジン対策を過度に行うスパム行為と似ています。
WEBの世界でも、特定のキーワード検索結果に、
自分のサイトを表示させるため、
いくつものサイトを乱立するという手法がありました。
現在は検索エンジンの精度も上がり、スパムサイトはかなり減ってきましたが、
それでも検索エンジンの隙をついては、スパム行為は行われています。
ひとりでも多く閲覧者を増やせば良いのでしょうか?
本来の広告目的に立ち返れば、それは大きな間違いだと私は考えます。
広告の目的とは何か?
広告の目的はお客様にアクション(問い合わせ、購買など)を行っていただくことにあります。
たとえ、大量のアクセスがあったとしても、アクションがなければ意味がありません。
ひとりでも多くの人に見ていただくことは、広告にとって確かに大切なことです。
しかし、過度の露出を求めれば、それはノイズとなり、
内容が伴わなければ、広告どころか、いつしか自社の評判を下げるものとして、
お客様から受けとめられてしまうでしょう。
不動産サイトで徒歩圏の項目を使い、無茶な設定をしている会社はほぼ決まっていました。
不動産はとても高い買い物です。
こうした時に、会社への不信感に繋がるような行為は、本当に大きなマイナスだと思います。
機会があれば、徒歩70分物件の担当者に、その効果の程を聞いてみたいです。
ただ、そのときには「お宅の評判、落ちていますよ!」と、しっかり伝えたいとも思います。