ロジクールから新商品が発売されました。テンキーを備えたフルサイズキーボードのK780です。自宅のメインキーボードとして約1週間使った感想をまとめたいと思います。
外観デザイン
テンキーが付いたフルサイズキーボード。カラーリングはダーク系で落ち着いた雰囲気です。質感はマット系で、光沢はありません。
電源スイッチは右サイドにあり、ON・OFFが簡単に行えます。また、Logicoolのロゴの横には電源ONを知らせるライトが付いています。スイッチを入れてから数秒で消灯するようです。
左側上部にはデバイスの切替ボタンが3つ。白いボタンはデザイン上のアクセントにもなっていますね。切替はもちろんほぼノータイムです。
上部にはデバイスを立てかけるスタンド。見た目よりもくぼみに深みがあるため、iPadなどの大きいデバイスもしっかり支えてくれます。
接続はやはり簡単!
早速、電源を入れて、手持ちのPCと接続してみます。接続の手順は簡単です。
- K780の電源ON
- デバイス切替ボタンを押す
- 親機も接続をON
- 親機に表示された文字列をK780で入力
特に引っかかることもなく、1分と掛からず接続は完了。iOS、Windowsパソコン、それぞれ問題ありません。
打鍵感と使い勝手
本機の特徴として、テンキーを備えていることが挙げられます。これが思っていた以上に便利で、Excelを使うときなどに重宝しています。
また、本体重量が875gもあるおかげか、とても安定感があります。ゴリゴリ文章を書いたり、WEBのコーディングなどでも、腰を据えて作業に集中できます。これまで使っていたコンパクトタイプのキーボードと比べると、使用感、快適性などが明らかに良くなりました。
キーストロークは普通です。比較対象としては、ロジクールのK480より浅く、同社のK380と同じくらいでしょうか。打鍵感は重さを感じるほどではないですが、「しっかり押している」という手応えがあり、個人的にかなりグッドバランスでした。キーを押したときの音も静かで、使用感は非常に快適。自宅でのPC作業は、本機をメインに使うようになりました(K380は外利用専用機として活躍中)。
BluetoothとUSB接続(Unifying)
地味ながら非常にナイス!と思ったのが、2タイプの接続方式を備えていることです。スマホ、タブレットはBluetooth接続で、PCの場合は無線のUSB接続(Unifying)といった使い方ができます。
自分が使っているノートパソコンはBluetooth接続ができますが、再起動やスタンバイから立ち上げたときに、キーボード接続が完了するまでにタイムラグがあり、すこし不便を感じていました。
試しにマウスで使っていたUSB方式(Unifyingレシーバ)に接続を切り替えてみたところ、ほぼノータイムでキーボード接続が完了することがわかりました。古めのノートパソコンなので、最新型のパソコンではこのような「Bluetooth接続のタイムラグ」は改善されているのかもしれませんが、パソコンのBluetooth接続に不満を感じている人は「USB接続」という別の選択肢が用意されていることは大きなメリットになるはずです。
スマホ、タブレットを置けるスタンド付き
外観からもわかるとおり、上部には白色の特徴的な スタンドが付いています。スタンドは深めの設計で、大きめのタブレットを置いても安定感を発揮。ここにさまざまなデバイスを置き、各端末をシームレスに切り替えながら作業をするのはなかなか気持ちがいいものです。
オススメする人は?
自宅や職場で、メインのキーボードを探している方にオススメです。「キーを打つ感覚」が同社の他キーボード(自分の手持ちのなかで)と比べ、段違いに優れているからです。K380やK480で培ったマルチデバイス性能はそのままに、ハードウェア部分に技術を注ぎ、丁寧に作り上げた……そんな印象を受けました。
普段のメイン作業など、ハードユースに耐える性能・品質でありながら、それらを他デバイスでも使うことのできる拡張性の高さが本機の魅力です。もちろん、予算を上げればいくらでも高品質なキーボードはあります。しかし、1万円前後でこの品質と取り回しの良さが手に入ることを考えれば、非常にコストパフォーマンスに優れた製品と言えます。
廉価なキーボードからステップアップを考えている方にとって、有力な選択候補になるでしょう。
K780まとめ
- 堅牢な造りと安定感
- 上質な使い心地
- テンキーが付属
- マルチデバイス対応
- USB接続にも対応
さまざまな機能や特徴を兼ね備えている本機ですが、個人的には「キーボードとしての完成度が高い」ことが1番の強みだと思います。携帯性を排除して、オフィスや自宅での使用感向上に特化した据え置き型キーボードです。
Logitech Optionsでカスタマイズ(余談)
Windowsに接続した際、ファンクションキーの使い勝手がイマイチで困っていました。F1などのファンクションキーを押すと、そのままデバイスの切替ボタンやキーボード固有の動作を行うため、Windows側のファンクション機能を使うためにはfnキー+F1キーを押す必要がありました。
ロジクール社が提供しているサポートツール『Logitech Options』をインストールすると、これらの問題は解決できます。つまり、ファンクションキーを単独で押したときにはWindows側のファンクション機能が動作、fnキーを押しながらF1キーなどを押すとキーボード側の固有動作、という風に通常のキーボードと同じ挙動を実現できるのです。
Logitech Options がダウンロードできるロジクール公式ページ
とっくの昔からあったサポートツールなのかもしれませんが、自分はつい最近知って便利だったので、誰かの参考になればと思い書きました。特にWindows機で同社のキーボードを使っている方は設定すると快適ですよ。
では、皆さんも良きキーボードライフを!
Logicool ロジクール マルチデバイス Bluetooth キーボード K780
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最後の余談!がとてもとても参考になりました♪
もっとも、K780購入済みでWindows上でのファンクションキーが不便だなぁ~と思っていて、Google先生に導かれてココにたどり着いたから余計なんでしょうけどw
情報ありがとうございましたm(__)m
そして、インストールしたところ、バッチリです(^O^)/
私的にはあと右下にCtrlキーがあれば完璧なんですが、慣れですね^^
右下のfnボタンをLogitech Optionsでカスタマイズ出来ると良いのに。。。
ファントムさま
はじめまして!ファンクションキーのカスタマイズについて、本記事が役に立ったようでうれしく思います。
確かに言われてみるとK780には右下のCtrlキーがないですね。私自身、試したことはないのですが、キーボードのキー配置をカスタマイズするフリーソフトを使えば、ファンクションキーにCtrlキーを割り当てることができるかもしれません。
「キーボード ユーティリティ フリーソフト」でググると、いろいろと情報が出てきますので、ぜひ試してみてください。コメントをありがとうございました!良きキーボードライフを!
ご丁寧にコメントありがとうございましたm(__)m
いやぁ~、Logitech Optionsのお陰でというか、ココの情報のお陰でめちゃめちゃ快適になりました♪ありがとうございますm(__)m
ただ、左上の1,2,3の白ボタンで切り替える際にfnキーを押さなければならなくなり、最初Windowsから切り替えられずにビビリましたけどw
f5やf10などに比べると頻度が格段に低いのでまったく問題ないですが・・・
教えて頂いたとおりググっていろいろと試してみましたが、右下のfnキーはなんともなりそうにありません^^;;