テレビを捨てよう!

 

日常のノイズは多々あるが、

最近のテレビから発せられるノイズは、

かなりひどいなぁと思うわけです。

 

報道系に関しては、

事実とは異なると思われるものが多い。

 

よりによってキチンとした服装のアナウンサーが、

マジな顔で話すので、こちらも気を張っていないと、

なるほどなどと、言いくるめられてしまう。

 

で、NHKだけど、

かなり重要なニュースが幾つか流れたその後、

考える間もなく、相撲だ大リーグの大谷が…で

アタマをかき回されてしまう構成。

 

加えて、アメリカの偏ったニュースを、

それをそのまま流していると思える事例が

多いような気がする。

 

ちなみに、

世界のニュースサイトを翻訳にかけてみてください。

西も東も関係なく、

もちろん保守もリベラルも見境なくね。

 

すると改めて世界は広いと分かりますから。

私たちは、あまりにも知らないことが多すぎる。

 

ため息が出てしまうわけです。

 

多角的にものごとを追いかけると、

世の中は「???」の連続だ。

 

日本のテレビ報道は一元的に過ぎるので、

丸呑みは禁物です。

 

あとですね、

ムカシのゴールデンと言われる時間帯の

民放を観て思うこと。

 

すでに皆さんもご存じのとおり、

どこのチャンネル回しても芸人だらけ。

とにかく、多岐に渡ってあらゆる番組に

芸人が生息している。

 

ボクは彼らを観ても、話を聞いても、

ぜんぜん面白くもなんともない。

 

時代は変わったのに、

ネタは変わらず。

しらける。

 

しまいに辛くなるから、テレビを消すハメとなる。

 

これらのノイズは思考能力を低下させるだけでなく、

自分の大切な時間を無駄にしてしまう。

 

がしかしだ、

NHK、民放でも、

映画のセレクトや自然派ドキュメント、

科学番組、そしてアート系などは、

観ていてなかなか優れているつくりだなぁと、

感心するものが多いのも事実。

 

よって、依然テレビは我が家の居間にあるわけなのだが、

それさえリアルタイムでは観れない。

 

必要なものだけを録画して後で観ることとなる。

 

(だっていろいろと忙しくて時間があわないし、

民放となるとつまらないCMが延々と流れるので)

 

というわけで、

そろそろテレビいらないか…

セカンドストリートにでも売り飛ばしてしまおうか、

という衝動にかられてしまう。

 

そのムカシ、

寺山修司は「書を捨て町に出よう」と

ボクたちの先輩方をアジったが、

いまは「テレビを捨て町に出よう」がいい。

または「テレビを捨てYouTubeを観よう」かな?

 

いや、ここは再び「書」に戻っていただきたい。

「深み」のあるものは、やはり書籍にはかなわない。

 

兎にも角にも、

いまのテレビは人をダメにする。

そしてそのうちテレビは国を滅ぼすかも知れないぞ。

(おおげさではないと思いますが)

このままではボクたちの未来はない。

 

なので、

私たちはまず生活を一から見直さなくてはならない。

そして見直しの中枢に、テレビとはそもそも何なのか?

という命題を掲げてみる。

 

まず、そこから自分のアタマで考えてみると、

なんだか新しい世界がみえて来そうだとは思いませんか?

 

メンドーな作業だけれど、情報はみずから探す。

疑問・テーマに沿って、ものごとを多角的に検証してみる。

 

そして自分なりに得たものを起点に、

意見をもち、立ち位置を決める。

 

こういう行為って、

要するに一人ひとりが際立つこと。

それがひとつの「個性」に繋がるのではないかと…

 

いまはそういう時代であるとは、思いませんか?

 

「食神さまの不思議なレストラン」展とスーパー浮世絵「江戸の秘密」展のお知らせ

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弊社のディレクターYuskeが参加しているイベントが、

去る1月末、茅場町にオープンしました。

昨年後半から今年の年初にかけ、弊社は地獄でした 笑

にしても告知、遅すぎ。もう4月ですね。

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で、このイベントは、東京・茅場町のビルで同時開催

されている。

茅場町ってちょっとなんというか微妙なところで、

普段の私には全く縁がない。

名だたる証券会社のビルが並んでいて、

あとはよく分からない。

コンビニとかコーヒーを飲むカフェもあるが、

数は少ないし、がぜん面白みに欠ける街ではある。

そのビルの一角で、イベントが開かれているのだから、

中に入ると、予定外にいい意味で唖然とさせられる。

どちらもファンタジック&ミステリアスな世界が味わえるので、

茅場町異空間と、私が勝手に名付けた。

「食神さまの不思議なレストラン」展は、日本の食の原点を求めて、

がテーマ。

デジタルアートで彩られた神代の四季の森は、美しくもあり、

見ごたえがある。

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日本の食独自の米や味噌、出汁といった和食のルーツのコーナーでは、

いままで知らなかった身近な食材について、しみじみベンキョーさせられる。

とりわけ、米の山を直に手で掬えるコーナーは、トリッキーな

デジタルアートが、不思議な体験として、後々その残像が尾を引く。

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洋食が常態化した私たちには、ちょっとハッとさせられる

体験ではある。

会場の演出は、「シルク・ド・ソレイユ」やスペインの

サグラダファミリアなどのアートをてがけた、世界的なデジタル

アート集団、モーメント・ファクトリー。

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独自のイマジネーションで日本の自然観、そして食を

表現している。

食神さまの世界を歩いて、最後にたどり着くのは、

やはりレストラン。

そのメニューはどれもが「和食」の原点ともいえる品々。

いくつか食したが、これが結構うまい。

いや、かなりうまい。

特にだし巻きたまごは、初めての食感と味だった。

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和食の監修は、京都・美山荘の中東久人氏。

ここで出されるおいなりさんも、ちょっと他と違う。

ゲストシェフとして、京都老舗、澤ノ井の村田吉弘氏、

さらには、フランスの巨匠、ジョエル・ロブションも参加している。

ちなみに、展覧会で登場するキツネ役「ウカ」のボイスキャストは

乃木坂46の松村沙友理と若月佑美。

詳しくは↓

https://tabegamisama.com/

一方、スーパー浮世絵「江戸の秘密」展は、

アメリカの美術館の秘蔵コレクションである、

膨大な日本の浮世絵アートを完全精細にデジタル化したものを、

この会場にフル展開し、来訪者を圧倒する。

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いわば、江戸の町の再現化空間を我々が歩くことになるのだが、

タイムトリップする私の知らない江戸の町なのに、

妙なリアリティがある、とでもいえばよいのか。

巨大かつ美しい浮世絵の数々には圧倒させられるが、

とりわけ、浮世絵たちが動くという新しい体験に、

私はちょっと驚いた。

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さらに、当時の江戸の最先端のファッションとかおしゃれを知るにつれ、

江戸の住人たちはつくづく流行に敏感だったんだなぁと感心しきり。

生活のここかしこにも、この時代特有の秘密が隠されていて、

それを一つひとつ解明できる楽しさもある。

こちらも映像他一切の演出がモーメントフアクトリー。

彼らが描く江戸の世界はかなり個性的。

魅了されつつ、時代を遡ったような錯覚に陥ったのだから、

やはり、それは成功といえるのだろう。

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ナビゲーターは、歌舞伎界のプリンス・片岡愛之助。

詳しくは↓

https://superukiyoe.com/

以上、ふたつのイベントだが、本格的かつかなり斬新な企画なので、

お時間のある方は足を運んでみてください。

幻の遊園地

ちいさい頃、近所のぼうずっくりが言うには、

なんでも横浜のどこかにすげぇ遊園地ができたらしい。

「なんていう遊園地?」

「ドリームランド」

それを聞いて、わくわくしたのは私だけはない。

みんなで集まってドリームランドについて想像は膨らんだ。

「観覧車があるらしいよ」

「へえー」

みんなが一様にためいきを吐く。

ディズニーランドという遊園地が

アメリカにあるという話は知っていた。

なんかすごいらしいが、よく分からない。

毎週テレビで「ディズニー劇場」というのをやっていて、

白雪姫だとかダンボとかミッキーは知ってはいた。

しかし、なんといってもあの西洋のお城には驚いた。

ディズニー劇場の冒頭に、すごいお城が出てくるので、

私は驚嘆したのだ。

ぼうずっくりが言うには、ドリームランドというのは、

アメリカのディズニーランドにそっくりらしいのだ。

それは私たちにとってまさに「夢の国」だった。

それからいくら経っても近所では誰も行かないので、

ドリームランドが一体どんなところなのか、

誰も知らない。

そんな状態が何年も過ぎた。

私は中学生になり、横浜の反町公園とか東京の多摩川園とかへ

よく行くようになり、少しは遊園地に対する耐性もできつつあった。

ジェットコースター、マジックハウス、コーヒーカップ…

なんだかどれも初めてなので、妙に緊張し、感動したのだが、

その後、結局というか遂にドリームランドへは行かなかった。

クルマに乗るようになって、

初めてドリームランドの近くを通ったとき、

五重ノ塔のようなものが見えたので、

ちょっと感動したが、それだけだった。

その頃はもう誰も「ドリームランドすげぇ」なんて言わず、

そもそもドリームランドなど話題にものぼらないほど、

世の中にはいっぱい楽しいところが増えていた。

ドリームランドは過去のものとなっていた。

同時期、時代はどんどん移り変わって、

多摩川園や二子玉川園は閉鎖してしまい、

よみうりランドや向ヶ丘遊園が頑張っていた。

多摩テックも人気で、よくでかけた。

ドリームランドがなくなると聞いたのは、

一体いつの事だったのだろうと回想するも、

そこの記憶が飛んでいて覚えていない。

そして後年、ウチの奥さんとドリームランド跡地?の近く、

国道一号線の原宿の交差点の渋滞の最中に、

この幻の遊園地の話題になった。

そこで初めて分かったのは、

奥さんは親父さんのクルマで、

毎年ちょいちょい、この幻の遊園地である

ドリームランドへ出かけていた、

という衝撃の事実だった。

「えっ、ドリームランドって一体なかはどうなっていたの?

なにがあったの? ディズニーランドに似ていた?

あの五重ノ塔は一体なんだったの?」

もう、一気に質問攻めである。

時代を遡ると、

当時の道路事情はかなり寒いものだったのだが、

彼女の家にはクルマがあったそうな 驚

私の家には中古の自転車が一台ありまして、

毎日一生懸命磨いていました。

家の前を、よくリヤカーが通っていました。

この時代、まだ日本にカローラもサニーもなかった。

ヒルマン、日野コンテッサとかフランスのルノーの小型車とかが

たまにのんびり道路を走っていて、まだのどかだった。

一番台数が多かったのがオート三輪車というもので、

あれはなんというか、カーブでひっくり返りそうなので、

幼い私にも危なっかしく思えた。

そんな時代のドリームランドである。

私の近所はみんな貧乏人ばかり集まっていたので、

誰もドリームランドなんか行けなかったのだ。

後付けの感想ではあるが、ドリームランドは

どう考えても時代が早すぎた代物であったように思う。

時代の先駆けでありフロンティアであるのは確かなのだが、

その頃の日本はまだまだ貧しかった。

クルマがめずらしい時代に、

最寄りの「大船駅」から歩いていくことができないのが、

横浜ドリームランドだった。

(確かモノレールは不人気だったように思う)

園内はとにかく広大。

特大の観覧車が鎮座し、

ゴンドラが行き交い、

五重ノ塔の「ホテルエンパイア」がそびえ、

ジェットコースターでは歓声があがり、

アメリカのディズニーランドのジャングルクルーズを摸した

「冒険の国巡航船」が水路を巡り、

お伽の城が建ち、そのまわりをおとぎ列車が走り、

スワンボートが池の上をスイスイと浮かんで、

その上を飛行塔がまわっていた…

さらに園内ではヨーロッパの宮廷の庭園を模して、

そこかしこに四季の花が咲き乱れていたそうな…

(以上は悔しいけれど、最近調べて分かったことばかり)

いまさらだけど、なんか腹立たしいなぁ。

憎きはウチの奥さんである!

星野源さん!

情報としてはちょっと古いけれど、

単純にこうした耳あたりの良い歌って久しぶりです。

星野源の「SUN」。

このリズムラインがアタマに残るから、ついもう一度と聴いてしまいます。

あえて言えば、

70年代後半にヒットしたエポの「ダウンタウン」にどこか似ていると言えなくもない。

歌詞もメッセージ性は低い。

こうした都会的かつ妙な軽やかさと明るさって、

最近のこねくり回す歌より、よっぽどいい。

星野源って多才な人。

だけど、一度倒れているんだよね。

結構重い症状だったらしい。

そこからの開き直りというか、よほど深く考えた末の、

「SUN」です。

彼の覚悟が見えるようでもある。

マスクが特別いい訳でもない。

スタイル抜群でもない。

背伸びしない。

そして、ユーモアは抜群です。

やはり、センスの勝利。

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絵画展、やります!

私の友人の画家、中垣ミツハルが、
絵画展をやります。

弊社プロデュースによる、
ちょっとユルいイベントです。

今回のテーマは「原色のLove&Peace」。
ちょっと難解なタイトルですが、
コンセプトは、癒やし。
色に注目してください。

実は、今回で2回目の開催。

1回目はてんやわんやの準備でスタートしましたが、

なかなかの盛況でした。

で、中垣ミツハルという人の作品ですが、

上手いとか下手とか、超越しています。

そんな尺度で観ると、そもそも絵なんて面白くないですからね。

どう描くかより、何を描くか?

アートって、やはりソウルだと思います。

会場は、小田急線本厚木駅近くにあるRiseという、

オシャレなカフェ&バー。

コーヒー、ケーキだけでなく、食事メニューも充実しています。

アルコール類も豊富に揃っています。

気が向いたら、立ち寄ってください。

深夜0時頃までやっています。

イベント情報
Rise 中垣ミツハル個展
「原色のLove&Peace」
入場料:熱烈無料(ワンドリンク制)
日程:2013年10月18日-10月28日(土日も開催!)
時間:11時Open-Lastまで(0時前後)
場所:Cafe&Bar Rise

130924チラシ作成印刷データ_

↑チラシつくりました!

↓お店のサイト

Cafe&Bar Rise

↓更に詳しいお店データはコチラ

http://www.hotpepper.jp/strJ000989225/