ネットの時代に、あえてペーパーを推す訳。

ネットの時代、いまやペーパーレスとはいっても、

相変わらず印刷物のオーダーは続いています。

今後はどうなるか分かりませんが、

ペーパーにはそれなりの良さがあると思います。

個人的な事ですが、私はあまり電子書籍は買いません。

なぜ?と問われれば、きっと買ったものの実体が薄い。

実感が薄いと、人はその価値さえ薄れてゆくので軽んじる。

よって買ったものさえ忘れてしまう自分がいます。

こんな考えは古い人間だからでしょう。

若い人にそんな感覚はないのだろうと思います。

それにしても、ペーパーの良さは、あの実体です。

邪魔だろうと部屋が狭くなろうと、

そのように存在する。

存在感はありますから…

で、印刷物のオーダーは相変わらずあるという話ですが、

例えば、パンフレットやリーフレット類の良さというものは、

歴然としてある訳です。

ネット上のPRと較べ、

印刷物は、やはり実体としての存在そのものが、

受け取った人に与える印象として格段に突出していること。

それは、ゴミ箱にでも捨てられない限り、

対象者が目にする度にアピールしている訳ですから、

ネット上のPR以上のツールとして優れていると言えます。

デメリットは、ネットに対して露出が限られていること。

いわば、マーケット規模に於いて、

ターゲットに届く数量が限られていることです。

さて弊社の場合、

お問い合わせ内容の大部分が、

目的はしっかりある、が、

内容がぼんやりとしていると困惑している方がほとんどです。

よって、予算もページ数も、強いては紙質など、

諸々がすべて不安のようです。

これって考えてみれば当たり前でして、

同じ業界内でもネットしか携わっていない会社に尋ねても、

ほぼ皆分からないのがフツーですから。

そうしたぼんやりとした不安を払拭するために

私たちがいます。

利用しない手はありません。

時間の許す限り、という前提条件付きですが、

お気軽にご相談ください。

一応、知恵と経験はありますので…

検索からみる、コピーライターという職業

私はコピーライターなので、

たまにヤフーなどで「コピーライター」で調べてみる。

と、面白いことが分かる。

私の場合は、このキーワードで検索順位を上げようと努力していないので、

頑張っている人や企業に較べ、断然下の順位をウロウロしている。

で、検索の上位は、コピーライターの就職関係が飛び抜けて多い。

これらはだいたい大型サイトなので、SEOも強力です。

あとは、

コピーライターになるための講座や教室のサイトが上位にくる。

検索の上や横のリィスティング広告を眺めても、

ほぼこれらの企業が占めている。

さて、この状態が何を意味するかだが、

私が考えるに、仕事が欲しいからといって、

コピーライターが、

単体のキーワードで対策を施したところで、

無意味ということ。

何故なら、まず上位の大型サイトには勝てない。

そして、仮に上位に来たところで、

検索してきた人とは、マッチングしないということが考えられる。

要は、コピーライターというキーワードで調べる人は、

おおかた就職とか転職とかを考えている同業種の人が多い。

更に、これからコピーライターをめざし、

講座や教室を探している学生も多いと想像できます。

じゃあ、

コピーライターって仕事はどうやって成り立っているのか?

逆にいえば、どうすればネット上で営業するのかだが、

まず、念頭に置く必要があるのは、

素人さんがホームページなりパンフレットを制作したいとき、

まずコピーライターという単語は発想しないだろう、ということ。

卑下する訳ではないが、コピーライターという職業は、

現在、それほど一般化していません。

例えば、仮にですね、あなたが家を建てるとします。

このとき、ハウスメーカーや工務店、注文住宅 地域名などで、

かなりチェックするとは思いますが、

屋根職人とか壁工事とかでは探さないでしょう?

きっとコピーライターという職業も、

屋根職人や壁の工事をする人と同じような位置でみられている…

私はそのように思うのです。

パンフレット作成とかホームページ制作とか、

もう少し具体的に入れますね。

では? 

そうです。

コピーライターで仕事の匂いのする検索者は、実は同業者なのです。

それが、広告会社であったりコピーライターのいないプロダクションであったり、

それはともかく、いわゆるBtoBが圧倒的に多い。

要は、外注を探しているのですね。

めざすターゲットは、業界内ということがいえるのです。

前述のように、BtoCは、圧倒的に少ないと思われます。

では、BtoB向けにどのようなキーワード選定が最適かというと、

そこが難しいところというか考えどころでありまして、

複合、補足でいろいろ試して調査します。

ここまで話をすすめれば、後はだいたい想像できるとは思うのですが、

私たちの仕事は、一時より一般化していない、

また、広告を担う総力の一端を担当する職種。

そのように思われているようです。

しかし、現場ではかなりの負担と責任を任されている訳で、

その守備範囲は広い。

或る意味、報われない仕事といっても過言ではありません。

先方との折衝、コンセプトの構築、全体のデザインイメージ、

そしてコトバに求められる求心力…

私たちの仕事が、今後どのようにしたら理解されるのか?

どうしたら報われるのか?

それは、

とびっきりのキーワードを探し出すのと同じように、

難問かも知れませんが…