七輪でアジを焼く(その2)

 

焚き火をしようと河原へ行ったら、

入り口に縄が張ってあって、

立ち入り禁止になっていた。

んー、やはり自粛だよな。

どこも行くところがない。

しようがない。

自宅の庭で、久しぶりに七輪を出す。

割り箸を折って、まずそこに火を付けるのだが、

紙からなかなか火が移らないので、

固形着火剤を使用。

が、これが臭くてたまらない。

煙も凄い。

かなり毒性があると思ったね。

近所からクレームがきたらやめようという気で、

ぼちぼち始める。

 

小さい炭をふたつ使用。

今日はこれでいろいろ焼こう。

炭って、一度火が付くと、数時間は大丈夫。

キャンプなんかで大量に使うと、

だいたい朝まで火が付いている。

要は、炭って役目が終わった後の、

始末の仕方がなかなか面倒なのだ。

野外だとだいたい水をぶっかけて終わりだけど、

大量の煙と音がまた凄い。

で、自宅の庭の七輪の場合はそんな消し方はできない。

火消し壺というのがあるが、

これを私は持っていない。

アウトドアショップでこれをみる度に、

ああと思うも、

いまだレジまで持って行った試しがない。

今度は絶対に買うぞ。

アジから出る煙は、なかなか良い色をしているし、

匂いもなかなか良い。

夕方から始めたので、奥さんがパンも焼いてと言う。

アジの干物と、パン?

ついでにはんぺんが出てくる。

チョリソーも出てきた。

このまま夕飯に突入か。

これが、彼女のいつもの手である。

アジとパンとはんぺんとチョリソーと紅茶…

結局これが夕飯となった。

このとりとめのないメニューに、

私はあんまり驚かないのだ。

慣れている。

ウチはこういうのが割と多いのだ。

けんちん汁に焼き肉とか、

コーンスープに白米とか、

本格的十割蕎麦にシュウマイとか、

全然大丈夫。

和洋中華とかボーダレスなので、

冷蔵庫から出てきた順にやっつける。

これが我が家流なのであった。

しかし、炭火で焼くアジは、

とてもスーパーの安物とは思えないほどうまい。

パンもはんぺんもイケる。

紅茶は、3杯飲みました。

いくら暖かくなったとはいえ、

夕方の風に当たっているとかなり冷える。

まあ、夕飯を早めに食ってしまったので、

夜の十時頃腹が減ってきて、

結局ラーメンを食うハメに。

せっかく七輪健康少食で終わりそうだったのに。

いやぁ、ダイエットって難しいんだね。

しかしこの自粛も長い。

やはり河原で焚き火でもしないと、

気が晴れそうもないなぁ。