サイトから、注文や問い合わせを倍増させるのは、容易ではない。
この場合、まず検索順位を上げる努力は当然だが、その対策は適当か?
また、キーワードの選定は?
それらをクリアした上で、反応は得やすくなるハズだが、
肝心のサイトの作りがおざなりだと、せっかくの訪問者も
すぐにサイトを離れてしまう。
ここは、離脱を減らす努力が必要だ。
トップページ、サイト内設計、そして、コンバージョン率
(サイトの総アクセスから、お問合せ・購買をしたいただいた割合)と、
検討すべきハードルは、いくつも用意されている。
今回のテーマは、サイト訪問者の最後の関門とも言うべきコンバージョン率について。
統計によると、実は、この最終段階に於いて、約7割が離脱するという。
要は、買うのをやめる、申し込みや問い合わせをしない人が、
10人中7人にのぼるということだ。
スマフォは90パーセント強と、更に高い離脱率が証明されているが、この場合、
スマフォの使用特性による、ユーザーの空き時間によるチェックという意味合いがある。
要は下調べだ。
だからといって、スマフォサイトを侮らないほうが良い。
ユーザーにとっては、大筋のアタリをつける意味合いがあるからだ。
話を戻すと、このコンバージョン率を上げる方法は、
ひとことで言うなら、訪問者への負担を減らす、得をさせる、
そして安心を付加することに尽きると思う。
これらが揃えば、コンバージョンは飛躍的に改善される。
例えば、アマゾンは、ここに最大の注意を払っている。
ユーザーの負担を減らすべく、3クリックで買い物が完結するよう設計されている。
これは要注目だ。
更に、類似製品の情報、比較検討材料、第3者による評価、プライス等の情報も豊富。
加えて、送料無料のものも多い。
安心感もお得さも兼ね備えている。
アマゾンを例に、小規模サイトに転用できるアイデアを考えてみると、
まずは、敷居を低くすること。
これは、例えば問い合わせ欄などの書き込み項目を、
簡単シンプルにすることが有効だ。
訪問者は、ものぐさでせっかち者と心得よう。
名字とメルアドのみでもコミュニケ-ションは開始できる。
相談のみからでも、見込み客の内なのだ。
フリーダイヤル、そして、店長に直接相談、
ものによっては、返品保証も唱いたい。
24時間以内にお返事致します等の文言も、有効手段だ。
要は、それがひいては信頼につながり、
企業や店の姿勢が先方に見えるようになれば、
価格も去ることながら、誠実な態度で臨むことは、
相手に安心感を与え、コチラを効果的にアピールできる。
訪問者が、とにかくあなたのサイトの問い合わせや、
買い物カゴまで来てくれたことは、言い換えれば、
もうひと押しの何かがあれば良い訳だ。
それを逃してはならない。
工夫することで、
サイトは更に活気づくのだから。