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小学校3年のとき、
両親に、初めて山下公園に連れて行ってもらった。
僕がいつも丘の上から見ていたところ。
それが山下公園だった。
山下公園から見る僕の町は、
工場と煙突だらけ。
空はスモッグですすけていた。
こっちは氷川丸が停留してかっこいいけれど、
向こうの岸壁はいつもゴミが浮いていて、
船で仕事をしているおじさんが、
僕らをみつけると怒鳴る。
× × × × ×
夢のように時が過ぎて、
老いが見えはじめた私は、
懐かしさから、
みなとみらい線で山下公園を訪れる。
高速道路ができて、造船所が壊され、
臨海部は再開発されて、
高層ビルや観覧車が映える美しい街になった。
× × × × ×
しかし、ここから見る夕暮どきのこの景色は、
相変わらず昔のままのように思うのは何故だろう。
夢のように時が過ぎて、
あの頃の僕は、
老い先の知れたおじさんの「私」になり、
それでも変わらず、
工場の煙は、
やはり天をめざすのだなぁ…


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ふかいうみで
そだったポウが
ちかくのうみのそこで
いつものんきにおよいでいる
ちょうちんアンコウのじいさんから
きいたはなしでは
うみのうえには
イルカという
げんきないきものがいて
いつもひかりのあたる
あたたかいうみのうえを
とんだりはねたりして
くらしているらしい
それからポウは
いつか
イルカのようになりたいなと
ゆめをみる
しんかいは
いつもとてもしずかで
ときどき
サメがいじわるにやってくる
けれど
みんななかよくくらしていて
とてもへいわなまいにち
しんかいぎょのポウは
それでも
ちょうちんアンコウの
じいさんからきいた
あのまぶしくて
きれいなひかりのなかをおよぐ
イルカのことがわすれられない
ポウはゆめをみる
そこはキラキラとひかる
せかい
ポウはおもいっきり
うみのうえをはねてみた
そらには
おひさまがかがやき
なみがゆれて
キラキラとまぶしい
とおくに
ふねがうかんでいる
しかしポウは
しんかいぎょだ
うみのそこでしか生きられない
しかたがないな…
ポウは
ゆめのくににすむことになり
イルカにすがたをかえて
ひかりのなかを
とびはねることにした
しょうがないよね!
でも
ボウはいま
とてもしあわせです


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