ステキな金縛り

つい数日前だが、いわゆる金縛りを経験した。

もちろん初体験。

それは寝付いて直後だったと思う。

最近は気温差が激しいので、その夜はまず

布団のセレクトを間違えていた。

なにしろ暑かったにもかかわらず、

分厚い布団にくるまっていた。

と、ふと目が醒めた。

いや、息苦しくて起きたのかな?

で、金縛りにあったことのある学生時代の友人の話どおり、

覚醒しているのに、カラダが全く動かせない。

でですね、でですね、

枕元に誰かが座っていて、

こっちをじっと見ている気配がするんですね。

…誰かいる…

が、首が動かせない訳です。

これは怖いというより、

私の場合は「出たな!」っていう感じ。

で、とっさに般若心経をとなえていました。

金縛りは、科学的に解明されているようですが、

アレは経験しないとわかり得ない不思議さがあります。

実感として、あの場合、科学でどうのこうのと言われても、

いや違うとなります。

何かこう、日常とは違う空気と緊迫。

それは、いくら科学的に解明されたとしても、

私は異なる次元からの訪問者が来たような…

だから、お経をとなえました。

全然、ステキでもなんでもない初体験な訳ですが、

無理矢理にですね、

ステキという形容詞を使ってしまいました。

いやらしいですね、私。

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