自分の身に起こるアレコレ。
それがたとえばケガとか病気、
はたまた宝くじが当たったとか…
何でもいい。
個々に程度の差こそあれ、
それをどう受け取るかは、
けっきょくその人の個性による。
人は感受性で生きている。
もろもろの思いが積み重なり、
幸不幸の判断材料とするのだろう。
人はせいぜい長生きしても、
100年の命。
そのわずかな、
いや永い時の流れのなかで、
日々心の在り方を培っている。
楽しいことも苦しみも、
ひっくるめて生きている。
決して他人にみえないなにかが、
その人を幸せにも不幸にも導いている。
―おもしろき こともなき世を おもしろく
すみなしものは 心なりけり―
幕末の志士、高杉晋作のことばだ。
「面白くもない世の中なら、
オレが面白くしてやろうではないか!
こころひとつでどうにでもなる」
そんな意味合いだと思う。
いま、心の在りようが問われている、
まさにそんな時代のような気がする。
難問を突きつけられているのは、
紛れもない私たちだ。
「こんな時代」と吐き捨てるか、
いや、と奮起してみるか。
それが、
これからの未来を左右する
鍵となるのだろう。