そもそもですね、
この件は農林水産省の減反政策が間違っていましたね。
米が足りなくなる予測が出た段階で、政策を転換すべきでした。
米の需要は減っていません。
減反政策なんかしなくても、米農家は高齢化で、
次々とやめています。
TVをつけると相変わらずの小泉さんが登場。
彼の活躍ぶりを連日報じています。
だが、古米、古古米、古古古米を放出している時点で、
メディアはこの騒動の本質はどこにあるのか、
を論じるべきではないのか?
なんだか違和感だけが残る。
メディアは何を隠しているのか。
TVは備蓄米の販売に行列している人の映像を流し、
受け取った米袋を手にした人にインタビューをする。
当然、うれしそうな感想を述べますよね。
これってメディアのお決まりのパターンなんですが、
ニュースってこの程度で良いのですかね?
結局、私たちはこの騒動の実像を掴めない。
そして新たなニュースが次々に流れては消えてゆく。
連日、そんな報道が続くと、
こんな私でも「TVってどこかおかしい」と
気づいてしまう。
気づかなかった方、すいません。
いや、気づいてください。
TVはすでにオールド・メディアと呼ばれ、
事の真相を語らないまま、年を重ねてしまった。
自らを老けさせたのは、そこに誠実さと正義という、
ジャーナリズムにとって命ともいえる
精神を捨ててしまったから。
自他を欺いて、自ら破滅への道を選んだのだ。
老兵はただ去るのみって、
いまさらながらだけど自覚してくれると、
多少は救われるのだが…