しゃばいとはなにか?

最近、しゃばい、ということばを

幾度か聞いた。

いや、ネットで見たのかな?

とにかくこのしゃばいという響きが気になった。

あたまにこびりついて、離れない。

一体、しゃばいとはなんだろ?

いくら考えても、意味が分からない。

やばい、ではなく、しゃばい。

しょぼい、ではなく、しゃばい。

うーん、しまいには仕事に支障をきたしてきたので、

これは調べるしかない。

ということで、しゃばいを追いかけた。

しゃばいは、ある意味やばいの変形だという。

しゃばいはまた、しょぼいの変形ともいう。

それは、地域や時により、記憶されている。

また、しゃばいは、

水っぽいものを表現するときに使われる。

薄い味も、しゃばいと言うらしい。

「このカレー、しゃばいな」なんて言うとき、

汁が多すぎることを指す。

しゃばしゃばだな、という表現は、割と多く使われると言う。

また、「このカレー、しゃばいな」は、

味が薄すぎるときにも使われるようだ。

しゃばしゃばカレーは、要するにこってりはしていないのだ。

うーん、しゃばいは、意味深だ。

一方、しゃばいは、九州の方言だという説がある。

福岡の或る男性は、つまらない奴とか面白くないないものに対し、

しゃばいと言うことばを使うと記している。

が、しゃばいということばをよく発する茨城出身の方は、

やはり水っぽい味に対してよくしゃばいを使っているが、

いままで誰一人分かってくれなかったという。

が、しゃばいは、昔の不良が使っていたことばだとする説もある。

娑婆(牢屋の外)の人は度胸がないので、そうした振る舞いに対して、

しゃばいという表現で蔑んだとする説。

また、お金にケチな奴を指して、しゃばい奴とか、

そんな使い方もあるらしい。

とまあ、しゃばいカレーは私も好きなので、その表現を除くと、

しゃばいは、少なくとも褒め言葉ではないことが理解できる。

一般に良くないもの、良くない状態をしゃばいと表現するところは、

ほぼ一致している。

しゃばいがだんだん見えてきた。

で、いま思い出したが、昔の深夜テレビ番組で

「しゃばしゃばしゃばしゃば…」って色っぽく唄っていたのは、

11PMだ。

11PMといえば、大橋巨泉。

彼ははっぱふみふみという意味不明のことばを発明した人なので、

しゃばしゃばもしゃばいも、ひょっとしたら彼の仕業か?

こうして考えてみると、しゃばいということばは、

割と広範囲で使われているような気がしてきた。

私だけが知らないだけなのか。

コピーライターとして、おっくれてるなー。

とにかく、私も今日からこのしゃばいを多用しよう。

例えば、

しゃばい時間に、この一杯  (ネスカフェ) とか

しゃばしゃばの、新しいこくまろ  (ハウス) 

っていうのはどうだろう?

しかし、このブログに書いていることってしゃばいなーと、

いま気がついたので、そろそろ終わりにしますね。

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