ハードワークをこなし、
予定どおりに休暇をとった。
行き先は、もちろんカリブ。
これで3度目だ。
浜辺に腰を下ろすと、
一面の青い景色が私を出迎える。
冷えたカリブーンで喉を潤す。
ホワイトラムの香りが景色を揺らす。
フルーツの味わいが深い安堵感を生む。
程よい炭酸が喉を刺激する。
強すぎる光線が、心地よい。
椰子を吹き抜ける風の音が、
胸に染みわたる。
ゆったりと過ぎる時間。
波のささやき。
これは、日頃の疲れを癒やす、
自分へのご褒美なのだ。
心身から街の気配が消え、
私がまるごと自然のなかに溶けてゆく。
あぁ、
人はこんなにもおおらかになれるものなのか…
ちょっと酔ったかな?
私は冷えたカリブーンを、
再び口に運ぶ。