コーヒーの道具もだいぶ揃ってきたので、
外カフェしてきました。
コーヒーだけを飲むためだけに野山や河原にでかける―
以前からね、これを狙っていました。
BBQは、いつでもどこでも誰でもって感じでフツーだったので、
あえて別の理由で戸外へ出かけたいと。
私はさほどのコーヒー通ではないけれど、
どこのコーヒーも結構飽きていまして、
それは味ではなく、屋内の閉塞感とでも言おうか。
自分なりのちょっとした贅沢がこれです。
外でいただくコーヒーは格別の味がします。
たとえば、川のせせらぎの音が、
ジョージ・ベンソンの歌声より心地良く聞こえるとか。
頬を通り過ぎる風は、マイホームのエアコンより上質。
鳶がグルリと旋回し、獲物はないかとときどき急降下をしてくる。
ミルを持ち出すほど通ではないが、
一応湯を沸かし、丁寧にドリップするも、
炭焼きの豆になんだか嫌な苦みが混じる。
なのにちょっと薄い味わい。
微妙な味なんだけど、
サンドイッチとチーズパンを頬張りながら、
少しづついただき、周りの景色を眺めるにつけ、
やはり美味いなぁと。
雨がポツポツと降り出してきたので、
道具類をさっとトランクへ仕舞い、
帰路は霧雨のなかをドライブ。
こんな時間が、
最近ではなんだかとても貴重に思えて、
心底ほっとするんだなぁ。