朝、窓を開けると南西の空に虹が架かっていた
ぼぉーとしたまましばらく見とれてしまった
雨上がりの虹
雲も霧もさっと引いてゆくのが分かった
すかさずアイホンで何枚かおさめた
いい写真とは言いがたいが
朝の虹は私は初めて見たし
とても貴重な瞬間のように思えた
そしてなにか良いことの前兆のようにも思えた
これは半月くらい前の写真だが
あれからなにかいいことがあったか?
と自分に問う
いいことも嫌なこともあった
それはいつもと同じように
変わらずまぜこぜになって
いろいろあって
結局、普段と変わりなく
僕の生活は続いている
振り返れば
ざっくりといいこと半分いやなこと半分
拝んでも願をかけても
僕の日常は淡々と過ぎてゆくのが分かった
しあわせの総量は決まっているが
しかし不幸の総量はよく分からないから
ちょっと怖いのだ
だからといってびくびくなんてしていられない
頑張るしかないのだ
きっとそういうことなのだろう