スパンキーの随想

ことばに棘のある日は

気をつけなければ…

邪気が胸の鼓動から

すっと入ってくるからね

楽しいことも辛いことも

うたかた

だから酒があり祭りがあるんだよといつか聞いた

そうだよな

過去を振り返っていろいろ考える

…あれで良かったのかなと

そんなときは自分を褒めてあげる

だってそれしかないじゃないか

久しぶりに酒を口にしたい晩は

疲れているのか いや ほっとしているのか

それでたしなみというものが分かるらしい

海の向こうになにがあるのか

そうして心がざわざわすることが

若いということ

志が舞っているのだ

再び起き上がれないことがある

ときにあきらめることも…

そんな自分を受け入れることも

いいんじゃないかと思う

晴れた日にはそのように

雨の日にはそれなりに

生きていければいいと

思うんだけどね

人は生まれつき

悲しみに満ちていて

そこをどう埋めるかという作業に

私たちは

一生を費やしている

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