STAP細胞研究の小保方晴子さんに、取材殺到
この人のインタビューを聞いていてなるほどと感心したのは、
仮説の立て方が上手いということ。
幾度となく失敗を繰り返しても、
自らの仮説を信じ、実験を繰り返して、
STAP細胞の存在を確認してしまったところが凄い。
リケジョだの、この女性が付けていた指輪のブランドだとか、
割烹着がとか…
マスコミって本線を外すのが実に上手い。
ホント、ハイエナだ。
再生医療の先に横たわるモノ
いわゆる万能細胞とか言われているSTAP細胞。
これで、IPS細胞より更に簡単に、
人のあらゆる器官をつくることができる道が拓かれた。
再生医療がグンと身近になると、身体の障害には光明だ。
そして、行き着くところは人の寿命の伸長となるようだ。
これは人類の求めていた夢のような発見のような気がするし、
しかし、いつかは社会も混乱をきたす時がくるだろう。
現在の社会構造は、まあ80才くらいの寿命を目安に形成されている。
それが若くして亡くなろうと、100才まで生きようと、
すべて想定内といったところ。
想定外の変化が
人の寿命も150才とか200才となると、
いわゆる人生のサイクルも変化する訳であるから、
保険、医療、介護を始め、経済や労働の仕組みから、
果てはその人の人生計画とか人生観まで、影響を与える。
漢詩に、
少年老い易く学成り難し
一寸の光陰軽んずべからず
というのがあるが、まあ150年も生きることができれば、
時の流れは、いまよりは少しはゆるやかに感じることができるであろうし、
或る分野のプロフェッショナルをめざすにしても、
一つくらいはモノにすることができるのではないか?
こうなると、どこまで若者で、どこから壮年で、
どの辺りから老人なのか?
うむ、かなり難しい問題ではあるなぁ。