カラオケ30年

工夫のないタイトルだが他に思い浮かばない。

カラオケに4時間いて、古い順に唄ったら、

30年分唄ったという話なので、

カラオケ30年なのである。

 

私の記憶に残る1960年代から唄ってみた。

この頃のヒット曲は、私もおぼろげなものもある。

「僕は泣いちっち」(唄・守屋浩)は、

親戚のおじさんがよく口ずさんでいたので唄ってみた。

東京に憧れている青年の歌だ。

なんかさみしくて泣いているので「泣いちっち」らしい。

いま、泣いちっちって言わないよね?

流行らなかったのか。

 

「東京ドドンパ娘」(渡辺マリ)は、

私もよく覚えていて、小学校でもみんな唄ってた。

激しいリズムと独特なテンポ。

それがドドンパらしい。

日本発のドドンパ、ちょっと南米っぽい。

ウッ!なんてみんなで駆け回っていた当時が懐かしく甦る。

そういえば、あの同級生だった子も、

いまはおばあちゃんになってしまったのだろう。

いや、そもそもこの世にいるのか?

そこが分からない。

 

「夕陽が泣いている」(ザ・スパイダース)

「いつまでもいつまでも」(ザ・サベージ)

「バラが咲いた」(マイク眞木)

 

グループサウンズとかフォークとか、

日本の音楽がどんどん新しく入れ替わる時期だった。

私も、舟木一夫ファンをやめ、新しい音楽に便乗。

中学に入ってからはギターとかドラムを始めましたね。

卒業間際に、中学校で、いまでいうライブを許可してくれたので、

私は友人と3人でフォークグループを結成。

ザ・リガニーズの「海は恋してる」を熱唱しました。

 

60年代の後半は、ヒット曲がものすごく多くて、

ここを歌いきるのに相当時間かかりました。

息もゼイゼイしたのでありました。

ちなみに、この頃のヒット曲を羅列すると下記の通り。

「ブルー・シャトウ」(ジャッキー吉川とブルー・コメッツ)
「虹色の湖」(中村晃子)
「この広い野原いっぱい」(森山良子)
「バラ色の雲」(ザ・ヴィレッジ・シンガーズ)
「恋」(布施明)
「君に会いたい」(ザ・ジャガーズ)
「帰ってきたヨッパライ」(ザ・フォーク・クルセダーズ)
「恋のハレルヤ」(黛ジュン)
「世界は二人のために」(佐良直美)
「好きさ好きさ好きさ」(ザ・カーナビーツ)
「モナリザの微笑」(ザ・タイガース)
「花と小父さん」(伊東きよ子)
「いとしのマックス」(荒木一郎)

あと、加山雄三とか石原裕次郎とか

もうキリがないんです。

 

ヒット曲は、続く70年代もとても多い。

中島みゆきとかユーミンも出てきます。

アリスも井上陽水もデビューしました。

百恵ちゃんもキャンディーズも全盛でした。

とこうして思い入れのある歌を連続してガンガン唄うのです。

その一曲ごとに想い出が甦るので、いちいち感動してしまう。

よってすげぇ楽しくて、心身が極端に疲れます。

途中、コンビニのおにぎりに食らいついて、

ジュースをごくごく飲んで、

炭水化物と糖分を補給。

もう、こうなるとスポーツです。

 

ノンストップで歌って、

せいぜい30年しかいかない。

よって、1990年代は歌えない。

フリータイム終了は夜の8時なので、

新記録樹立ならず、80年代で終了とあいなりました。

 

過去に、では新しい順から歌おうと歌い始めましたが、

新しい歌がぜんぜん分からない。

GLAYの「グロリアス」が一番新しかった 笑

これ、1990年代か。

ミスチルも、安室ちゃんも90年代までしか分からない。

よって、私のなかでは最新の歌は、2000年を超えていない。

我ながら、古いいきものであることを再認識する。

 

が、なぜか締めはいつもサザンの「ホテルパシフィック」か

柳ジョージの「青い瞳のステラ」となる。

この2曲は、神奈川県人会推薦。

ウソです。

両曲とも、なぜか2000年代にリリースされているが、

私も知っている。

それだけ名曲なのであると勝手に思っている。

 

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4時間で我が人生を振り返る。

悪くない。

駆け足の30年だったし。