神奈川を一望する―湘南平

だだっ広くて見晴らしのいいところ、ないかな?

閉じこもっていてもいい加減、ストレスが溜まるし。

で、ここがアタマに浮かんだ。

湘南平は、標高約180メートルの高台。

360度のパノラマ。

富士山、丹沢、相模湾と、海も山も一望できる。

「夜景100選」に選ばれているので、夜は絶景だ。

テレビ塔展望台と高麗山公園レストハウス展望台と、

2つの大展望台がある。

春には桜の名所にもなっている。

大磯の海上を飛んでいるヘリコプターが、

展望台から見下ろせるなんて面白い。

木々の間から海がみえる。

普段はあまりないシチュエーションなので、新鮮。

山頂のタワーは、東京タワーからの電波を受けて、

神奈川の山沿いの家々に電波を届ける中継点。

ぐるりと見渡すと、

南はブルーな海がだだっーと広がり、江ノ島がポツンと浮かんでいる。

横浜のランドマークタワーがにょきっと見える。

振り返ると、大山・丹沢山塊に不気味な雲の塊。

富士・箱根方面は霞んでいるなぁ。

伊豆半島は海に張り付いているようだ。

(縁結びの鍵)

 

 

煙となんとかは高いところにのぼる…

とかなんとか陰口が聞こえてきそうだが、

高いところ、好きだなぁ。

そういえばムカシ、占い師にこう言われたことがある。

「あなたの前世は、モンゴルの或る部族の首長で、

いつも高地の平原を馬で駆け巡っていた…」

ホントかよ?

(梅が咲いていました)

 

牧場へGO!

 

いい加減、視界の狭い室内にずっといるのはよくない、

ということで、人気のない牧場をめざしました。

 

暑い。

けれどちょっと涼しい風がほどよく吹いて、

全身を通り過ぎる。

久々に味わう心地よさでした。

陽はジリジリとくる。

この焼ける感じが夏なんだと実感。

 

視界が広いってホントにうれしい。

気が休まります。

 

よくよく足元をのぞくと、

草の上をいろんな虫が歩いています。

 

「君たちは自由そうだね」

「いや、そんことはないんだ。だって

いつ鳥に食われちゃうか分からないからね」

「そういうもんか。みんな大変だなぁ。」

と勝手に無言の会話を交わしてから、

無造作に草を踏んづけて売店へ。

 

 

ハムとかチーズとかいろいろな乳製品を売っている。

ここで牧場特製のアイスクリームを買う。

結構おいしい。

けれど甘ーい、甘過ぎだろ。

 

ペロペロとやりながらほっつき歩いていると、

汗が止めどなく流れる。

いい感じ。その調子だ。

いつもの夏が帰ってきた。

 

 

ヒツジがメヘェェーってなくんだけど、

こっちの勘違いなのか、

テレビで観たもの真似芸人のそれと、

ほぼ変わらないんだよね。

 

このヒツジかタレントのようにみえるねぇ。

牛もヤギもみな人慣れしている。

全然違和感なし。

そういえば微笑んでないているようにみえる

ヒツジがいたなぁ。

気のせいであればいいのだが 汗

 

 

遠方の山々に目を移す。

神奈川県とはいえ、なかなかいい山並みじゃないかと

感心する。

木々から蝉のミンミンという大合唱。

割と都会面しているけれど、神奈川県は

箱根・丹沢などの山々を抱えている、

山岳県でもある。

 

この牧場をずっと北上すれば、高尾山、

さらに行けば東京の多摩の山奥に出られる。

そこまで行くと、檜原村だとか、御岳山とか、

いやぁ、アウトドアに最適なところがいっぱいある。

 

そこから至近の山梨県境まで足を伸ばせば、

いま話題の小菅村とか大菩薩峠もあるし。

 

―考えてみれば、人間も自然の一部なのだ。―

この名コピーが、心身にが沁みましたね。