寒くて風邪気味ですが、外の空気は澄んで爽快です。
例年と違うのは、景色に邪魔が入ること。
夏に飛蚊症を発症しまして、晴れた日に顕著に出現します。
青空に蚊が飛んでいる…イラッとします。
加齢による眼球の異常らしいのですが、
検査の結果、緊急性はないとのことでほっとしました。
年をとると、ふっとした景色に感動できます。
それが近所の何気ない日常だろうと、
街の雑踏であれ、イルミネーションであれ。
さて、なんでだろうと考えるのですが、
その答えはいまだみつからず、
ただなんていうか、そうすることで
いいなぁって思う訳です。
愛おしいといっても過言ではない。
こうして歩いている、独りで動いている。
家に帰ればなんか食える。
そして屋根のある寝床で寝ることもできる。
健康そして基本的文化生活って尊いです。
それすら叶わないひとたちが、世界中にごまんといる。
自ら病気をし、友人知人の死や闘病を聞く度、
いまこうしていることの不思議に、
やはり人生の垣根はできるだけ下げたほうが良い、
というのが私の辿り着いた、理想の価値観です。
いつもその基本を忘れて、つい欲を出しています。
何かを差別しています。
知らぬ間に差別することって、思えば割と怖いことです。
きれいごとをいくら述べたところで、
同じ過ちを幾度となく繰り返しています。
こう考えると、人って本来性善なのか性悪なのか、
よく分からない。
聖書もお経もコーランも、
良いことが書いてあるハズなのですがね。
やはり人ってその通りに生きられない。
この広い宇宙には
ブラックホールとホワイトホールがあるそうです。
またある説によると、この世界は必ずふたつあって、
それが対になっている。
パラレルワールドもそんな考え方が元になっているらしい。
太陽と暗黒。
白と黒、右と左。男と女。
そして善と悪。
どうもこの世の成り立ちが、
私たちの歴史にも関係があるのかも知れない。
そう思うと平静を保てます。