花見へGO!

 

時流に合わないことですが、
花見に行ってきました。

神奈川県厚木市の飯山温泉郷です。

ここは例年さくら祭りをやっていますが、
去年・今年と中止。

人もまばらです。

シートを敷いて花見をしているのは、
女子大生らしき4人組が2組ほどでした。
あとは家族連れ、カップルなどが、
パラパラっといるだけ。

しっかり座り込んでいるのは、
オヤジでもなく、
若いにーちゃんでもなく、
この女子大生たちだけなのでした。

思うに、彼女たちは、
コロナなんてぜんぜん怖くない。
いや、そんなことはないのかも知れない。
が、このご時世にうんざりしている。
で、憂さを晴らしに座り込んでみた。
こんな感じでしょうか。

皆とても楽しそうでしたよ。

 

 

頭上では、これ見よがしに、
ソメイヨシノが咲き誇っている。
いや咲き乱れている。

が、誰もみていない。

なぜか、
たとえようのない残念さを感じる。

あえてたとえるなら。

色気を持て余した人妻…

または、人里はなれた一軒家で
地味に暮らしている老人が
実は一億円持っていて、
その札束が使われないまま
押し入れで朽ちている…

こんなたとえでどうでしょう?

よけいに話が遠くなったようです。

 

 

桜庭はとても静かで、
春のおだやかな日射しが降り注ぐ。

思えば、この時期はいつも
人出で賑わっていたのになぁと、
すでに昔を懐かしむような気になる。

それにしても、
コロナ、恐るべし。

が、人ごみが苦手な僕としては、
このような桜の名所で初めて、
のびのびと花見ができた訳なのです。

 

 

 

 

海がみたくなった。突然…

ときおり、いや突然かな、
イチゴのショートケーキを無性に
食いたくなったりするときがある。
アイスクリームも同様。
あの衝動って何なんでしょう。

海がみたくなった…というのも、
同じく定期的に起こる衝動です。
間隔としては、3ヶ月に一度くらいか。

上記ふたつの衝動には何の共通点もないし、
脈絡も不明なのだが、
ショートケーキを食すととても幸せな気持ちになる。
海をみた帰り道も、満足感でいっぱいになる。

あえて分析するならば、人類にとって糖分は、
生きる上で欠かせない原動力であるし、
海は人類の記憶が眠っているふるさとである。

これはとても嘘くさい分析ではあるが。

鎌倉・藤沢あたりの湘南は人が多そうなので、
「湘南」と呼ばれる発祥の地である大磯へ
でかける。

 

大磯は市ではなく町。
よって人口もそれほど多くないし、
町全体がのんびりしている。
国道1号線沿いに商店が並んではいるが、
繁華街というにはほど遠い。

大磯港、大磯プリンスホテルがある他、
見どころは、大磯城山公園、旧吉田茂邸、
高麗山、六所神社、旧島崎藤村邸。

一見地味であるし、他の湘南地域に較べると
若さも活気もない。
けれど、とても落ち着けるいいところだ。

大磯には「隠れ処」という言葉がふさわしい。

難をいえば、海沿いを走る西湘バイパスの騒音。
音は結構遠くまで轟く。
この道路を突っ走る飛ばし屋のバイクや高性能カーは、
どうも常連が多いように思う。
対策として、小田原厚木道路に異常に多い覆面パトカーを、
もっとこちらの道路に移動させてみてはどうか。

で目的である「海がみたくなった」なのだが、
今回は遠目にしかみることができなかった。
大磯城山公園、旧吉田茂邸と巡る途中、
陽光で海が光っているのがみえてワクワクしたが、
如何せん木々が多くて景色に広がりがない。

そこで大磯プリンスホテルへ寄ってみたが、
あいにくコロナのためホテルは閉まっていた。

ここのホテルの庭からの景色は絶景なのだ。
水平線だけでなく、遠くは伊豆半島まで見渡せる。
残念。
ここのおいしいコーヒーも飲めなかったし。

帰りはセブンに寄って100円コーヒーをいただく。
がしかし、己の気分を分析したところ、
かなりの充足感で満たされている。

ショートケーキに例えると、
専門店ではなくスーパーで買った
ショートケーキを食ったというところか。

いずれにせよ、思い立ったら吉日なのである。
仕事もコロナも関係ないのである。

 

風の時代その2

 

不要不急の外出は避けています。

それが、現在の社会を構成するひとりとしての、

最低限のマナーでもあります。

しかし、先日のことなのですが、

私は特急で有用な要件ができ、

あちこちに写真を撮りにでかけました。

 

 

これがなぜ不要不急でないのか?

家でジッとしていたら、

ちょっとイライラがMAXになったからであります。

 

 

「風の時代」の到来と前回のこのブログで、

己で勝手に書き、なおかつ

自らフラフラと出かけてしまうのでありました。

 

 

イライラを解決するポイントは、

自らの欲する方向へ場所へ赴くことを

決して拒絶しないことでした。

結果、高い山間部とか景色のよいところ、

夕陽の眺められる箇所をめざしておりました。

 

 

 

撮影ポイントにおいて、

夕方にはさっさと0度くらいの低温になっていました。

そこに、北からの風が吹き付ける訳です。

すげぇ寒い。

 

まさに風の時代の到来を、

身をもって感じた次第です。

 

 

 

陰翳礼讃

 

 

 

今年は妙な年でした。

「時代なんかパッと変わる。」

そんな一年でした。

来年はどんな年になるのでしょう。

別に期待もしていませんが、それほど憂鬱でもない。

自らすすんで、ものごとの陰のようなものに

あえて光をあててみる。

そんなことを考えています。

陰に咲く花って割と美しいものが多い。

そうしたものごとが脚光を浴びる一年になるかもしれません。

これもひとつの視点ですが…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

箱根はどこも混んでいた

 

10月に仕事でいったんキャンセルした箱根。
再度予約をとってやっと行くことができた。

ギリギリの予約だったので、
当初希望したホテルは確保できなかったが、
まあそこそこのところだったので、結果良しということに。

しかし「コロナでなるべく部屋の布団敷きは避けている」
とかなんとかフロントで言われ、
では自分で敷きますと回答したら待ってましたと、
富士の水のペットボトルを2本くれた。

なんだかペットボトル2本で布団敷きに雇われたみたいで、
すっきりとしなかった。

やはり安ホテル。
たいした宿ではなかったということにしよう。

温泉宿へ行くと、みな夕飯前にひとっ風呂浴びて、
浴衣に着替えてメシという流れになっているようだが、
あれ、私はどうもだめで普通の格好でメシ食って、
寝る前に風呂に入るという流れは変わらない訳。

最上階の風呂には案の定、誰もいない。
素っ裸でひとりで泳ぐ…ほどはない広さだけど、
大の字で湯船にくつろぐ。屋上の露天風呂を試す。
箱根の夜は寒いのでいい湯加減。
で、サウナも試す。
一応はなんでも試す。

おおぅ、なんだこの真夏のエジプトのような暑さは!

これだけ温めれば、気温がぐっと下がるらしい翌日も大丈夫だと
安心するも、この夜は身体が冷めず、
ひどく浅い眠りとなってしまった。

作戦の失敗である。
いま思えば軽い熱中症だったんじゃないか 汗

そういえばGotoキャンペーンだったからか、
平日にもかかわらず部屋は満室だったし、
行き帰りの湯本~塔ノ沢間の道も大渋滞だったし、
まちのお土産屋はどこも混雑、
美術館も芦ノ湖も人でいっぱいだったなぁ。

先日、久しぶりに山の手線に乗ったときも、
相変わらずかなりの混雑ぶりだったし、
小腹が減って入った大崎のサイゼリアも、
入り口に待っている人が並んでいたし。

よく分からないね。

で箱根。

仙石原へは夕方に行ったが、
雨も少し降り始めたにもかかわらず、
ここも人がゾロゾロといました。

コロナ第二波第三波とかいわれているけれど、
どうもテレビやネットなどから伝わることと、
現実の乖離が激しいように思う。

みな油断しすぎか。
医療崩壊の危機とも昨日のテレビで言っていたし。

まわりではコロナがいないので、
どうも実感がわかないでいる。

わたしのなかで都市伝説化しつつあるコロナ。

しかし身近な感染者が増え、さらに致死率が上がるとか、
邪悪に変化されるとかなり困るなぁ。

 

 

 

・箱根の夜空は暗い

 

・今回の主目的はポーラ美術館

 

 

・印象派他名作がズラリ!

 

・美術館裏の遊歩道を歩く。すげぇ寒い!

 

  

 

・小雨の仙石原のススキは光っていないね

 

 

コロナで取材をドタキャンされる

 

コロナの身近な影響がはじめて出た。

品川の某ビルでコロナが出たということで、

直前になって取材が中止となった。

取材先の社員も複数人かかっているとのこと。

 

「その方たちは感染したのですか?

それとも単なる陽性者ですか?」

「いや、とにかくコロナが出てしまいまして…」

「…」

 

いつもメディアではいろいろと報道されてはいたが、

身近では初の出来事なので、ちょっと驚いた。

 

「ホントにいるんですね?」

「いやそうですね、ホントですね」

まるで幽霊扱い。

 

取材は、最短でも2週間後と言われた。

「いやいや、Zoomでやりましょう」

と提案したのだが、

先方はどうしても対面でのインタビューを希望している。

 

出版物は、〆切がある。

向こうも焦っている。

こっちも気が気ではない。

 

再度、オンラインでの取材を申し出るも、

「ウチの仕事は対面が基本スタイルなので、

みんなアナログが好きなんですよ。

いや、困りましたね?」

 

困ってるのはこっちだよ 怒

いまさら下りる訳にもいかないし、

向こうは譲らないし。

まあこういう場合は、

先方に決断を委ねるしかないのだがね。

 

にしてもメンドーな事態になった。

いまは特別扱いのコロナであるし、

いまひとつ正体がハッキリしない。

よって世界中を掻きまわしている。

 

私的には、

━幽霊の正体見たり枯れ尾花━

と思っているのだけれど、

世間はそうはいかないらしい。

 

ホント、メンドーなんである。

 

たき火とバーベキューは似て非なるもの


アウトドア、人気がありますね。

都会の方々がどんどん河原に集結しております。

コロナうんざりということで、いなかへ。

が、みんな考えることは一緒で、

郊外に集結してしまいました。

 

残念!

 

私は、いなか暮らしなので、

平日の夕方にちょいちょいこのあたりで、

たき火をします。

 

ほぼ誰もいない。

ここの近所の方が散歩しているくらいです。

水の流れる音が遠くからでも聞こえる静けさ。

西の山が燃えるような夕陽に染まると、

手元はもう暗くなっていて、

たき火の炎が赤々と揺らいで、

ふっと心身の力が抜けるのが分かります。

 

バーベキューとたき火って、

まあ似て非なるものだと思います。

最近になって分かったことですが。

 

 

彼岸とコロナ

 

彼岸に、

今年逝ってしまった友人ふたりのご家族へ、

線香を送る。

 

そんなことしかできない。

 

この時期は、どこも自粛となってしまい、

歯がゆいことが重なる。

つのる思いを話すこともできない。

電話じゃダメだ。

このコロナ騒ぎが沈静化したら、

先方に赴いて直接話すつもり。

 

お盆から日にちもそう経ってないが、

先週私たち夫婦は再び菩提寺へ。

 

まだ暑かったが、

陽も傾くと秋の気配が色濃い。

汗をかきながら冷えるという、

なんとも嫌な気候だ。

 

道路はどこもひどい渋滞。

外はマスクが欠かせないし、

その度ごとにアルコールタオルとかスプレーとか、

結構メンドーなことが多い。

私たち夫婦はたいして気にしていないのだが、

もはやこの風景は世界基準の様相なので、

まあマナーとしてのマスク&アルコール習慣。

 

菩提寺のお地蔵さんたちも皆マスク着用。

道元禅師はコロナを超越している方なので、

ニコニコと石投げに乗じていた。

同じく閻魔大王もノーマスク。

根拠はないが、閻魔様はコロナにかからない。

口元が怖い。

 

 

 

帰りに海老名のららぽーとで夕飯と思ったが、

とても混んでいる。

とても密集している。

しかしみんなマスクはしている。

食べるときは気にしていない様子。

そんな館内の絵面が、

いまの皆の心の内をよく表している。

 

それがコロナの正体のような気がする。

 

 

夜の饒舌

 

常識や日常

いや信仰さえも崩れ落ち

世界は誰もが終末を口にし

神さえ疑わしい日から

幾年 幾月が過ぎた

 

月ってきれいだなと

ある日ベッドを窓辺に移し

文庫本ひとつを手に

和室の灯りを消し

すだれ越しに夜空を見あげれば

平安の時代から変わらないであろう

月あかりはやはり穏やかで

雲の流れる様が

ロマンチックなスクリーンのように

真夜中の空は饒舌だった

 

思わず本を置いて

見とれていると

どこからともなく

静かに 静かに

草の音 虫の音

 

なんと

平和な音じゃないか

平安の夜である

 

指揮者が不在でも

月夜の晩に必ずひらかれる

夜会

 

いまだ混沌の世の中で

誰もが疲れているけれど

このひととき

この瞬間

 

やはり神に祈ろうかと

 

 

 

 

長い舌

 

なにが面白いのか

みんなケラケラと笑っている

人だかりの向こうでひとりの男が樽の上に乗り

口から火を吹き

目を見開いているのがみえた

赤い奇妙な衣装を身につけたその男が

今度は槍をみんなに向けて突くマネをする

笑った顔から突き出た長い舌は真っ白で

白目に血管が浮き出ているのが遠目にも分かる

そんな大道芸が

最近町のあちこちに現れては人目を惹いては

人だかりができるのだ

僕はあの火を吹いた男を以前見たことがあるが

それが何処だったか

とんと思い出せない

なぜだか嫌な予感がして

背筋に悪寒が走った

部屋に戻ってテレビをつけると

見慣れない男と女が裸で絡み合っている

男が横になった女に呟いた

「愛しているよ…」

直後に男がカメラに振り返り

ペロっと長い舌を出した

その薄汚れた灰色の舌には

冗談というシールが貼られていた

僕はなんだか息苦しくなり

窓を全開にすると

いままでかいだこともない異臭が鼻をつく

遠くで何かが炸裂する音がしている

窓下の通りを数人の男達が走りながら

「やっちまえ、やっちまえ!」と絶叫していた

胸騒ぎが起きて

洗面所に走って行って顔を洗うと

赤く濁った

いままで見たこともない液体がとめどなく流れ

僕はその場で卒倒してしまった

どのくらい経っただろうか?

うなるような轟音の音で目が醒めると

外はどんよりと暗くなっている

窓に近寄り空を見上げると

見知らぬ飛行物体が上空を埋め尽くしている

咄嗟に逃げようと駆け出すと

今度は足元から地鳴りがして

部屋全体がガタガタと揺れ

僕は立っていられなくなり

そのまま窓の枠にしがみつく

窓下を

あの大道芸に集まっていた人達が

悲鳴をあげて逃げ惑っている

僕はあの大道芸の男の顔を

やっと思い出したのだが…