丹沢の尻尾を歩く

病も癒えてきて、体力もだいぶ戻った。

朝、窓を開けると晴天だ。

週末だし、溜まっている仕事を放りだして、

奥さんと再び山歩きを再開することにした。

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丹沢は奥が深い。

が、今回は足慣らしで、その尻尾と呼ばれる

低山をめざす。

その昔、山伏が修業で歩いたという途を

ひたすら登る。

山体が龍に似ていることから、

この辺りは龍伝説も残っている。

前回歩いたときは野猿に出会ったが、

今回は一匹も見かけず。

木漏れ日が心地よい。

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どんぐりがいたるところで

転がっている。

山頂の展望台から、

遠く都心のビル群と、

横浜のランドマークタワー辺りが、

見渡せる。

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東京大空襲のとき、

米軍のB29爆撃機は、

相模湾から低空飛行で姿を隠し、

この山を越え、

一気に東京をめざしたという。

まあ、曰く付きの山ではある。

帰りは、神奈川の名湯と呼ばれる

湯に入って汗を流す。

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お陰で夕飯がうまい。

ぐっすりと眠りました。

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秋散見

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北海道の仕事仲間と、気候の話になった。

曰く、向こうはもう紅葉も終わり、

朝は氷が張っているところもあるとか。

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「そっちの気候も、なかなか厳しいね?」

「いや、慣れているから…

それよりそっちのゴチャゴチャした

都会のなんていうか、

そういうのが私、駄目なんだよね」

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そう思います。

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後日、同じく東京の仕事仲間と話していたら、

「いい加減、こっちへ戻ってこいよ」

「いや、遠慮するよ。

そっちのゴチャゴチャした

都会のなんていうか、

そういうのが私、駄目なんだよね」

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愛車とのわかれ話

約7年、私のアシとなって走り続けてくれたVWボーラが、

先日不調をきたし、泣く泣く手放すこととなった。

この手の欧州車に多いのは、

私の経験からして、ちょっこっと壊れ始めたら、

恐いことに、結果がかなりの重症なこと。

で、今回の不調というのは、

このクルマにとっては、やはり致命傷だった。

まずスピードメーターが突然動かなくなり、

うん?とは思っていたが、

次にワインディングを走ると、

ガス欠でもないのに、突然警告音が鳴るようになった。

スピードメーターの故障だったら、

そこのみ直せば良いことなのだが、

コンピュータ診断で、まずその疑いは晴れた。

ということは、

そこに繋がる大元のセンサーの異常が考えられる。

で、そのセンサーがどこにあるかというと、

エンジンルームの前部をすべてばらし、

ミッションまで辿り着かなくてはならないので、

そこでかなりの時間と費用が発生する。

が、万が一そこで辿り着いても、

センサーが壊れているのかどうかが、

不明なこともあるそうなのだ。

これがひとつ。

次に、カーブ時の警告音だが、

この警告音は、ガス欠を知らせるアラームで、

私の場合は、

ガソリンがかなり入っているにも係わらず鳴るので、

まず燃料ポンプを交換して試したが、

結果は芳しくない。

あとはガソリンタンクの交換になる訳だが、

このタンク代が、工賃抜きで9万円とのこと。

しかし、次に新たな疑いが浮上した。

スピードメーターの異常とガソリンタンクの警告音の鳴る症状が

同時期に起きたということは、

やはり、メーター機器そのものに異常が発生したのではないか、

という疑いである。

が、これはコンピュータ診断でもみつからないので、

人的判断だが、

さあ、どこから手をつけたら良いかが分からない。

が、その筋の専門家に言わせると、

メーター機器主犯説に賭けてみてはどうかと。

理由は、同時多発で起きた症状が、

どうしてもメーター機器に起因しているとのこと。

しかし、メーター機器そのものの交換は、

かなり面倒である。

他社のことはよく知らないが、

VWの場合、現在は、メーターの不正改ざんを防ぐため、

ドイツ本国ですべて統一管理されていて、

日本においても、メーターの交換は

VWの正規ディーラーのみで許されており、

他の業者が手を付けると不正行為とみなされるらしい。

ちなみにその際の費用が、30万円は下らないとのこと。

しかし、この修理でさえ、我が愛車が蘇ってくれる、
 
という保証はない。

こうなると、迷路である。

例えば、これらをつぶさに追求すると、

軽く100万円近くの金が吹っ飛ぶので、

私も徐々に後づさりを始めた。

さて、オトコにとって、

クルマの扱いは女性のそれに似ていると、

ムカシからよく言われる。

クルマの好みも、同様と言う。

私は派手でも地味でもない普通のクルマが好みだか、

やはり他とひと味違うものを、よく乗り継いできた。

ということは、そういう女性が好みなのか?

で、一端乗り始めると付き合いは長い。

うん…そういうことなのか?

同じ視点で考えると、

同性でも、しょっちゅうクルマを変える輩を、

私はあまり信用しない。

理由は判然としないが、

きっと深層心理だろう。

今回の愛車の件は、

ある意味、わかれ話に似ている。

こっちとしては、未練タラタラである。

これはフラれたと解釈すべきか、

はたまた相手の不幸と考えるべきか?

そこが、

クルマ=女性という都市伝説のようなものになぞらえると、

思案のしどころではあるのだが…

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束の間の季節

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確か、

去年の秋は、ほぼなかったように記憶している。

その前の年もそうだった。

秋から、突然冬へ。

そして冬から、ストンと夏へと…

最近、

春とか秋って、

なんだか短いか無いに等しい。

変だな…

異常気象ってやつかな?

暑いか、寒いか。

季節は両極端に振れている。

だから、

暑くも寒くもないこのわずかな時間が、

とても嬉しい。

最近はとみに、

曖昧な季節が貴重に思えてきた。

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野辺の花。

収穫のとき。

とても大変な時代だけれど、

美しい季節のなかで、

生きているっていう実感を、

なんとか掴まなければ…

そうして、カメラを手に、

somethingを探しに、

つい出かけてしまう。

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せめて、

心に安堵を、とね。

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宇宙のシンフォニー

はぐれ雲

はぐれ雲 

何処へ行く

連れて行け 

遠い国

ついて行こうか

安らかな土地

静寂の笑み

終の日の為に

きうり1

きうり2

やっとだね

弦が巻いた

ぐんぐん伸びた

キュウリとトマト スズメウリ 

高く

そして大きく葉を広げ 

梅雨の雨粒コロリ

小虫が踊ってる

オーニング

濃い影を落とす

晴れ間の装い

風涼やか

オーニングはためいて

気温30度

文庫本にアイスティー

ここが南のリゾートと

想い給へ

小径

小径の向こうから

お年寄りの夫婦が手をつないで

こんにちは!

こんにちは!

走る人

カメラを担ぐ人

そして

木漏れ日から

あなたが駆けてくれば

いいのに…

スタンド

ラークにヴィッテル

寝床の月

スタンドを消して

ラジオをoffにすると

夜のしじまって

話している

奏でている

ああ

宇宙のシンフォニーだね

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ステキな金縛り

つい数日前だが、いわゆる金縛りを経験した。

もちろん初体験。

それは寝付いて直後だったと思う。

最近は気温差が激しいので、その夜はまず

布団のセレクトを間違えていた。

なにしろ暑かったにもかかわらず、

分厚い布団にくるまっていた。

と、ふと目が醒めた。

いや、息苦しくて起きたのかな?

で、金縛りにあったことのある学生時代の友人の話どおり、

覚醒しているのに、カラダが全く動かせない。

でですね、でですね、

枕元に誰かが座っていて、

こっちをじっと見ている気配がするんですね。

…誰かいる…

が、首が動かせない訳です。

これは怖いというより、

私の場合は「出たな!」っていう感じ。

で、とっさに般若心経をとなえていました。

金縛りは、科学的に解明されているようですが、

アレは経験しないとわかり得ない不思議さがあります。

実感として、あの場合、科学でどうのこうのと言われても、

いや違うとなります。

何かこう、日常とは違う空気と緊迫。

それは、いくら科学的に解明されたとしても、

私は異なる次元からの訪問者が来たような…

だから、お経をとなえました。

全然、ステキでもなんでもない初体験な訳ですが、

無理矢理にですね、

ステキという形容詞を使ってしまいました。

いやらしいですね、私。

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オールド・ファッションド・ラブ・ソング

古いラブソングが

ちょうどラジオから

流れているね

これって

永遠の愛を誓い合った

恋人たちのメロディーが

いっぱい詰まっているんだ

そのゆっくり流れるメロディーを聴くと

以前どこかで耳にしたなって

君も思い出すだろ

しかし

彼らに戻ってと言う必要なんてないさ

なぜなら

彼らは永遠に離れたりしないから…

古い古いラブソングさ

これってひょっとしたら

僕たち二人のために書かれた歌?

古い古いラブソングさ

3人のハーモニーだね

二人がよく分かる

優しさとフィーリング

愛し合うときには

ライトを落として

聴こうよ

毎晩

僕らが夢に陥るときに

聴こうよ

そのゆっくり流れるメロディーを聴くと

以前どこかで耳にしたなって

君も思い出すだろ

しかし

彼らに戻ってと言う必要なんてないさ

なぜなら

彼らは永遠に離れたりしないから…

古い古いラブソングさ

これってひょっとしたら

僕たち二人のために書かれた歌?


高校時代にヒットした忘れがたい曲。
スリー・ドッグ・ナイトのハーモニーが、
当時とても新鮮でした。
レコードジャケットも、Good!
その頃付き合っていた彼女は、
後に2児の母となったそうな…
 

杜の小径

以前から気になっていた、

温泉近くの蕎麦屋へ入ってみる。

最近の私の定番は、鴨蕎麦。

こればかり食っている。

今日の蕎麦はコシがあって太め。

鴨肉は柔らかくて美味い。

蕎麦つゆもまあまあで、気分は上々。

陽光うららか、気温25度。

店を出て、

5月の風に吹かれながらクルマを走らせると、

突然ハイキングへ行きたくなった。

予定では、帰宅してゴーヤとかキュウリの

綠のカーテンをつくるハズだったが、

今日は土曜だし、明日でいいかということで、

急遽登ることに…

世間は一応休日だというのに、森林公園は人もまばら。

皆、こういう日は、箱根や高尾山あたりに

行ってしまうのだろう。

ここ神奈川県の七沢温泉あたりは、

休日ともなると品川や横浜ナンバーも多いが、

観光地としてはいまひとつ吸引力に欠ける。

原因はいろいろあるようだが、

まあ、知名度でしょ。

あと、都心から近すぎて面白くないというのも一因。

が、丹沢山塊って、実は奥が深いから面白いんだけどね。

まあ、空いているのは私的には嬉しいのだれど…

七沢の湯は、あまり知られていないが、

日本の温泉100選にも選ばれている。

湯はとろっとしていて、石鹸やシャンプーをつけると、

いくら濯いでも落ちていないように感じるが、

これも湯の性質による。

木漏れ日が美しい季節です。

オススメなんですけれどね!

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薫風

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わずかな期間ながら、

気持ちの良い季節となりました。

こうなると仕事もそこそこに、

クルマで走り回り、

あちこちを歩きます。

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田植えの時期ですね。

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東京時代は空を見上げることもありませんでした。

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我がふるさと横浜も、

綠が激減しています。

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いまはいなか暮らしなので、

まだこうした景色に出会うことができます。

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できれば、もっといなかへ引っ込みたいのですが…

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やはり愛 なんだろうなって…

本当はね 人の強さ 弱さについて

布団の中で

しばらく考えていたんだ

きっと外は白じんでいるだろう

そんな時間

いまこの世界は

強者の論理で動いていて

一応 やさしさの演出として

介護だったり

車椅子でも通れるバリアフリーとか

セイフティネットの充実とか

孤独死を防ごうとかね

でもね

一人ひとりにその気がないのなら

みんなの眼は冷たいよ

別に

段差なんかあったっていいんだ

バリアフリーにしなきゃならないのは

私なのであり

あなたであり

そこの君であり

そういうのを社会っていうだろう

そんなことを考えていたら

すっかり陽が差してきたようで

悲しいな

どうしたらいいのだろうって

ウロウロしていると

久しぶりにこの歌に出会ったんだ

こんな感じさ

この世界がお花畑でね

そこにあなたの笑顔が輝き

そうしたら

それは金色のヒマワリのようだ

私はどこにいても

あなたのことを想っている

月あかりの下

私はあなたを訪ねる

たとえ暗闇のときでも

あなたは明るく輝いて

あなたは青い眼を持つひまわり

私はあなたのために

すべてを捧げる

それを歌にして

私は歌おう

あなたが私にもたらす喜び

わたしたちがめざすもの

それは

この世界にもっと花畑を広げること

精一杯

世界中を花で満たすことなんだ

いずれにせよ

やはり愛

なんだろうなって…

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