先日、遅ればせながら「アバター」を観てきましたが、
感想は、なんというか、うーんと言わざるを得ないです。
映像なんか、とても頑張ってくれたんですが、
ストーリーがイマイチ納得いかないな。
というか、古典的で、ベタ過ぎ。
良くも悪くもハリウッド・ストーリーは、
テンプレートの使い回しで、この映画も
あっと驚く展開には程遠い。
がしかし、どんなにベタでも、やはりラストの
主人公とアバターの○○のシーンは、
こちらも織り込み済みなんですが、
ちょとカンドーしました(涙)
これ、映画のいいとこなんです。
で、全編、不思議な花や植物やとんでもない生き物の
オンパレードは、こっちも観ていてワクワクもの。
しかし、神聖なところや、
神のような存在のいる不思議な森の設定は、
うーん何かに似ているなと直感しました。
そう、ストーリー的にも、宮崎駿の「もののけ姫」と
被っているところが随所に見られましたが、
ジェームス・キャメロン監督は、
それを知ってか知らずか、
ビジュアル的にも似すぎている。
これは駄目だよー。
しかし、なんてったって、こちらは3D映画だ。
とんでもないメガネを、300円も払って
借りてるんだ!
飛び出す絵本ならぬ、立体映像なので、
違うんだなーと自らを無理に納得させる。
すげぇーって言えば勿論そうではある。
が、とにかく私は、
あのメガネにちょっと文句を言いたい。
あのメガネは、どの辺の人種を想定して
型どりしたのか知らないが、
あれ程、顔面に合わないものもめずらしい。
オレの鼻を潰す気か?
気が散って性がない。
途中、我にかえって回りを見渡したら
みんなのメガネ顔がウスラに見えて
そっちの方がイケテルと思った。
みんなの鼻がアバターに近づく。
そうだ!お前がアバターだ!なんてね。
で、この映画は、要するにどういう話かというと
非常に簡単ではありますが、
悪い土建屋と、のんびり暮らしている村人との戦いなんです。
これ以上語ると、ストーリーが透けて見えるので
言いませんが、文明と自然との対立物なのです。
で、注目のアバターというキャラについてなのですが、
私はいろいろ驚きましたね。
この方たち、実は人間の2倍くらいの背の高さなんですね。
知らなかった。でかい。
運動神経も半端なく、崖なんかずんずん駆け上がっちゃいます。
何を食ってんだろー?
我々人間としては、興味深々ですよね?
で、アバターはみんな痩せています。
太っているアバターは皆無です。
ウラヤマシイ!
何を食ってんだろー?
我々としては、興味深々ですよね?
で、最も特徴的なのは、あの顔。
鼻が平たく、目と目の感覚が離れ
目は、猫のような目をしています。
あれは、人相学的に言うと、
おおらかな性格の持ち主。
眉間があれだけ離れていれば
了見も広いというものです。
猫目は、勘の鋭さと感受性の鋭さをあらわし、
アバターとして、ふさわしい人相だと思います。
で、話しはズンズン逸れますが
映画館って、なんであんなに食い物や飲み物が
高いんだろ。
行く度に思います。
ポップコーンだってジュースだってボリ過ぎだろ?
あんな商売やってたら、そのうち誰も来なくなるぞ(怒)
値段だけじゃなく、メニューもイケテナイ。
お馴染みの洋物ばかりのメニューは、
きっとハイカラな映画館のイメージを崩したくないのは分かるが、
そろそろ、日本独自のうまいもんがあってもいいんじゃないか?
私個人の好みとしては、おにぎりやおでんが食べたいが、
なかには、焼き鳥や冷や酒を飲みながら映画、という方も
いらっしゃるのかも知れません。
はたまた、うどんや蕎麦を食いながら、なんていう方も?
ちょっと言い過ぎました。
しかし、いま映画館というのは
いや、映画そのものも含めて変わらなきゃいけないのかも知れません。
なんてったって、高いお金を払って行くのですから、
最高のコンテンツと空間、美味しいものがなくては、と思うのです。
いまや、各家庭で、好きなものをポリポリゴクゴクやりながら、
ハイビジョンやブルーレイ画質で、好みのコンテンツが観れるのです。
都合の良い時間に都合の良いものが鑑賞できる。
時間差さえ気にしなければ、レンタルで済ますこともできます。
敵はテレビであり、ゲームであり、ネット、アイフォンだったりと、
映画産業にとっては、難しい世の中となりました。
映画のライバルは増えるばかりなんですね。
すぐ観たい魅力あるコンテンツ、また行きたくなる映画館!
こういう、中身と器の同時発展形は、
どういう着地点が理想なのか、私には分かりません。
しかし、映画産業は、何か良い手を早急に
考えなくてはいけません。
風雲急を告げております!
映画ってホントに大変なんですね!
楽しさ盛りだくさんという様子が伝わってきました。是非…観たいと思います。
てんねんさま)
アバターも、余計なことを考えたり勘ぐったりしなければ、映像的にはかなり楽しめます。そういう意味ではオススメですかね?
しかし、ホントはしっとりしとた60年代のフランス映画あたりが観たい、これが本音であります。
コメント、ありがとうございました。