才能ってなに?

柄に似合わず絵が好きで、

一時期、美術館巡りをしたことがある。

ピカソやルノワールなどの巨匠と呼ばれる画家、

日本の著名な画家、

そして現代作家でまだ名の知らない画家も含め、

とにかくじっと観てしまう。

そうした時間は、とても幸せな気持ちになれる。

よく、自分にも絵の才能があったらな、と思うことがある。

が、学生時代から絵は特別下手だった。

働くようになってからも幾度か描いたが、

人にみせられたものではない。

音楽も同様。

吹奏楽部に所属していたとき、トランペットを吹いていた。

毎日マウスピースを持ち歩いて、時間が空くと吹く。

あまりやり過ぎると、唇から血が出た。

当時はニニ・ロッソとかハーブ・アルパートという

スターのトランペッターがいて、

いつかあのようになりたいと思っていた。

が、同じ部内の先輩の透き通るような高音を聴いて、

どうしてもその音が出せない私は、かなり落胆した。

その先輩に将来は何になりたいのかと訪ねたところ、

サラリーマンと聞いて、余計に驚いてしまった。

結果、トランペッターは無理と判断。

徐々にやる気をなくし、退部してしまった。

写真の道も、経済的な理由で辞めてしまった。

当時、カメラマンになるには、とにかく高い学費が必要だった。

お金のない私の家では、諦めるしかなかった。

が、最近この頃のことを思い出す度に、

ホントに無理な道だったのかと考えることがある。

何故そう思うのか、だが、

まず私は精一杯努力したのか、

とことんやってみたのか、ということ。

そこが自分への疑わしさなのだ。

これはうぬぼれとかそうした次元の話ではなく、

誰にでも当てはまる共通項のような気がしている。

才能ということばがあるが、そもそも才能とはなんだろうと、

最近よく思う。

都合よく考える私は、人の才能なんていうものは、

あったとしてもたいしたものではないなと…

みんな、環境や好み以外に、

スタートは大差ない。

これが真実のような気がするのだ。

人並み外れた天才は確かにいるが、

こうした方たちは神に選ばれた人なので、

ある使命を携えているのだろう。

なので、今回の話には無関係だ。

私はいま、コピーライターという職業に就いているが、

別段、特別ななにかをもっている訳でもない。

前職は編集という仕事をしていたが、

ただ頑張るしかない。そうした世界だ。

他は、好きかどうか、それ以外、なにもないのだ。

学生時代にこうした世界にあこがれ、

まず作文教室に通ったとき、

私の作文を読んだその教室の先生は、

まず私にこう言った。

「君はなぜこの教室へ来たのか知らんが、

マスコミ関係をめざしているのなら考え直しなさい。

止めたほうがいい」と。

当時、いろいろな本を何冊も出版していた、

この超有名糞野郎先生のひとことで、

私は止めるどころか、産まれて初めて真剣に勉強をした。

こいつの言うことにアタマにきたからである。

お前なんかに、俺の将来が分かってたまるかと…

結果的に、この超有名糞野郎先生は私の先生となってしまった。

現在も一応プロとして、細々とこの仕事を続けているが、

少なくとも、このとき、そのことば通りに諦めなくて良かったと、

心底思っている。

他人のいうことなんか糞食らえなのである。

やるときはやる。

これしかない。

やろうと志せば、できるような気がする。

いま、ここまで生きてきて、やっとそう思うようになった。

こうした話は、すべて結果論となる。

いまは時代も違う。

が、人はみな、最初は大差ないことだけは確かだ。

偉大なる勘違い。

自分を信じる。

負けない心。

地道にやる。

こうしたプロセスを経て、みな伸びてゆく。

きっと、才能なんていうものは、

人のうわっ面を適当に表現した、

都合の良い言い訳でしかないのだ。

僕がヒーローだったとき

オレンジの陽だまり

午後の公園

ぽかりと雲が浮かんで

ああ

ここは永遠だね

時間は止まった

僕は銃を置いて

温まった躰をくねらせ

眠りにつく

公園の外では

天地が揺れ

相変わらずミサイルが飛び交い

死者も出ている

ひょっとすると

これは神が見放したのだろうと…

しかし

人は生きるために産まれてきたと信じ

人は死んではいけないと神に教えられ

迷宮のなかで行き場をなくす

だから

僕は夢をみたんだ

そして不思議を手に入れた

僕は死んだ人を復活させ

その人と抱き合う

僕はミサイルを片手で掴み

海へ放り投げる

僕は暴れる大地に四つん這いになり

地の神と話し合う

目を覚ますと

公園はすっかり暗くなってしまい

凍える程に寒く

僕の躰も冷えきって

時は猛烈に動き出していた

もうここは公園ではない

ああ

僕は再び銃を握りしめる

日々雑感コラム

話せるって、いいね!

最近、NTTが音声翻訳アプリを開発したらしい。

その名も「はなして翻訳」。

iPhoneとかiPad使用者でコレが欲しい人は、

ドコモのAndroidへ乗り換えですかね?

私も気になって調べましたが、

これはひょっとすると凄い。

中国語と英語と韓国語に対応。

これからも順次、他の言語も増える予定なので、

近い将来、とんでもないことが起きるのかも。

だって、おおざっぱに中国語を話す人って約10億人でしょ。

英語圏と韓国語圏で約4億人だから、

これは創世記に登場するバベルの塔の崩壊以来の

コミュニケーションの発明となる。

スマフォやタブレットを介しての会話って、

絵的に少し変ですが、

このスタイルが浸透すると、日常の風景になる。

ううん、なんだか話せば分かる、気がしてきた。

イマドキのフェィスブック

一日に何度かフェイスブックを開くが、

まあ、どん引きなのが、すげぇホテルに泊まりました、とか言って

部屋のドアップ掲載。私、稼いでいます! みたいな…

本人はさぞドヤ顔しているのでしょう。

この位、図太くKYじゃないと稼げない世の中なのかね?

次に多いのが、スタバで仕事頑張ってます系。

まあ、仕事なんかどこでしてもいいんだけど、

だいたいスタバ。格好いいらしい。

間違っても昭和の匂いのするルノアールではない。

ってどうよ?

アップされている写真はみな同じようなカットで、

スタバのカップとノートパソコンがワンセットと相成る。

だからどうしたの?

そこからなにを感じたら良いのか、分からない私です。

JT広告

デパートとかショッピングモールの喫煙室でお目にかかる

JT広告。

みな、ぷかりとやりながら、その広告を眺めている訳です。

で、上手いのはこんな感じ↓

●たばこを持つ手は、子供の顔の高さだった

 (うん、リアル。確かに気を付けなければと納得できる)

●煙の幅は、体の幅よりぜったい広い。

 (これも吸っている本人が気がつかない角度からのアプローチ)

●夏。たばことすれ違う腕は、裸だ。

 (上手いですね、なんだか80年代の名コピーのノリ)
  

と、ここまではGOOD!

が、酷いのになるとこんな感じ

●人ごみって言うけれど、何人からが人ごみなんだろう。

 (そんなこと、自分の感覚に聞け! たばこから遠いな)

●私に手を振る人がいた。煙を払う仕草だった。

 (一見分かるような気もするが、つくり過ぎの感)

●吸われて。燃えて。捨てられて。たばこじゃなければ泣いている。

 (こいつ、なんか勘違いしてないかな。の演歌コピーライター)

コピーの善し悪しって、かなり人の気分を左右させます。

自戒を込めて。

石川遼君の件

以前、大手スーパーの1Fの宝石店の前を通りかかったとき、

そこで綺麗なパワーストーンをみかけたので、

じっとそれを見ておりました。

(私はなぜかかこの手のものが

好きなんです)

そこへ体格の良い(?)女性店員さんがあらわれ、

いきなり磁気ネックレスをすすめる訳です。

そしてその磁気ネックレスのPOP広告に、

なんと石川遼君が写っているではありませんか。

彼は、磁気ネックレスをふたつ首に巻いて、

ニカッと笑っている。

そこにはもう、彼のハニカミは全くありません(古っ!)

「いや、それはちょっと興味がないので…」

と私が引き気味に言うと、

「売れてますよ、今日もふたりお求めになりましたよ」

「そうですか…」

「石川遼君を知らない人はいませんよね」

その太っちょの店員さんが、いきなりたたみ込んだ。

「ええ、そうですね」と私。

冬至も近いし、陽もとっぷりと暮れている。

私がぐだぐたしていると、次の瞬間この店員さんから

信じられない言葉が発せられた。

「石川遼君も付けているし、みんな買いますよ。

どうします?」

私は無言のまま駐車場へ向かいました。

とここまで書くと、

いきなり女芸人の渡辺直美さんの顔が

アタマに浮かんでしまいました。

私的に渡辺直美さんは綺麗だと思っています。

あの人の目は素敵です。

彼女は他の国では、確実に美人に分類されると思います。

そして「遼君、もう少しマシな広告に出ろよ」と

つぶやくのでありました。

己と巳

ダイエットなんて全くしていませんが、

少しはスリムになろうと運動しています。

健康のためにもですね。

しかし、カラダを動かすと腹が減ります。

で、よく喰う。

すると太る、の悪循環の繰り返しです。

全く、腹が立ちます。

そんな訳で、

先日も運動前に、

カマンベールチーズをちぎって喰ってしまいました。

で、痩せない今年もいよいよ終わるのに、

己はこの一年何を成したのか?

そこが辛いところですね。

さあ、来年はいよいよ巳年です。

が、勢い、間違っても己の年などと思わないよう、

気をつけたいところであります。

時代の気風

自分に降りかかる現象を

どう受け取るか

幸不幸のすべては

ここから始まるのだろう

人はせいぜい100年の命なので

その時の流れのなかで培う心の在り方が

人をつくり

人生を決める

辛いことも悲しいことも

ひっくるめて生きてゆく

すべては心に始まる

決して他人にみえないものが

今日もその在り方を探している

おもしろき こともなき世を おもしろく 

すみなしものは 心なりけり

高杉晋作のように生きてみようか

せめて彼のように考えてみようか

市井の人も誰も

その在りようが

いま問われている

そんな時代に

こんな時代にと考えるのか

それをいま突きつけられているのは

紛れもない私たち一人一人なのだ

母のこと

ものごとって

すべてはあらかじめ決まっているのだろうか

やはり

奇跡は起きなかった

その絶望のことばをきくと

医師の顔をまじまじと凝視してしまう

果たしてこの人と母は 

私は

どうした巡り合わせ

どんな縁なのかと…

母は

美しく白い顔で横たわり

その眠るような頬にふれると

まだあたたかく

実は生きていて

再びどうしたのと

起きてくるような気がして

緊張の箍が外れると

悲しみが一気に溢れ

母への思いがこみ上げて

揺り起こせば

再び目を覚ますような気もするのに

あぁ

母はきっともうここにはいないんだな…

明け方に病院を出ると

外の空気は凍てついて

吐息は白く流れ

空を見上げると星が瞬き

異様に蒼白い満月が煌々と

立ち尽くす私たちに降り注ぐ

母にありがとう

産んでくれてありがとうございますと

そんなことばを呟いて

そんなことしか考えられず

驚くほどに

心身が脱力して

肩が緩んで

街が目覚める朝近く

私たちはタクシーへと乗り込み

夜明け前に国道を疾走する

その後部座席からウィンドウのガラス越しに

私は

凍れる街の流れる灯りを

スクリーンのように

ただなにも思わず

眺めていた

(去る11月29日の早朝に母が他界致しました。事情を知っている方には
いろいろとご心配をおかけしました。この場を借りお詫び申し上げます)

タイムトラベラー (短編適当小説)

病床に伏している老人がいる。病院だろうか。

クリーム色のワゴンの上に、一輪の花が差してある。

家族らしき人たちが、その老人の傍らで先生と話を交わす。

「もうね、いいでょ。やることはやりましたしね」

長髪の先生が、白い髭に手をやり、落ち着いた口調で話す。

そして、そうですねと、

奥さんとおぼしき老婦人が、ぽつんとつぶやく。

娘だろうか、彼女の手がベッドの老人の手を撫でる。

息子はずっと窓の先の景色をみつめている。

海の見える病院だった。

俺は、その後ろに立っていた。

あぁっ、と溜息をつく。

俺は、絶対に見てはいけないものを見てしまった。

が、遅かった。

病室でのやりとりを見た俺は、後ずさりし、

冷や汗をかきながら、廊下を突っ走る。

誰かが「走らないでください!」と怒鳴る。

「うるさい、俺はいま、自分の最後を見てしまったんだぞ!」

そうわめきながら階段を駆け下り、

そして俺は、アタマが真っ白になってしまい、

ふわっとした感覚とともに、

気がつくと、2012年のその日へ戻っていた。

ひえぇっ、

冷や汗をぬぐい、俺は水道の水をゴクゴク飲む。

…あの場面って!

一体あれは、西暦何年頃なんだろうかと考え、

いや、とかぶりを振った。

「そんなことは知らなくていいんだ」

冷静になるまでに1時間30分はかかったろう。

「やはり未来なんてところへは、特に自分の死に際なんて

絶対に行くもんじゃないな…」

少し冷静になって、改めてあの場面を思い出すと、

まあ日本という国も、この先あるらしいということが分かった。

息子も娘も元気だった。

それにしても、ウチの奥さんの老けぶりは凄いな。

そしてである。

自分も当たり前に死んでゆく姿を確認した訳である。

いまは信じられないが、である。

そうだ、人は死ぬんだ!

ビタミン剤を飲もうが、毎日身体を動かして頑張ろうが、

すべての人は例外なく、富も貧乏もすべて、

死に向かってきょうも生きているのだ。

俺は、数日前から控えめにしていたタバコをぷかりとやる。

その日は仕事が手につかず、ずっと考え込んでしまった。

そして、自分の禁じ手である未来へ行ったことを、

俺はひたすら後悔した。

死に際、というキーワードは今後一切御法度だな…

その日の晩、俺は古い友人と街の居酒屋へ繰り出し、

へべれけになるまで酔っぱらってしまった。

友人に、この病室で見たできごとを話すと、

彼は俺の話を悪いジョークでも聞くように軽くいなし、

次々と話題を変えてゆく。

店を出て自宅に辿りつくまで、

俺は2度ほどクルマに轢かれそうになった。

次の日の朝方早く起きた俺は、

延々と遅れた我が社のスケジュールに目をやり、

この先どうしたものかと考えていた。

そしてええぃと捨て鉢になっていたとき、

あることを思いついた。

そもそも、

いまの俺のスケジュールを圧迫しているのは、

あの日、適当な見積もりと締め切りを申し出た俺が、

すべての原因だったことを思い出した。

酔い覚めに飲んでいたコーヒー味の豆乳パックを放り投げ、

俺は例のパソコンのアプリを立ち上げる。

「タイムトラベラーVr.3プレミアム版」

ブラウザに美しいデザインのサイトが立ち上がり、

要求されたIDとパスワードを入れると、

幾つかのキーワードがある。

俺は、すかさずあなたのご希望の年月日、

と書かれたページへとジャンプする。

そして、約3ヶ月前の日時を入れる。

パソコンの画面に幾何学模様があらわれ、

インドの寺院で聴けるような不思議なメロディーが流れる。

しばらく経つと俺はウトウトし始め、

ハッと気がついたときには、A社の宣伝部のドアの前にいた。

俺は背広を着て、事前に送信した見積もり書を手にしている。

切れモノと名高い、A社宣伝部の青井さんがあらわれた。

そして、にやにやしながら、彼が第一声こう切り出したのだ。

「ホントにお宅、この見積もり安いね、

仕事も早そうだしね。

でさぁ、この値段と期日でホントに大丈夫?」

3ヶ月前、俺はこの日ここでこの青井さんに、

「もちろん、全然OKです!」

とへらへらしながら言い放ってしまったのだ。

相変わらずの俺の軽薄さが、現在の我が社の混乱の元なのだ。

で、俺はキリッとした顔で背広の襟を直し、

こう切り出す。

「見積もりはこの通りです。

間違いはございません。

でですね、締め切りのほうなんですが、

その後いろいろ考えまして

スケジュールを綿密に組みましたらですね、

ええ、もう2週間頂けると、

かなり完成度の高いサイトに仕上げることができるかと…

ううん、これはあくまでご提案ですが…」

青井さんの眉がピクッと上がった。

「ほほぅ、2週間延ばしか。

 完成度ね。

 出来が、あの打合せのレベルから更にアップしちゃう訳ね?」

「そそっ、そうですね、ハイ!」

俺はハイだけ、キッパリと言い放った。

気難しい時間が流れる。

そして青井さんが切り出す。

「いいよ、いいよ。ウチもその完成度に期待しましょ!

ウチはさ、そもそも下手なものは世間に出せないしね。

なんてったって業界一のリーディングカンパニーだから。

じゃあ、

世界一のいいものつくってよ。 期待しているからさ!」

俺はモーレツなプレッシャーを感じたが、

この際締め切りが延びるのならどうでもいいだろうと思い

「ありがとうございます!」と

深々とアタマを下げる。

そして俺は、

膝の上に出していたタブレットに映し出されている

「タイムトラベラー」のアプリ画面に、そっと目をやる。

赤く大きく書かれている「リターン」の文字に触れると、

突然景色が回り出し、耳がキーンと鳴った。

次の瞬間、今度は身体がふわっとして、

気がつくと俺は、

自宅の居間でタバコを吹かしていたのだ。

おや、あそうか、

青井さんとこの仕事、

2週間延びたんだっけ…

ヒヒヒヒッ!

手帳に、青井さんの会社のサイト制作の締め切りが、

2週間も延びたことを記す。

はい、これで余裕です。

俺は小躍りをし、この秘密の最新アプリに感心した。

なんと言っても、未来はいかん。未来へ行ってはいけないな。

そう、このアプリは、過去へ行って初めて価値が上がる。

ようしと、少し時間の余裕ができた俺に、

次のアイデアがひらめいた。

見覚えのある教室で、俺は席に座り、授業を受けていた。

あっ、清水先生だ!

思わず声を発した俺に、教室のみんなが振り返る。

オオオっっっ、みんな知っている顔顔顔。

久しぶりじゃん!

俺がニタニタしてみんなに愛嬌を振りまくと、

英語の清水先生が黒板を叩いて

「ビー・クワイアット!」と叫んだ。

いっけねぇ

みんながゲラゲラと笑い、

そしてし~んとなって、授業が進む。

俺はななめ前の飯塚さんをうっとりと眺めた。

やはりな、この女性だよな。

永い人生を歩んできた俺だが、やはりこの人が、

俺の人生史上の最高の女性に違いない。

俺は過去、このひとに振られてから、

常々人生が狂ったような気がしていた。

この敗北感は、中年になったいまでも引きづっていて、

なにか良くないことがあると、

どうせさ…と愚痴るのが俺の癖だった。

その元凶がいまここにいる。

この場面さえひっくり返せばと、

俺はつい力んでしまった。

「タイムトラベラーの有効時間は30分、

んんんんん、

あと15分で一世一代のアタックをしなくては…」

学生服の喉のところのプラスチックのカラーが、

ぐっしょりと濡れている。

手に異常な汗をかいている。

息が苦しい。

俺は思わず咳き込み、げぇっーと声を発してしまった。

と、そのとき、

人生最大のあこがれである飯塚さんがこちらをちらっと見て、

小さく、他の人には分からないように「チッ!」と言い、

軽くそっぽを向いて、なんと教室を出て行ってしまったのだ。

清水先生が飯塚さん、フェア?と訪ねる。

そのとき、チャイムが鳴った。

「あああっ」と俺。

時間がない!

みんながパラパラと席を立つ。

俺は教室を飛び出し、またまた廊下を突っ走る。

遠くに飯塚さんの清楚な後ろ姿がみえる。

と、俺はドスンと柔らかい壁のようなものとぶつかり、

その場に倒れた。

「馬鹿野郎!」

見上げると片山のドデカい図体がそびえている。

「謝れ!」

片山はこの学校の番長だ。

相変わらず怖いな…

俺が息を切らして小さく

「ススス、スイマセン」とつぶやく。

「気をつけろよな、このイタチ野郎!」

このコトバに、俺は割とカチンときてしまい、

いま現在の自分目線で反応してしまい、

こう言ってしまったのだ。

「君さ、口を慎みなさい。

 人には言っていいことと悪いことがあるのは、

 君も分かっているよね。

 そこんとこ、どうよ」

「なんだと!」

片山君がいきなり殴りかかってきた。

ひぇぇぇぇ。

そのとき、

廊下の先から、飯塚さんが振り返り、

ちらっと見ていたのは記憶している。

確か、少し笑みを浮かべていたような気がする。

次に目覚めたとき、

俺は保健室に寝かされていて、

懐かしい顔が、私に絆創膏を貼ってくれている。

おおっ、この美しい人は、

当学校のマドンナの早百合先生!

それにしても、目尻のあたりがヅキヅキとうずく。

鼻血も垂れている。

「バカね、片山君なんかと喧嘩して。

まあ、ちょっと腫れるかもしれないけれど、

大丈夫よ!」

「ええ、スイマセン。いや、

ありがとうございます」

先生の冷たく細い指が額に触れる。

ああ、この女性でもいいのかな?

そんなことを考えているうちに、

俺は飯塚さんのことはどうでもよくなってしまい、

もう彼女を追いかける気力も体力も

失せていた。

「早百合先生、僕、あの~」

そう言いかけた次の瞬間、

俺の身体はふわっとなり、

気がつくと俺は、自宅の居間で、

イチゴ味の豆乳を飲んでいた。

痛てててっっ。

チクショーと何度も言いながら、

俺はティッシュを鼻に突っ込む。

洗面所へ行って鏡を覗き込むと、

不思議と俺の顔に異常はない。

あれっ、顔が腫れてないな?

それにしても

やはり飯塚さんを追いかけるべきだったなと

後悔する。

早百合先生に気をとられ、

我が人生の痛恨のミスを犯してしまった。

がしかし、なんてったって、制限時間が短すぎるよな。

で、あの片山の奴は迷惑なんだよな。

あいつ今頃どこでなにしているのかな?

そんことを考えながら、

俺は、タイムトラベラーのマニュアルに目をやり、

メルアドをさがす。

そして、この制作者宛に、

制限時間の延長を要求する文面を延々と書いた。

へへへっ、俺の次のタイムトラベルは、

競馬場なんです。

もう、これですね、

ここしかないでしょ!

優勝馬が分かれば、遡って、

俺は馬券をガンガン買っちゃうからね!

そう、目標一億円!

俺、大金持ちになります!

俺の志は、どんどん下世話になってゆく。

そして、或る日、タイムトラベラーのアプリの制作者から、

謹啓と書かれた一通のメールが届いた。

メールを開いて、俺は驚いた。

そこには、こう書かれていたのだ。

謹啓。

この度は、弊社のアプリ

「タイムトラベラーVr.3プレミアム版」をダウンロードして頂き、

誠にありがとうございます。

さて、このアプリの時間延長のご要望に関してですが、

環境設定のバナーをクリックして頂くと、

制限時間は如何様にも設定可能となっております。

もう一度マニュアルをお確かめの上、使用されるようお願い致します。

さて、ダウンロード時の注意事項にも記しましたが、

このアプリは、あくまでゲームですので、

現実社会及び時空を移動するとは、

あくまでゲーム使用者本人の脳内で起こる変化によるものであり、

よって、現実社会及び時空の変化はみじんもありません。

上記注意事項を今一度ご確認の上、

当アプリを楽しんで頂けると、

私どもと致しましても嬉しい限りです。

今後、尚一層の精進を致すべく

新バージョンの開発を致しますので、

末永いご愛顧をよろしくお願い致します。

株式会社 MABOROSI

代表取締役 INCHIKI TAROU

(完)

コピーづくりの現場

広告の仕事をしていてよく思うこと。

それは、コピー軽視です。

特に、キャッチコピーを軽んじている人の

なんと多いことか。

対して、デザインは比較的分かり易いので、

皆さん、アレコレ口を挟みますし、

こだわっているようにみえます。

デザインは、誰もが大筋は判断できるのでしょうね。

格好いいとか、都会的とか…

が、デザインに於いても、

それがコンセプトに沿ったものかどうか、

本来、そこを考えなくてはいけないのですが…

しかし、これがコピーとなると、粗末な扱いとなる訳です。

検討以前となってしまうこともあります。

適当に誰かが書いて、それがそのまま最後まで残り、

掲載されてしまうことも少なくありません。

ボディコピーは、作文の添削と同傾向にあるので、

そのコピーがその場に相応しいかどうかではなく、

一応、みなチェックはします。

しかし、この場合も、

日本語として正しいかどうかのみ、で終わってしまう。

制作する側でも、一部でこのコピー軽視の傾向があります。

こうしたクリエーターは、世の中には大勢います。

だから、フツーの人はなおさらでしょう。

しょうがないといえばそんな気もします。

では、なぜ人はキャッチコピーを軽視するのか?

そう、答えは簡単。

分からないからです。

割とみな分からない。

で、私たちコピーライターの出番なのですが、

そもそもキャッチコピーの力を信じない人に

その重要性を説いても無駄なのです。

デリカシーのない人に、私も無理強いはしないようにしています。

コピーが元々広告の添え物であり、

そこになにか書いてあれば良し、

要はどうでもいいもの…

そう思っている人は多いのではないか?

が、これは甚だしい間違いです。

本来、人はことばで動いています。

自らの過去を振り返っても、

ことばひとつで勇気づけられたり、

傷ついたりした経験がいっぱいあります。

或るひとことで愛しあう。

或るひとことで涙を流す。

かように、人の心も、ことばで動くのです。

ことばって、割とパワーがあります。

それを突き詰めたのが、経典なのかも知れないし、

呪文なのかも知れません。

これを、人は言霊と呼んでいる。

人が本気で口にしたものには不思議な力が備わる。

また、そうしたことばが、ひとり歩きをしたりもする。

一例ですが、

あのお笑いタレントのスギちゃんが流行らせた

「ワイルドだろ~」も、そんな気がしないでもない。

古くは、マラソンの有森裕子さんが、

アトランタ・オリンピックで銅メダルをとったときの、

「…自分で自分をほめたいと思います」も、印象深いことばです。

或る登山家への質問。

「あなたはなぜ山へ登るのですか?」

「そこに山があるからさ」

ことばって、本気で発すると力が増します。

でですね、

例えばあなたがネットショップの店長だったとします。

洋菓子店を経営していると仮定しましょう。

店では、クッキーの詰め合わせなどを売っている。

おいしそうな写真とかわいいデザインで、

売れそうな気がします。

が、オープンしてみると、いまひとつ売り上げが伸びない。

クッキーの写真の下には、

「超甘くておいしいクッキーの詰め合わせセット」

とコピーが添えてある。

さあ、あなたはきっと悩みますね。

どこを修正しようかと。

こんなとき、

私はまずコピーをいじることをオススメ致します。

例えば、このコピーを、

「焼きたてサクサクの手づくりクッキーがぎっしり!」

に書き換えます。

さてこれで、売り上げは上がると思います。

きっと…ですが(汗)

コピーはいきものです。

活きもの!!

本気でいきるものには、魂が宿ります。

よって、コピーは添え物ではありません。

本気で考えたコピーにはパワーが宿ります。

これから、なにかの機会で広告に携わる方は、

ぜひ、コピーをつくる空白の時間をつくってください。

きっと不思議な世界に迷い込むことになりますがね!

青春仕事事情

私の仕事の原点は、肉体労働だった。

まず、金になること。金を手に入れ、

クルマを買うこと。

若い頃、働く理由と意欲の原動力は

それしかなかった。

それまでも、サッシ工場、ライター工場、

大型長距離便トラックの助手、

配送、果ては自らトラックドライバーとなり、

関東一円にコーヒー豆を運んでいた。

これらの仕事は、すべて金額で決めていた。

後、セールスドライバーもやったが、

これはこれで営業職も兼ねていたので、

割とアタマも使った。

当時、何ひとつ取り柄のない私にとって、

肉体労働は唯一稼げる仕事だった。

とりわけ、沖仲仕の仕事は

いまでも印象深い。

朝一番に横浜の港近くのドヤ街に行き、

立ちんぼと呼ばれる男たちとの交渉。

何の仕事で日当幾らが決まる。

とにかく最高の値の仕事を獲得する。

で、話が決まると、マイクロバスに乗せられ、

広い港のどこかよく分からない場所で降ろされる。

溜まっている男たちも、まあその日暮らしばかりで、

目だけが異様に鋭かった。

艀のような船に乗せられ、大きな貨物船の横へ付けられる。

貨物船の大きなクレーンから、続々と魚粉の麻袋が下ろされ、

下にいる私たちが、その麻袋をひたすら船に積み上げる。

一袋20㌔はあっただろうか。

麻は手で持たず、鎌をかけてひたすら横へ放り投げる。

それを他の奴が、船に隅から積み上げる。

たまに、高いクレーンの網に乗せ損ねた麻袋が、

船にドスンと落ちる。

「危ないぞ!」と聞こえた瞬間に落ちるので、

だいたい間に合わない。

が、この仕事の間、事故はなかった。

麻袋が落ちた真横にいる奴がにやにやしている。

それがどういう笑いなのか、よく分からない。

8月にこの仕事に就いたので、一日炎天下にさらされた。

躰が悲鳴を上げる。

腰が痛くてたまらない。

船の端で、

何が原因か分からない殴り合いの喧嘩が始まった。

よくそんな気力があるなと見ていると、

現場監督がヘルメットで二人を殴り倒し、

なにもなかったように、作業が続く。

昼飯に陸へ上がると、躰がゆらゆら揺れている。

船酔いのような気分の悪さが続く。

監督からメシが手渡される。

白飯と二切れのたくあんと真っ赤な梅干しが、

ビニール袋に詰め込まれている。

全く食欲が出ず、

コンテナの横のわずかな日陰に横になる。

目のどろんとした痩せた男がこっちを見て笑っている。

逃げようかと考えていた矢先だったので、

見透かされた気がした。

いつの間にか寝てしまい、

でかいボサボサ頭の男に尻を蹴られて起きる。

午後の作業はピッチが上がる。

この魚粉は、後にフィリピンの船に載せられ、

相即、港を出なくてはならないらしい。

「急げ!」と檄が飛ぶ。

太陽に照らされた背中が赤く腫れ、

悲鳴を上げる。

水筒の水が切れてしまった。

体中が魚の粉まみれで臭い。

意識がもうろうとする。

もう、誰も口を利こうとしない。

やがて、

上に上がったクレーンを見上げると、

船員が終わりの合図を送ってきた。

丘に上がり、全員が日陰に臥せ、

しばらくの間、

誰も起き上がろうとはしなかった。

躰が揺れている。

帰りのマイクロバスはしんとして、

やはり誰も口を利かなかった。

クルマを降りると、

この連中の後へ続く。

そして露天でビールを煽ると、

ようやく、みな饒舌になった。

結局その後、妖しい店を数軒はしごし、

東神奈川の駅に着く頃、

財布の金は、ほぼ使い果たしてしまった。

こんなことを数日続けるうち、

いろいろな事を考えさせられた。

自分になにができるのか、とか、

なにか新しい事を始めなくては、とか、

漠然とした不安がよぎっては消えた。

クルマより大事なこと…

初めて自分の立っている場所を知ったのも、

この頃だった。

マックの立ち位置を考察する

マック(マクドナルド)の売り上げが落ちているらしい。

ここ、緊急避難として寄ることはあるが、

しょっちゅう喰いたいとは思わないですね。

だってあのバンズってジャンクの味がするでしょ。

歯ごたえなし。肉の塩味、濃すぎ。

以前、コーヒーをタダで配っていて、

それはそれでありがたいとは思ったが、

振り返るに、

マックのプライスほどコロコロ変わるものもない。

これでは不信感も生まれるし。

一方、いわゆる健康志向のモス・バーガーは

堅調に伸びているという。

健康志向といっても所詮はハンバーガーなのだが、

野菜がしっかり入っているので、

なにかこう納得できてしまう訳ね。

バンズもしっかりしているし。

で、マックの不振は上記の事柄に加え、

やはりコンビニの存在も大きいと思う訳。

この場合、コンビニのハンバーガーがどうのこうのではなく、

コンビニの圧倒的な品揃えが、

遠巻きにマックの収益を圧迫しているようにも思える。

コンビニは食品に限って考えても、

ハンバーガーが喰いたくないのなら、おにぎりがある。

肉まんもあんまんもあるよ。

おでんだってあるからね。

品揃え豊富、選択の楽しみもある。

よって、コンビニに飛び込めばなにかある、という心理。

ここはコンビニの強みと思う。

では、モスだって売り上げが落ちるでしょと

突っ込みが入りそうですが、

モスはモスの商品特異性があるので、

コンビニとは真っ向ぶつからない。

その点、

マックはコンビニと諸にバッティングしていますね。

まさに市場の力学。

こうした現象を傍観している分には面白いが、

彼らの立場に立つと、相当過酷でもある訳です。

では、マックは再び浮上するか? だが、

このデフレの下、堅調に売れているものもある。

100円マックとか100円コーヒーがそれ。

が、如何せん利益が薄い、利幅が出ない。

で、高級路線を幾度か打ち出し、テキサスバーガーとか

ジューシーチキンフィレオとかやった訳ですが、

店ってある固定したイメージがあって、

それをなかなか超えられない。

そこをなんとかしなくてはならないのですが…

で、仮に私がマックの統括責任者だったら(あり得ない)、

まずドリンクをいじると思う。

とりあえず健康ってところに特化し、野菜ですね!

野菜の種類、味、飲み心地、ブレンド等を徹底的に研究して、

オリジナルジュースを展開すると思います。

だって肉喰ったら野菜、

バランスの時代ですよ!

だから、メニューをいじるのなら、野菜がキーワード。

ドリンクの方がいじりやすいし、特長も出せるしね。

思えば、私の学生時代のごちそうはマックだった。

カレーじゃなく、天ぷら大盛りうどんじゃなく、

マクドナルドだったのだ!

特にチーズバーガーの後に喰うフィレオフィッシュは、

なんだかよく分からないが、かなり力んでいた記憶があるので、

きっとうまかったんだろうな…

という訳で、ここは是非ともマックに頑張って頂きたい!

思い込みのみでこの項を書いてみましたが、

原田さん(日本マクドナルド社長)、どうですかね?

初心者が押さえておくべき コピーライティングのツボ

コピーライティングのノウハウといっても、

そう簡単にはまとめられませんが、

この辺りを押さえておけばなんとかなるというポイントを

幾つか書いておこうと思います。

さて、コピーライティングと言っても

要は文章なので、前提として分かり易く簡潔であること。

ここは共通です。ここは外せません。

コピーが他の文と違うのは、ポイントの押さえ方でしょうか。

が、ここが実は難しい。

作文の経験は誰でもあるとは思います。

そこをもう少し掘り下げて、或るもの・ことについて

売ることを前提に書く内容を考える。

簡単にいうと、これがコピーライティングです。

では、ライティング作業の前に、

セールスするもの・ことの情報を、まずメモにまとめてみる。

これはバラバラのメモ帳でも良いので、やってみてください。

で、散らばったメモのなかから、例えば一言でいうと…

という具合に売るもの・ことの情報を基に、

自分なりにその要所要所のピックアップ作業をしてみてください。

このとき、ここは外せないぞというメモにチェックを

入れておきましょう。

上記作業の前提として、セールスするもの・ことの

特長・優位性などは事前に勉強しておく。

そしてベネフィットをアタマに叩き込んでおく。

ああそう、ベネフィットですね?

これは、簡単にいうと、セールスするもの・ことの市場での優位性から

受ける利益とでもいいましょうか。

ここを間違うと、書くことすべてにズレが生じるので、

よくよく検討してください。

例えば、掃除機の場合だったら、業界一の吸引力が売りだとします。

これが特長であり優位性。

で、この掃除機を使うと吸引力が強いので

掃除の時間が短縮できるとか、部屋がより清潔になるので爽快ですとか、

そうしたポイントがベネフィットとなります。

さて優位性のある箇所からピックアップしたメモの重要性を更に絞り、

ベネフィットも付加して眺めていると、

なんとなく語りたい話の流れが見えてこないでしょうか?

それらの断片を考えながら、モザイクを組み合わせるように、

ピースを埋めるように、ひとつのストーリーをつくってみてください。

それができあがると、そうですね

まだ文が饒舌過ぎませんか?

そしたら、それを更に削る。

この際、単語や副詞に気をつけ、更にリアルな表現がないか、

置き換える言葉はないか。

ここは、よーく考えてください。

で、活きの良い言葉と流れができあがりましたら、

ついでに希少性についても考えてみてください。

例えば、そのセールスするもの・ことは数は幾つか?

売り切れる可能性は?

限定○○個だったり限定○○戸だったりしますよね。

ここは、必ず入れましょう。記述しましょう!

もの・ことの希少性は、割と人を惹きつけます。

また、扱うものが鮮魚だったら、日数・時間の特異性もあります。

採れたてとか、産みたてとか、

そういったものも入れたいものです。

この利点を売りに、タイムセールなども考えられます。

以上、このように組み立ててゆくと、なんとなくそれっぽくなります。

そして、それを更に加工するのですが、

最初に話したように、文は簡単・端的にまとめてみてください。

特長はしっかり打ち出してありますか?

ベネフィットは?

希少性もしっかり捉えられましたか?

そして、全体と部分とに分け、何度も読み返しましょう。

これは、大工さんが仕上げに木材にカンナをかけるとか

ペーパーで馴らす行為に似ていなくもありません。

で、一応コピーは完成!!としましょう。

後は、これを繰り返す。

そして、あれこれと工夫しているうちに、次のアイデアや

切り口、発想などもみえてくると思います。

ネットショップの初心者店長さんや、宣伝部新人社員の方などに、

この方法はオススメです。

ぜひ、試してみてください!