窓を開けたら
キラキラした星たちが
ぼくの部屋にさーっと
いっぱい入ってきて
明かりを消すと
それは
ぼくにとって
とてもかけがいのない
綺麗な夜だった
しかし
そんな夢をみながら
いまを生きてゆくのは
幼すぎると
ぼくは思っているのだれど
銀河の瞬きを歩きたかったのは
いまに始まったことではない
すーっと空に舞い上がったかと思うと
杖を持ったやさしそうな老人が
目線の先に伸びる天の川はいかがかな?
と聞くので
ええ、と答えると
ぼくは銀河から
それに連なる遙かな
星の海
星の山
そして
星でできた
まぶしい小舟に
揺られていた
夢をみるのはいけないことなのかな?
幼いことはいけないことなのかな?
今日も窓を開け放って
空を見上げると
キラキラと耀く
宝石の世界が
くすくす笑いながら
ぼくをすくい上げようとする
今夜こそ旅立とうとするのだが
そわそわとしているうちに
迷っているあいだに
ぼくのなかの世界は
いつも決まって
夜が明けてしまうんだ
夢をみるのはいけないことなのかな?
幼いことはいけないことなのかな?
昨日の夜も
窓を開けたら
キラキラした星たちが
ぼくの部屋にさーっと
いっぱい入ってきて
明かりを消すと
それは
ぼくにとって
とてもかけがいのない
綺麗な夜だった
