同志よ

理不尽に生きてきた友は、

あと数年しか生きられないだろう。

奴が笑ったのを見たのは、わずか数回。

あとは苦悩する哲人のように、

いつも何かのこたえを探すような目で、

遠くを凝視する。

友よ、お前は世間に合わなかった。

いや、この世に合わなかったと言うべきか…

お互い、せせら笑われることしか、

なかったしな…

俺たちが被った理不尽な扱いは、

きっとあの世で解消されるだろうよ。

そして、

あの世がいま、お前を必要としているのだ。

友よ、いまお前は何を想う。

怒りか、

悲しみか、

ひょっとするとため息まじりの、安堵か?

先へ行ったら、俺の話も聞いてくれ。

決して理解し合う間柄ではなかったが、

先を思うと、つい唇を噛んでしまうのだ。

な、もう一度会おうぜ。

罵り合い、殴り合い…

お前と俺はよく険悪になった。

が、俺をまず認めてくれたのは、

実はお前だったんだ。

だから面白くもない台詞だけれど、

友よ、

やはり眠らないでくれと…

同時代を生きてきた証に、

同志として、

もう一度だけ、

俺はお前と語り合いたいのだ

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偉い人に、聞いてみた。

一休

この世にて慈悲も悪事もせぬ人は、さぞや閻魔も困りたまはん

あんた生きているの、と尋ねたくなるような、無難な生き方ばかりしている。
そんな人が多いような気がする。バランスをとるのも良いけれど、
振り切った生き方も、たまには良いんじゃないか。
それが、生きているという実感。

モンテーニュ

この世は絶え間のないシーソーだ。

楽あれば苦あり。苦あれば楽あり。
人生の総量は、不幸が多い。いや、幸せが勝っている。
要は心もち次第なのですが、それでもシーソーだよな。
運も絶え間なく動いている証拠。

マルティアリス

すべての日がそれぞれの贈り物をもっている。

憂鬱な朝を迎えたら、上のことばを思い出してください。
ちょっと機嫌が直る。
一日のうちに、良い事のひとつくらいあるでしょ?
ないという人は、きっと探し方が上手くない。
今日のギフトを丁寧に扱う。そうしてギフトを積み上げて、幸福になろう。

ソロー

すべての不幸は未来への踏み台にすぎない。

このくらいポジティブになりたいと思うのであります。
ネバーギブアップの精神は、怒りと悔しさではなく、
こうした未来志向が根底にないと乗り越えられませんからね。
しかし、この心境に達するのに、まず修行かもね。

ラ・ロシュフーコー

うぬぼれというものがついぞなかったら、人生はてんで楽しくあるまい。

今日からみんな、自己評価を上げましょう。うぬぼれも才能のウチ。
自分は駄目な奴だ…と常に悩んでいる方に差し上げたいことばです。
だって、そういう人ってたいてい才能あるでしょ?
が、過ぎたるは…という人もなかにいて、こういう人には、謙虚さを
学んで欲しい。

セネカ

過去はもはや関係がなく、未来はまだ来ぬ。

過ぎた日のあれこれに、ひきづるものもなし。明日は明日の風が吹く。
だって本当に分からないのが、未来。
だから、いまでしょ! 目の前の事を精一杯やる。
ホントの意味での自由闊達な精神というものは、
こうしたことばにヒントがあるものです。

メーソン・クーリー

「それも、いいじゃないか」は、おもしろい人生のスローガン。

私はよく、いいんじゃないの、というのが口癖。
なにも考えていないときに発している。
もっと、心を広くして、自他の意見を受けとめられるようになりたい。
それも、いいじゃないか―選択肢の数は可能性の数ですからね…

エマーソン

貴方が今、夢中になっているものを大切にしなさい。それは貴方が真に求めているものだから。

それがパチンコや女だったらどうしようと思う私なのでありました。
いや、それが要はなんでも良いのだろうと考えると、
人にはいろいろな可能性が見えてきます。
オタクなんてその最たるもので、それはそれで、その道の専門家となり得るのです。

シェイクスピア

貴方がたとえ氷のように潔癖で雪のように潔白であろうとも、世の悪口はまぬがれまい。

そんなもんです。良くも悪くも、人は評価したがるいきものです。
いや、評価ではなく、悪口もね。それがいきものの自己防衛ですから…
ゴーイングマイウェイ! 我が道を突っ走れ。
それより、強いものなし。それしか生きる道なしと思って。

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くよくよするな!

成長するということ

妙な宗教の教えに縛られたり

下らない教義で自分を高めようなどと考えないで欲しい。

まずは誰かにキチッと挨拶でもしてみること。

できれば、笑顔でね。

これを習慣づける…

それからだよ。

若き悩みの解決法

考えるのをやめようなどと、

人間の不可能と戦うのはやめにしよう。

考え、考え、考え倦ねたら、

外に出る。

とにかく出るんだよ。

そして歩いて歩いて歩くのがいい。

汗をかくまでね。

そう、夜はやさしく君を包むだろう。

ひとりの効用

たまには、テレビを消すことをオススメする。

そして独りの時間をつくる。

できれば長く永く。

そう、いろいろアタマに浮かんでくるだろう?

それが良いことだろうと嫌なことだろうと、

ゆっくり思考の海に浮かべてみる。

答えはそうしてみつけるもの。

自分を生きる

人生は不公平にできている。

それも、とびっきりにね。

でも、君は誰といつ何を較べたの?

その誰かのすべてを君はホントに知っているのかな?

ひょっとして、

その物差しは、いい加減なゴムでできているんじゃない?

のびきっているのさ…

そう思って、自分だけの人生を生きる。

それって、賢いことなんだけれど…

正しいことよりも…

正しいか間違っているかなんて、

実はどうでもいいことなんだ。

結果、それを勝ち誇ったところで、

きっといつかむなしくなる。

そんなもんさ…

大事なのは、そのとき相手を思いやったか?

その一点じゃないかなぁ。

自己肯定

なにをやっても満足できない。

果てはこれで良かったのかと常に思い悩む。

それって、君の完全主義?

いや、自己否定。

だけどね、時間はいまさら戻らないよ。

いまやるべきことを、精一杯やる。

それだけだよ。

それが最善ということ。

大切なのは、まず自分を肯定してあげる。

認めてあげることなんだ。