ハズキルーペって何がすごいのか?

 

ハズキルーペが人気だ。

勢いが止まらない。

それはコマーシャルの出稿数からも判断できるし、

豪華なキャスティングからも分かることだ。

売り上げは急激な右肩上がり、だろう。

 

火が付いたのは、渡辺謙と菊川怜のコマーシャルあたりからか。

菊川がきゃっと言ってハズキルーペをお尻で踏んづけるも、

メイドインジャパンの堅牢なハズキルーペである。

何ともない。

丈夫にできている。

で、菊川のヒップが評判になった。

堅牢なルーペに、さらに色気を付けた訳。

 

かくしてコマーシャルは成功。

最近ではバージョンアップ版に変わった。

 

銀座にでもありそうなクラブに小泉孝太郎が入店する。

おしぼりを顔に当て、

パソコンで相当目が疲れている、という設定。

すかさず、ママ役の武井咲が、

ハズキルーペがいいわよ、とがち押し。

「字が小さくて読めない」と言っておしぼりを投げ、

謙さんの真似をする小泉。

そして「謙さんには内緒だよ」と、

ちょっとしたギャグを飛ばす。

常連にありがちだなぁ。

 

武井ママも新製品を見せびらかす。

と隣の席にまたまたハズキの新製品である

サングラス仕様をかけた気取ったミドルがいて、

かなりすかしているではないか。

適役、舘ひろしである。

でなんか、気が付くと、

店の女の子も全員がハズキを装着している。

 

で、ここで絶対に逃せないのが、

店の女の子が、ハズキを置いてある椅子に、

次々に座るシーン。

悩ましいヒップのクローズアップ。

このシーンを2回繰り返す念のいれようなのである。

前回から色気も数倍バージョンアップした訳。

 

おっと何のコマーシャルだったっけ?

と我にかえる。

まるで、通販の臨場感を意識したつくりなのだ。

 

制作者は、このシーンを最初に思い浮かべた。

これがやりたくてこのコマーシャルを考えたとしか、

私には思えません。

世間がうるさいイマドキ、勝負に出た感がある。

ハラスメント?

エンターテインメントに徹したので、

なんとか納まっている感はある。

 

こうなるとだ、ハズキルーペの勢いは止まらない。

物事には勢いというものがある。

そこをハズキは逃さない。

いままさに、黄金期。

観ているほうも、

「ワシもそろそろハズキルーペ買おう」と、

無意識に購買を予定しているおっさんがいっぱいいると、

私は踏んでいる。

ちなみにおばさんは、

かなりの不信を抱いているように思うがね。

 

そもそもハズキルーペって、

中高年を中心に、こまかいものを大きくして見るための

虫眼鏡じゃなかったっけ。

むしめがね…だよなぁ

そこにファッション性と堅牢と色気をふりかけると、

摩訶不思議にヒットした。

 

こうしたエグいコマーシャルって結構多い。

私も割とノってしまう性格なので、

過去にかなり不要なものを買いためている。

家中にすでに使わないものが溢れている。

冷静に考えると、

金は使うは、家はどんどん狭くなるわ、

なんで買ったんだろうと反省する訳です。

そんな事をさんざん繰り返していると、

いい加減、いろいろと気づくものです。

財布の紐も堅くなる。

 

コマーシャルとか通販って要するに、

仕掛けが透けて見えるようになってしまったら、

終焉を迎えます。

ながらく続いた消費文化の限界も見えるようです。

そして人はますます手堅くなる。

 

しかし、広告のスタイルは尚も進化するのだろう。

広告って雑草のように強いから。

 

とりあえず、罪な広告ではある。

 

 

こちら、ゲス芸能デスク!

 

 

■元「歌のお兄さん」覚醒剤使用の疑いで逮捕

「歌舞伎町のサウナで使用した」(スポニチ)

 

●コメント

歌のお兄さんは、番組を下りた後も良いお兄さんかというと、

そんなことは誰も保証できない。

いろいろな苦労もしただろうし、仕事がうまくいかない、金がない、

彼女にふられた、行き詰まった…。そんなときに妙な奴から

「楽になるから…」って貰ったのが覚醒剤だったのかも知れないし。

もちろんイケナイ、違法だから彼は捕まったのだが、

元の職業が仇となった。

元芸能人が覚醒剤云々というより、

元「歌のお兄さん」が覚醒剤という一点においてのニュース性が、

この件を拡大させた。

人生がどうにも分からないのは、何処も同じ。

が、良くないよな、覚醒剤は、でこの話は締めたい訳。

 

 

■船越英一郎、不起訴の元妻・松居一代を

「今回に限り宥恕する」 代理人がコメント(スポニチアネックス)

 

●コメント

船越が訴えて、松居一代不起訴!

船越さんは相当モテる方だそうです。

松居さんはそういう旦那に対して、

常に疑いをもっていたそうな。もちろん女性関係。

真偽のほどは私は何も知りませんし、

そんなことはどうでもいい。

ただ、夫婦で親権とかそういうのでなく、

名誉毀損のようなことで争うのは、やはり芸能人ならでは。

松居さんに異常さを感じたのは、私だけではないだろう。

船越の淡々としたとぼけ具合はキャラなのか。

で、今回の船越さんの「許す」というコメント。

そこを「宥恕(ゆうじょ)する」という一点において取りあげた訳。

こんな難しいことば、どっから探してきた?

忖度と同レベル。

 

 

■剛力彩芽は月に行かない?

ZOZO前澤氏との関係に心配の声(女性自身)

 

●コメント

いまノリにノっているZOZOTOWNの前澤さんだが、

米宇宙ベンチャー「スペースX」が、開発中の大型ロケット

「ビッグ・ファルコン・ロケット(BFR)」での月旅行について

発表した。

で、同社が初めての旅行者として契約したのが、前澤さんだ。

推定費用1000億円ともいわれている。

私には、全く縁もゆかりもない数字。

で、月旅行へ飛ぶのは2023年。このとき、

芸術家を7.8人連れて行くという。

太っ腹というか、この前澤という人のスケールが、

小さすぎの私には、なんとも奇妙に映る。

うらやましいとか思わない。

ただ不思議。

恋人の女優の剛力彩芽(26)さんは、

この件に関し「月に行く予定はない」。

この記事の問題は、ずばりタイトル。

一緒に行かないから「心配」なのであるらしい。

ここ、ポイント。

端的に言ってしまえば、誰も数年先の事なんか、

いまの時代にはなかなかリアルにイメージできない。

剛力さんにフツーさを感じる。

前澤さんに桁外れのパワーを感じる、というか、

ホントはちょっと変な奴を感じる。

 

 

■美川憲一、結婚考えた相手いたと告白も…

「子供できたら美川でいられるかなあと」(ライブドアニュース)

 

●コメント

このニュースの見出しをみたとき、私は一瞬考え込んでしまった。

一体このニュースに興味を示すひとがどのくらいいるのだろうかと。

ひとことでいってしまえば、どうでもいい話である。

断りを入れると私にはどうでもいい記事に思えた。

美川さんて、男の人ですよね?

だんだんよく分からなくなってきた。

市井の人は、

皆誰もいろいろなものを抱えて生きている、

生きてきた訳で、しかしよほどの事がない限り語らない、

語る相手もいないのが大半である。

まあ、黙して頑張っている。

その点、芸能人というのはよく語るなぁとつくづく思う。

聞く相手がいるから語るのだろうが、

私生活も金になる、という風潮は、

最近あるにはある訳で、

ここに財力はあっても、

格別の品のなさを感じる訳だ。

 

 

 

インスタ映えってなんすか?

都内のプールへ女の子が自撮り棒をもって集まっているらしい。

我ながら、テレビで見てインスタで再確認という後手ぶり。

(確かに素敵な写真がズラッと、で、美しい方ばかりでした)

で思った。

海じゃないんだ。

きったなくてクソ暑くてじゃりじゃりになる砂浜じゃなく、

夜のホテルのプールでなきゃイケない訳ね。

「イマドキ海なんて古いですよー」

といういきさつで、演出ばっちり化粧映えのする

夜のホテルのプールなんである。

が、そこは男子もおじさんもおじいさんもおばさんもおばあさんも負けてない。

インスタだけでなくSNSを眺めていると分かることだが、

どの年齢層にも、これみよがしにカッコつけたがりがいる。

結構優雅ですとか、金持ってますよとか、

生活充実していますアピールとか、

必死なのがいるわいるわ。

これってなんなんだろうと考える訳。

が、とりあえずこうした現象を経済面から検討するに、

ポケGOもそうだったが、とにかく流行るとみんな即動くのは分かりました。

ここで経済的効果は、なかなか良いとなる。

人があれこれ動くだけでも、波及効果は生まれるから。

特にインスタグラムのようなSNSって、

形成される市場も結構大きいんである。

具体的にはカメラが売れる、スマホも撮影機能高めに移行、

で、みんなインスタ映えする場所に出かけるから、

交通機関の利用も当然発生する、

ファッションを気にする、あれこれ食す、演出する等々、

ちょっと考えただけでも経済効果抜群の流行りではある。

で、撮影に関する技術もスキルも切磋琢磨するから上達する。

ツイッターやフェイスブックはコメント力がモノを言うので、

ワンフレーズ作成テクニックの腕も上がる。

こうなるともうデザインも写真もテキスト作成も、

頑張れば誰でもできるんじゃねえの域まで達するので、

これはこれでベンキョーの賜物だから、

学びとしても、とてもいいんじゃないかと思える。

美的感覚やそうした意識も養えるから、

巡り巡って文化らしきものの発展に寄与するかも知れない。

が、ここでチョット気になるのは、

比較的控えめな私たち日本人という定説が、

大きく覆ったってこと。

SNSで目立ちたがり屋さんや自慢屋さんが結構多いこと、

判明しましたよね。

時代が変わったんすかね?

いや、そもそも潜在的にそういう人っていたのか?

そこがよく分からない。

直球で申しますが、

ホントに充実している生活を送っている人って、

わざわざSNSで自慢の写真とかをアップしたりしますかね?

これ、疑問。

流行とはいえ、そこはなんというか抑揚というものが働く。

自分とまわりの距離感とか間合いといったものもある訳で…

誤解して欲しくないのは、

ホントにいろいろチャレンジしている方、

趣味とか仕事なんかでいろいろ頑張っておられる方というのは、

SNSでも理解できるものであるし、応援もしたくなる。

こちらも勘というものが働くし、人って微妙な何かを感じ取るから、

その辺りって自然と分かるんですね。

「この人、結構無理してタイヘン、カワイソーだわー」

って感じてしまうのは、こちらもちょっと辛い。

こうしたものを流しているテレビというものも、

すでにネットやSNSの後追いであるし、

テレビ独自のコンテンツ力は迷走しているしね。

それはコマーシャルを見ていても感じることだし。

そんなテレビがいち早くSNSを取り上げて、

あえて時代性をアピールしているようにも映るのが、

衰退している王者であるテレビの悲しいところではある。

個人的には、

テレビが大好き、テレビがなんでも教えてくれた、

テレビで育ちました、

あのコマーシャルいまでも覚えています、

という人間なので、

4K、8Kという技術の進化だけでなく、

さすがテレビ映えするなぁというコンテンツを

ぜひつくっていただきたいのだが。

更にいえば、

テレビって良くも悪くも強者の論理で動いている訳で、

SNSがなければ相変わらずの一方通行のみの情報となってしまう。

いわば衰退しているとはいえ、

依然強力なテレビの対抗ツールとしてSNSのパワーは、

バランサーとしての役目も果たしている。

だからインスタ映えなんていうのは、

ほんの過渡期の一使用法であって欲しいというか、

これをきっかけにあらゆる可能性を伸ばすツールとして、

更に発展していただきたいのである。

(だって写真って饒舌ですから)

おっと、インスタで頑張っている皆さん、

出汁(だし)にしてゴメンナサイネ。

風になびく人々

いま、国会議員の不倫が騒がれていて、

まあみんな同じ人間だから

政治家といえどもたいして変わらないや、

という私の安直な感想などもってのほからしく、

世間は、絶対に彼らを許さないのであった。

昨日まで全く知らなかった政治家でも、

テレビを観て初めてその人間を認識すると、

途端、絶対に許さないのであった。

にしても、遡上に上がった人たちの政治手腕というものは、

この際一切語られないし、

ネガティブな報道一辺倒。

あたり前といえばそのように思う。

実際、たいした実績もなければ、

風当たりはすさまじく激しくなるのである。

とにかく 徹底的に叩かれる。

イマドキ、政治家だけではないですよ、

有名人だけではないですよ、

いずれは私たち市井の人間も、

キッチリと品行方正でなくてはならない、

というような風潮にすり替わるから、

今後一層世の中は厳格になります。

イマドキの風潮ってそんな感じ。

まあ、先の政治家の件は、

そもそもそんなところでつまずく事自体甘いけれど、

わざわざテレビで大々的にやるって、

なんだか時間の無駄でもあるように思うんだけど、

或る方たちにとっては放ってはおけない事柄らしいのだ。

これに繋がって、

連想ゲームのようにアタマに浮かんだのが、

イマドキの潔癖症ブームなんである。

社会の底流に流れているのは、

きっと同様のメンタルなんじゃないか。

風呂もテーブルもマナ板もですね、

菌が少しでもいたら不潔。

イケマセン。

こうした許しませんよ的潔癖さについてですが、

実際はゼロ無菌などちょっと無理だと思うんですよ。

しかしテレビコマーシャルなんかを観ていると、

清潔、真っ白、ピカピカ、除菌99.○○%とかね。

こんなのばっかり。

こうした啓蒙(?)って、いわば企業の経済活動の一環だから、

そのうち知らぬ間に、私たちの生活習慣として

定着するようになる。

で、環境が整うとこうした製品って売れるんですねぇ。

こっちの勝手な理屈を言わせてもらえば、

こうしたケミカル商品ってなんかあやしい。

成分的にもホント大丈夫なのかとほぼ疑っている。

さらに、こっちとしては無菌活動反対で、

ほどほどの菌たちとは常日頃から共存したほうが良いと

考えるので、意見相反ですな。

これはある本の記事で知ったのだが、

インドに行く観光客で、最初に体調を崩すのは、

まず日本人であるらしい。

それも腹痛、下痢が多いそうである。

原因は、明白ですね。

話を先の政治家の件に戻すが、

事の中身は完全にワイドショーネタである。

だから、しょがないといえばそのような気もする。

みんなで袋叩きにされて、

この人たちは、もう終わりである。

とにかく、事はテレビ局の意向に沿って

動いてゆくのである。

いや、民意を忖度(そんたく)して動くと言ったほうが、

正確か。

とにかく、事の本質に辿り着くことはまずない。

そんな事は誰も望んでいないかのようだ。

こんなくだらないブログを読んでいる間にも

蛇足論争、横道報道のおかげで

時間の超無駄遣いは続いているわけで、

それがわたしたちにとってどうゆう時間なのか、

それを考えるのが、

実は知性というものなのかも知れませんね。

国の重要な政策・案件など、数々の報道も、

池上さんがなんでも説明してくれるとは限らないし。

俯瞰してまわりを見渡せば、

外交、経済、福祉等々、

どれも待ったなしの時代が来ている。

いつか身に降りかかる問題である。

というわけで、もっとしっかりしてくれよ、

政治家、マスコミ、メディアと言いたいが、

実は私たちがその元凶なのかも知れない…

そう考えると腑に落ちることが幾つもあるから、

本当に怖いのである。

ポケモンGo、村上春樹は蚊に刺されやすい生命体?

「風の歌を聴け」から

―完璧な文章などといったものは存在しない。
完璧な絶望が存在しないようにね。―
村上春樹の比喩は独特だ。例えが難しい。というか、
よく理解できないまま納得させてしまうようなテクニックが、
この人の文には多分に潜んでいる。
彼が小説家で良かった。でなけりゃ詐欺師だ。

やたら蚊に刺される

キャンプに行くと真っ先に蚊にやられます。
いつも一番です。ポリポリやって気が散ってしょうがない。
蚊に刺されやすい人って体温が高い、呼気の二酸化炭素が多い、
乳酸の分泌量が多い等、諸説あるようですが、
特に最近言われているのが、O型の血液特殊糖存在説。
これが蚊を引き寄せるらしい。
私はO型ですが、特殊糖っていうのがどうも引っかかるなぁ。

若さとは

工学博士の竹内建さんがBLOGOSに書いていましたが、
若さとは将来に期待すること、自分がまだ成長できる、
何かをなす事ができると信じられること。だそうです。
これには考えさせられました。というのも、
やる気はそこそこあるのですが、自分のやることを
信じられるかと自問自答しましたが、いまひとつ確信がない。
というか最近では心配事ばかりが増えているようで、
そういう自分に懐疑的。年喰ったなぁ。
このあたり、「胆力」が左右するのでしょうかね?

ポケモンGo

最近、みんな表に出てやたらウロウロしていますね。
世の中こんなに人がいっぱいいたんだと改めて驚きました。
しかし、ポケモンGoで遊んでいる姿ってちょっと異様。
先日行った、あんなに眺めの良い丘でさえ、みんなうつむいている。
ほらっそこの君、雄大な景色、キラキラしているおひさま、流れる雲…
なんで見ない、興味ないかね? 野暮な年寄りの感想か?

生命体がいそうな惑星が4つも

地球から40光年という距離感がそもそも分からないのだが、
どうもいきものがいそうな星が、チリの天文台で発見されたらしい。
これって凄いこと。我々と同じような奴?がいるのかね?
いや、アンモナイトのレベルか、はたまた恐竜レベルなのか?
となると、あのUFOってどこから飛来してくるのかを考えてしまう。
案外、至近の月の裏側とかに隠れているのかも知れない。
いずれ、ロマンか驚異か、どう処理して良いのかが分からない話。

グループサウンズの頃

私の中学時代はほぼ60年代後半だったので、

あの頃やたらと流行っていたのが、

グループサウンズである。

それまで聴くものといえば、

舟木一夫とか畠山みどりとかの歌謡曲ばかりで、

少年だった私にはそのどれもフィットしない。

というか、ピンとくることもドキッとすることもなく、

たいして面白くもなかった。

唯一、ベンチャーズブームというのがあって、

エレキギターの音楽に、それは驚いたものだった。

同時期、ビートルズが初来日。

彼ら4人が羽田空港に降り立ったときは、

テレビのニュースはどれもトップ扱い。

日本中が大騒ぎしていた。

が、小学生の私にその音楽はいまひとつ

よく理解できなかった。

で、グループサウンズだが、

この音楽が、ようやく中学へ進学した思春期の私を

ガッチリ捉えた。

ベンチャーズやビートルズに較べれば、

グループサウンズの音楽性とやらは、

それほどのものではない。

歌詞をいまながめても

結構こっちが恥ずかくなるようなものが多い。

しかし、当時の私はスッポリハマった。

さてグループサウンズとはなんなのか?

その系譜を辿ると、

ビートルズやローリングストーンズのパクリ系、

ヨーロピアンポップスを焼き直したもの、

アメリカのR&Bをこちら風にアレンジしたもの、

アメリカンフォークの流れを汲んだもの、

そして日本の歌謡曲を進化させたものなどなど、

多岐多彩だ。

アップテンポな曲はどれも

初めて聴く私には斬新だったし、

ボーカル、そしてリードギターサイドギター、

ドラムというバンドスタイルがカッコ良く映り、

当時の私たちを熱狂させた。

ザ・スパイダースの「夕陽が泣いている」を皮切りに、

ジャッキー吉川とブルーコメッツは

「ブルーシャトー」をヒットさせ、

ザ・タイガースが「シーサイド・バウンド」で、

ザ・テンプターズが「エメラルドの伝説」で、

当時の日本の音楽シーンのトップに躍り出た。

その他にもザ・カーナビーツ、ザ・ワイルドワンズ、

ザ・ゴールデンカップス、ヴレッジシンガーズ、

オックス、ザ・モップス、ザ・サベージ、

ザ・ジャガーズ、シャープ・ホークス、

パープルシャドーズ、ザ・ダイナマイツ………

いやいやキリがないなぁ。

とにかくどのグループもヒット曲を生み、

日本の歌謡界にはとにかく

グループサウンズという嵐が吹き荒れた。

当時の雑誌はどれも

彼らのうちの誰かが表紙を飾っていたし、

人気者になったバンドが主人公の映画は

何本もつくられていた。

音楽番組の多さもいまと比較にならないほど多く、

ヒット曲の多さも去ることながら、

レコードの売上げも群を抜いていたようだ。

私はそんな音楽を聴きながら勉強をし、

街へ出かけ、テレビを観、

要するに浴びるようにその音楽と共に

中学生活を送ったのだ。

それは絶え間なく流れるサウンドとして

逃れられるハズもなく、

グループサウンズを全身どっぷりと浸かった、

という表現がふさわしい。

が、それほどパワーのあったグループサウンズも、

その瞬間最大風速の強さも去ることながら、

大型ハリケーンのように現れ、

足早に過ぎ去ったのだった。

70年に入って嘘のようにその鳴りを潜めたグループサウンズは、

その渦中にいた私たちだけの年代を

狙い撃ちするかのように、

あっいう間にその姿を消してしまった訳だ。

要するに、

上の世代はもっと高級な?本場の音楽に親しんでいただろうし、

下の世代は、その多感な時期に、

ユーミンとかオフコースとか、

もう少し洗練されたものに

触れていたような気がするのだ。

だから団塊でもなく、

新人類と呼ばれた世代でもなく、

その狭間の世代にしか分からない世代の想いが、

このグループサウンズというあだ花に

熱く注がれてたように思う。

あれから何年経っても何十年が過ぎても、

私の音楽の原点は、

やはりグループサウンズなのではあるまいか?

そう思うことがある。

いま思えば割とダサい音楽、

そして超個性的なスタイルを引っさげ、

私たちの胸を射ったと思ったら、

さっと消滅していったグループサウンズ。

それは、

調度つむじ風のような不思議な感覚であったし、

特異な音楽シーンであったように思う。

そこに、私たちの世代しか分からない、

青春の原点のようなものも詰まっている。

星野源さん!

情報としてはちょっと古いけれど、

単純にこうした耳あたりの良い歌って久しぶりです。

星野源の「SUN」。

このリズムラインがアタマに残るから、ついもう一度と聴いてしまいます。

あえて言えば、

70年代後半にヒットしたエポの「ダウンタウン」にどこか似ていると言えなくもない。

歌詞もメッセージ性は低い。

こうした都会的かつ妙な軽やかさと明るさって、

最近のこねくり回す歌より、よっぽどいい。

星野源って多才な人。

だけど、一度倒れているんだよね。

結構重い症状だったらしい。

そこからの開き直りというか、よほど深く考えた末の、

「SUN」です。

彼の覚悟が見えるようでもある。

マスクが特別いい訳でもない。

スタイル抜群でもない。

背伸びしない。

そして、ユーモアは抜群です。

やはり、センスの勝利。

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メディアななめ切り

●ケミカルの方が危ないぞ!

あなたのまわりにはバイ菌がいっぱい、

などと脅かすテレビコマーシャルに、

最近は憤慨している。

薄汚いぞと言わんばかりのイラストなどで、

風呂もまな板もバイ菌だらけですよ、

清潔にしましょう、

コレを買いましょうなどと。

これではもはや宣伝ではなく、恐喝である。

そもそも卑怯。

同じような仕事をしている人間として、

ホント、許せないな!

●元時代の寵児

ワタミの元社長とか日本マクドナルドの元社長とかって、

一時は時代の寵児のように扱われていたよね。

私は、この方達、

かねがね怪しいと思っていたが、

やはり露呈しました。

どちらも売上げがガタ落ちどころではなく、

かなりの危険水域だという。

企業そのものがブラックとか、

そんなことの信憑性を私が知る由もないが、

直感として、

私はこういう奴等がキライでなので。

●確立に関する感覚

大地震のくる確立というのが発表され、

私はいま、その捉え方に戸惑っている。

関東地方、特に南関東においては、

この先30年以内に30㌫以上の確立で来る、

ということなんですが、

この数字ってどう体感したら良いのか、

それがまるで分からない訳。

30年後に私はとうに死んでいるだろうし、

その確立のほうが遙かに高いので、

安心?!

若い人に、この数字に対する感想をぜひ聞いてみたい。

●バカな太郎

三太郎っていうんですか?

桃太郎、浦島太郎、金太郎が出てきて、

皆揃ってみんなバカっぽく話しているCM。

いまどきの若者を演じているのだろうか?

先日、話している内容をよくよく聞いてみたが、

やはりバカだった。

若者よ、こうした人を小馬鹿にしたようなものって、

しっかり怒ったほうがいいよ!

がしかし、

CM好感度が高いというデータを見て唖然とした。

時代の肝っていうんですか、

私もそれが掴めなくなったので、

そろそろ、この仕事辞めようかなって思いましたね。

●ヒロミ郷の若さ

郷ひろみってほぼ私と同じ年なのだが、

さすが芸能人っていうか、

若いし、腹も出ていないしね、動きも機敏。

アレはアレでヒロミ、大変だろうなぁ…

毎日、半端なく鍛えているだろうし、

食事制限とかも相当ストイックにやらないと、

あんな若さと体力を保つことはできない。

が、テレビを観ていて思ったのだが、

この人の立ち位置って、

いまでも果たしてカッコイイのかってこと。

なんだか、司会の人もまわりも笑っているし、

本人もその辺りを分かっているフシがあるなぁ。

スター錦野の前例もあることだし、

早く70歳のヒロミ郷を見てみたい!

この話を扱ったのは、

実は己の老化が発端なんだけどね!

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SEKAI NO OWARIが、イイネ!

このグループに対する好き嫌いは、

かなり激しいらしいと、誰かに聞いた。

その賛否の訳は分からないが、私は好きだな…

初めて聴いたときから気になっていた。

繊細かつデリケート。

なのに、これから生きていくゾ、

という若いメッセージが込められている。

歌の中の「冒険」は、

ゲームの世界とリアル世界と、

両方に架けた様でもある。

映像も観たが、

彼らの創るものはとてもファンタジックであり、

それがゲーム的、映画的であると同時に、

或るひとつのストーリーを産みだしているところが、

他のアーティストにはみられない特色だ。

プロフィールもチェックしたが、

やはりメンバーの一人がいろいろ患っていて、

他のメンバーが彼を助けている。

世界の終わり…

患ったメンバーは、ホントにそう思ったことがあるという。

そこからの出発。

だからSEKAI NO OWARIというグループ名は、

彼らの起点でもある訳だ。

いつの時代も、まわりを威嚇し、

粋がっている奴がいて、

その対局に、

教室の隅で背中を丸めている子がいるのが、

若いときの常である。

このグループは、

その怯えている仲間同士とみえなくもない。

が、手をたずさえ、

共に生きていこうという結束が、

彼らのメッセージでもある。

一人じゃ無理だけれど、信じ合える仲間となら…

圧倒的に弱いのだ。

しかし、突出して生きる強さが伝わる。

誰だって少なからず、

その狭間を生きているのでないだろうか?

ファンタジックな魔法のなかから、

リアリティーな世界が、スッと顔をのぞかせる。

その世界観は、そうそう創れるものではない。

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こちら、芸能デスク!

ある芸能誌の記者が、最近の山口百恵さんを目撃し、

曰く「全く、普通のおばさんだった」とのたまった。

当たり前じゃないか!

あれから何十年経っていると思うのか。

造作を繰り返しているゲーノージンより、

よっぽどマシと思いますがね。

さて、NHKのEテレには、

風吹ジュンさんが、司会で出ているが、

この方は相変わらずキレイ。

いやいや、この方は造作をしている様子もなく、

所作も話す姿も、年相応に魅力がある。

で、最近のジュリーこと沢田研二。

激太りした姿が、ある週刊誌でボロクソに書かれていたが、

結局ジュリーはジュリーなんだよ。

私はカッコイイと思う。

ここんとこ、分かるかな?

分かんねぇだろうなぁ。

郷ひろみなんかよりは、ずっとカッコイイと思うが…

で、AKBはバックのまとめ売りなので、

粒が揃っていれば良い、という考え方。

なのに、大島優子がAKBを卒業し、

ピンで仕事を始めたが、

なんのオーラも見いだせない。

そこが悲しいというか…

そんな事を考えていたら、

突然EXILEが心配になってきた。

しかし、こっちのメンバーのほうが、

一人ひとりのポテンシャル、高そう。

Zooみたいに、誰かが生き残るんだろうな。

そういえばタモリが、

「俺は元ZOOで、KAZUの名で通っていた」と話していたっけ。

あまり面白くない。

いまの芸能界は、ジャニーズと吉本と、

ハーフタレントとオカマでもっているように思う。

ジャニーズは、ジャニーズというグループが、

第一号と記憶している。

そこにあおい輝彦がいた。

吉本は、花菱アチャコと横山エンタツあたりが、

最初のスターではないか。

ハーフタレントは、青木エミさんあたりが、

その走りだと記憶している。

いや、とても美しい方でした。

TVにまだオカマが出ていなかった頃、

何度か新宿のオカマバーを取材をしたことがあるが、

その頃は、腕っぷしの強そうな自衛隊出身者が、

何人かいた。

IKKO(本名は豊田 一幸)のデカイ版みたいの。

なにがあったのだろう?

怖かった。

どっちにしろ、生き方の振り幅が凄いんです。

でですね、最近気になっているのが、香川照之。

半沢直樹の演技でブレークしたが、

その後、彼がどんな役をやろうと、

半沢直樹の主人公のライバルである大和田常務、

そのものなのである。

ブレないんだ。

これはある意味凄いことであり、

何をやっても健さんこと高倉健と同質。

これは香川さん、狙っているな!

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