気になるCM  脱臭炭

正直、私にはイマイチよく分からないが、

とても気になるCMを紹介しよう。

これって、まず作り手というか、

クリエーターが何から考え始めたのかが不明なので、

私の場合、それが気にかかってしまうのだろう。

音楽は日本の歌謡曲のような曲調なのに、

間奏で古いアメリカンポップスのような雰囲気に変わる。

歌っている人もソウルフルに歌っているようであり、

最後がストンと終わってしまう。

で、サングラスをかけた女の子が、まだ幼いようで、

妙な振りでエロティシズムを醸し出す。

あの黒い衣装は何だろう。

脱臭炭の炭なのか?

舞台の袖で騒いでいる女子も、なんだかダサい。

この一種不思議な雰囲気のなかで、

脱臭炭だ。

忘れる訳がないですよ。

そう、それが狙いですよね?

アウディR8 (CMレビュー)

久しぶりのCMレビューです。

クルマのフロントライトから、

ディティールを舐めるようにカメラが映し出す。

徐々に後ろへと移動し、イグニッションスイッチが入る頃、

アウディのフラッグシップカーであるR8 V10がその姿を現す。

久しぶりに、大排気量スポーツのエグゾーストを聴いた。

忘れかけていた野生が蘇る。

この鳥肌が立つ感動は、あの懐かしさなのか…

そんなゾクゾクするようなエンジン音が鳴り響く。

吹かすと、明らかに「火」がみえる。

青い炎が揺らぐ。

コイツが本当のエンジンだと、主張している。

若い頃に通った、富士スピードウェイ。

レースが始まる前から、入場の時点で皆うるさいクルマばかりが、

何千台も集結していた。

なかには都道府県名を入れた旗を振っている奴や、

団体やチーム名を入れている旗で、すでにヒートアップ。

それは、かなりの迫力で、

こっちもしっかり朝飯を食っていかないと、

気力負けしてしまうので、気張っていたのを思い出す。

で、レースともなると隣の友達とも普通に話せない。

聞こえない。

怒鳴り合うしかないので、途中でコミュニケーション、終わり。

轟音のなかでずっとレースカーを見るのは快感なのですが、

いまとなっては時代遅れは否めません。

でですね、このCMは、アウディもとりあえず悩んだと思います。

このエコの時代に、10気筒というある意味馬鹿げたエンジンを、

真っ向からみせる、という反社会的とでもいおうか…

燃費悪しの穀潰し

騒音倍加の族野郎

CO2出し放題の臭い奴

こんなことを言われても仕方のないR8 V10の心臓部を、

CMの中心に据えるという表現に、まず拍手。

このなんというか

縛りのキツイ世の中で、

突き抜けている製品と表現。

それが返って、

なんだかとても爽やかに届く。

カリブの休日

ハードワークをこなし、

予定どおりに休暇をとった。

行き先は、もちろんカリブ。

これで3度目だ。

浜辺に腰を下ろすと、

一面の青い景色が私を出迎える。

冷えたカリブーンで喉を潤す。

ホワイトラムの香りが景色を揺らす。

フルーツの味わいが深い安堵感を生む。

程よい炭酸が喉を刺激する。

強すぎる光線が、心地よい。

椰子を吹き抜ける風の音が、

胸に染みわたる。

ゆったりと過ぎる時間。

波のささやき。

これは、日頃の疲れを癒やす、

自分へのご褒美なのだ。

心身から街の気配が消え、

私がまるごと自然のなかに溶けてゆく。

あぁ、

人はこんなにもおおらかになれるものなのか…

ちょっと酔ったかな?

私は冷えたカリブーンを、

再び口に運ぶ。