メローな曲を聴いて、僕らは大人になった
→ ジャズが好きになって
山を越えると、水平線が広がる
→ ひとつの仕事を終えて
辛いときには、花を買う
→ 最近おふくろが入院して
神さま、あなたは一体…
→ 震災のことをついつい考えてしまい
カヌーを買ったんじやない、自由を手に入れた訳さ
→初めて湖面に出たときに感じたこと
チョコレートは、天国の味
→ 脳疲労から頭痛に変わりそうなときに効きます
ファッションは、雄弁だ
→ 街を歩いているとホントに面白い
独りはオトコをつくる
→ いつも誰かと群れていたんじゃ駄目だと思います
ふたりなら、なんとかなるさ
→ 結婚していて良かったと思います
コーヒーは、温かいのに限る
→ 缶じゃない入れたてのホットコーヒーっていいなと…
アンコールワットは、新しい
→ 海外移住とビジネスを考えていて
この「コピー集」はいいですねぇ!
すでに作品として発表されたものですか?
それとも、ストック?
あるいは、単なる遊びとしての思いつき?
いずれにせよ、パラドキシカルな視点が確保されていて、意表を突いていますし、知的なウィットが漂っている感じがします。それだけでなく、豊かなイメージも広がっていきます。
さすがですねぇ!
「辛いときには、花を買う」 なんて、文学だなぁ!
「ふたりなら、なんとかなるさ」 いろんなものに使えそうですね、ロマンチックだから。
だけど案外、定年後の夫婦に向けた資産運用かなんかの商品キャッチに使えるかも。
「神さま、あなたは一体…」 というのは震災のイメージから来たものでしょうけれど、これも案外、両義的ですね。奇蹟が起こったくらいラッキーに感じられたときにも使えそう。
「カヌーを買ったんじゃない、自由を手に入れた訳さ」
はいはい、分かりますよ!
それぞれ味があって、楽しめました。
でも、こうして、その道のプロが、一つのコピーを誕生させるときの背景を明かすというのは貴重な情報ですね。「発想」 が生まれる過程をリアルに覗いているようで、面白いです。
勉強になりました。
ようこそ町田さん)
自分でコピーライターやっていて、文学でも詩でもない、このコピーってなんだろうって考えることがあります。
もちろんビジネスなんですが、なにか拠り所のない不安定感。ホントは、もう一つ脱皮したいんですがね?
で、上のコピーは、ほぼ思いつきです。が、思いつく過程には、潜在的にこうしたことを考えている私がいる訳で、そういう意味では深く考えているのです(笑)
しかし、文は隠しても隠しきれないものが出てしまう。これは恐いですね?人となりがミエミエ。裏を返すとこんな面白いものはない。
もっと売れるコピー、もっと感動させるコピー。必ずしも一致しないのが、この世界の恐いところです。
いつもコメント、感謝します!