コピーライティングのノウハウといっても、
そう簡単にはまとめられませんが、
この辺りを押さえておけばなんとかなるというポイントを
幾つか書いておこうと思います。
さて、コピーライティングと言っても
要は文章なので、前提として分かり易く簡潔であること。
ここは共通です。ここは外せません。
コピーが他の文と違うのは、ポイントの押さえ方でしょうか。
が、ここが実は難しい。
作文の経験は誰でもあるとは思います。
そこをもう少し掘り下げて、或るもの・ことについて
売ることを前提に書く内容を考える。
簡単にいうと、これがコピーライティングです。
では、ライティング作業の前に、
セールスするもの・ことの情報を、まずメモにまとめてみる。
これはバラバラのメモ帳でも良いので、やってみてください。
で、散らばったメモのなかから、例えば一言でいうと…
という具合に売るもの・ことの情報を基に、
自分なりにその要所要所のピックアップ作業をしてみてください。
このとき、ここは外せないぞというメモにチェックを
入れておきましょう。
上記作業の前提として、セールスするもの・ことの
特長・優位性などは事前に勉強しておく。
そしてベネフィットをアタマに叩き込んでおく。
ああそう、ベネフィットですね?
これは、簡単にいうと、セールスするもの・ことの市場での優位性から
受ける利益とでもいいましょうか。
ここを間違うと、書くことすべてにズレが生じるので、
よくよく検討してください。
例えば、掃除機の場合だったら、業界一の吸引力が売りだとします。
これが特長であり優位性。
で、この掃除機を使うと吸引力が強いので
掃除の時間が短縮できるとか、部屋がより清潔になるので爽快ですとか、
そうしたポイントがベネフィットとなります。
さて優位性のある箇所からピックアップしたメモの重要性を更に絞り、
ベネフィットも付加して眺めていると、
なんとなく語りたい話の流れが見えてこないでしょうか?
それらの断片を考えながら、モザイクを組み合わせるように、
ピースを埋めるように、ひとつのストーリーをつくってみてください。
それができあがると、そうですね
まだ文が饒舌過ぎませんか?
そしたら、それを更に削る。
この際、単語や副詞に気をつけ、更にリアルな表現がないか、
置き換える言葉はないか。
ここは、よーく考えてください。
で、活きの良い言葉と流れができあがりましたら、
ついでに希少性についても考えてみてください。
例えば、そのセールスするもの・ことは数は幾つか?
売り切れる可能性は?
限定○○個だったり限定○○戸だったりしますよね。
ここは、必ず入れましょう。記述しましょう!
もの・ことの希少性は、割と人を惹きつけます。
また、扱うものが鮮魚だったら、日数・時間の特異性もあります。
採れたてとか、産みたてとか、
そういったものも入れたいものです。
この利点を売りに、タイムセールなども考えられます。
以上、このように組み立ててゆくと、なんとなくそれっぽくなります。
そして、それを更に加工するのですが、
最初に話したように、文は簡単・端的にまとめてみてください。
特長はしっかり打ち出してありますか?
ベネフィットは?
希少性もしっかり捉えられましたか?
そして、全体と部分とに分け、何度も読み返しましょう。
これは、大工さんが仕上げに木材にカンナをかけるとか
ペーパーで馴らす行為に似ていなくもありません。
で、一応コピーは完成!!としましょう。
後は、これを繰り返す。
そして、あれこれと工夫しているうちに、次のアイデアや
切り口、発想などもみえてくると思います。
ネットショップの初心者店長さんや、宣伝部新人社員の方などに、
この方法はオススメです。
ぜひ、試してみてください!
※本エントリーは、弊社ビジネスブログ記事を転載したものです。