打合せ先で頂いたコーヒーがおいしくて、
そしてなにより薫りが格別だったので、
仕事の最中とは言え、
思わず銘柄を尋ねてしまいました。
先方は笑みを浮かべ、
やはり聞いてきましたね、と満足げな表情。
聞けば、その方もとある会社でこのコーヒーを頂き、
その薫りに惚れ込んだとか。
しかし銘柄を聞き損じ、
方々を回ってやっと見つけられたとのこと。
自らの足と舌で探すとは、
なかなかの惚れ込みよう、探求者です。
「で、どこにありました」
と私。(図々しい)
「それがですね、カルディにあったんですよ!
灯台もと暗しでした」
「ほう」
「そう、私もよくあそこには行くのですが、
まるで気がつきませんでした」
薫りと味だけを頼りに探し当てたコーヒー。
さて、カルディは分かった。
が、銘柄まで聞いてよいものかどうか、
ちょっと悩んだが、
先方は結構おおらかな方だったので、
「で、銘柄は?」
おずおずと聞くと
「ええ、ライオンです、
ライオンコーヒーのバニラ・マカダミアです」
訳もなく教えてくれた。
翌日、早速カルディに行くも、
ライオンコーヒーのバニラ・マカダミアは売り切れで、
入荷未定とのこと。
こうなるとですね、余計に手に入れたくなる。
帰りに寄った喫茶店で、iPadを開いて検索。
と、あるではないか、このライオンコーヒーが。
アマゾンにも楽天にもあるある…
知らないのは、私たちだけだったのかなぁ。
値段はやはり高い。が、エイやっとアマゾンで買ってみる。
ちょっと調べると、
以前からかなり人気のあるらしい銘柄ということを知る。
原産国はアメリカ。ハワイ産でした。
ここは、本場のコナといきたいが、
私が買ったのは、やはりバニラ・マカダミアのフレーバー。
魅力はバニラですから。
本物のコーヒー通からすれば邪道。
そう思うが、甘いバニラの薫りが何ともいえない。
で、パッケージがまた斬新。
満艦飾でデザインされた中央には、
やはりライオンでしたね。
これを、フレンチプレスに入れてざっくり4分くらい待つ。
以前は、コーヒーメーカーを使っていたが、、
あるときからフレンチプレスに交換。
理由はですね、コーヒーを入れる作業が簡単だから。
そしてこっちの方がおいしいと勝手に思っている。
コーヒーメーカーの神経質なフィルターって、
雑味も取るが、コーヒーのおいしい油分まで取ってしまう。
その点、フレンチプレスは良くも悪くも
コーヒーの味を丸ごと味わえるとでも言おうか、そこが良い所。
ただし、保温は不可なので、さっさと飲まねばならない。
で、ライオンコーヒー・バニラ・マカダミアを
フレンチプレスで入れてみた。
真剣です。
落ち着いて味わう…と、味はまあまあ?
が、やはり薫りが引き立つなぁ。
結論ですが、これはもうバニラさまさまというところ。
なんというか、簡単に言うとこれはアイデアの勝利、
というところか。