私的イメージ論

私はどこから来たのか

という疑念に

星の静寂がこたえるというのだ

眼を懲らすも瞑るも

見えるものも見えぬものも

あなたは既に知っている、と

幾万光年の光が言う

すでに消えたあのあたりの星なのかと

想念で伝えるも

心すでにここに無し

遠く銀河を彷徨う

誰も

生まれ生き死んでゆく

悲しいか? 悔しいか?

それでいいじゃないかと言われても

無性に腹立たしく

じゃあ、私は何処へと星に問うも

既に暗闇は去り

木々の緑に

鳥たちは集う

たとえお釈迦様の瞬きの中に

私の一生があろうとも

果たしてこの生命は

捨てる様なものなのか?

閉じこめた種を開花せよ

考えるのではなく感じる

古代よりの遠いメッセージは

既に私の中にあるのだ

心の在りかを

探るのだ!

私は誰なのかを

掴み取れ!

幾万光年の記憶が

叫ぶまで

空の静寂が

語りかけるまで

あなたも私も

歩くのだ

悲しみのポレフ

自分に降りかかった悲しみを

過去の嫌なことを

いつまでもかみしめないこと

尽きないものは終わらないのだ

ましてや

深みにはまってはいけない

辛いときには

私は悲劇のヒロインではありません、と

神様に告げることにしよう

リセットする

生まれ変わる

真っ新な心

そして

簡単な身支度をして

旅立ってしまおう

心は広くて狭いから

手さぐると

奥へ奥へと入ってしまうので

いま生きなくてはならない旨を

天に告げておこう

涙を振り切って進むことは

私たちの義務である

生きることにしがみついてみる

新しい自分を探しに

新たな世界を創ることに

総てが燃え尽きるまで

前へ前へ

下手な笑顔は辛いけど

さまになれば本当になり

やがて

素敵なものを運んできてくれる

でないと

いつまで経っても

悲しみのポレフ

命がもったいないじゃないか!

アタマ力

走るのが速い人や、いわゆる力自慢とかいう人は、

それを拝見すれば、おおっすげっーなぁってすぐ分かる。

アスリートと言われる人は、動きがカッコ良いし、

サッカー選手なんかを見ても、その動きは

やはり我々とは違うな、練習してるな鍛えてるなと、

感慨深いため息なんかをついたりする。

要するに、カラダの能力は、割と誰でも理解できるものです。

しかし、あの人ってちょっとインテリそうね、なんて見えても

いざ話してみると、割と何も考えてなかったり空っぽ?

なお方もたまにいらっしゃる。

逆に、外見アホっぽくてごっついオッサンでも、なかなか鋭い事を

指摘してくる、ということもあります。

服装ほか外見で、その人となり、みたいなもんは

ぼんやりみえるのだが、

それでもなかなか人のアタマの中は分からないものです。

で、アタマ力。これ何かっていうと私たちの仕事に欠かせない

能力なんですね。

俗に言うアタマの良いい奴とは、この場合全然違います。

キレる頭脳でもなく、天才でもない。

ただただ考え続ける能力なんですね。

いわば、頭脳のマラソンマン。

アタマの持久力がある人。

これ、私たちの仕事に就く方に欠かせない能力だと

以前より感じておりました。

だって、オーダーを受けてから完成まで、

ずっとその会社なり製品を観察し、

あらゆる角度から考え、その表現方法を探り出すまで

ただひたすらアタマを使い続けなくてはならないんですからね。

で、いざ取りかかってみたものの、何かに狂いが生じると

振り出しに戻る羽目になることもあるんてすね(涙)

ともかく、完成まで気を抜かない忍耐と考え続ける力がなければ、

この商売はできないと断言できます。

私も駆け出しの頃、某石油メーカーから、

全国のガソリンスタンド向けに

サービスマンだけでできる365日簡単イベントマニュアル

みたいなものの制作依頼を受けました。

私の担当はコピーライティングのみだったんですが、

期限は3日!

これ、きついんですよね。

で、寝ないことに決めました。

当時はまだ若かったので、そんな決断をしたと思います。

はじめは季節ごとの歳事や記念日等々、

いろいろな事柄を絡めて企画していったのですが

いざ1月から書き始めたら、

途中から全然ペースが遅いことに気がついたので、ペースアップ! 

ブンブン飛ばしました。

が、二日目の徹夜も朝方を迎えたとき、遂に行き詰まりました。

何も文章が出てこない。

考えても考えても、いや何も考えられなかったのかも知れません。

で、一瞬寝たような?

ワープロの画面が真っ白になりました。

あれっと思い、気がついたときには、

私はアゴを突き出し、天井を向いていました。

ヤバイと思い、再び画面に向かって一心不乱に書き続け、

朝を迎えたんですが、

振り返るに、何故あのとき続きの文章が出てきたのか

いまでも分からないんですね?

私はあのとき、きっと神様が降りてきて助けてくれたんだと

現在でも確信しております。

なんたって、家族みんなの生活がかかっておりましたから

善良な私を助けてくれたんですね(笑)

いや

あのときほど

アタマ力が欲しいと思ったことはないですね(不眠力も)

この話は極端な例ですが、こういう仕事をしていると

近い状況は、常に存在します。

素早い対処とアタマの持久力は、こうした訳で必需品です。

そんなの嫌だなぁと思われるでしょうが、こんな能力は

ひょっとすると、どんな仕事にも通ずる共通項かも知れませんね?

みなさん、そういう訳で

もしこうした仕事をめざすんでしたら、

カラダを鍛えると同時に、

ついでに長編小説でも何でもいいですから

チャレンジ&チャレンジ!

アタマ力も、鍛えましょう!

プレゼン力

最近、プレゼンをよくやる。
好きでやっている訳ではない。
あまりやりたくないが、行きがかり上、
やることになることが多い。

本来、人前で話すのが苦手なので、
過去に結構避けてきたフシがある。

が、私は一応プランナーなので
こちらの企画意図などを説明しないことには始まらない。
で、お偉いさんの前で話すこともしばしば。

こうゆう時、自分のなかで嫌だなぁ、と思ったらもう駄目だ。
総ての事柄に対して、前向きに考える。テンションも上げる。
でないと、そのプレゼンはまず上手くいかない。

何故か?

私の経験則から考えられるのは、
皆さん、理屈や筋が通っていると、
うんうんと納得はして頂けるのだが、
話す側の人間に、
なにか明るい未来を示すオーラのような迫力がないと、
いざ、やるか否かの決断になった際に、
決まらないものなんですね。

人は理屈だけでは動かないし、
ましてや話す人間に、
目には見えないけれども惹かれるものがなければ
何も決まらないのだ。

じゃぁ、何なのか?
人の決断を後押しするものって何なんだろう?

永年この仕事をやってきて気づいたのだが、
まず人は上っ面だけでは動かないっていうこと。

どんなに理屈を並べ立てても、
駄目なものは駄目なのだ。

人は合理性だけで生きているわけではないので、
そこがキーポイントになる。

よく、「これは蛇足ですが」などと言って
余計なことをしゃべったり
会議がお開きになった後に、
本音をぽろっと漏らす方たちがいる。

私が思うに、
割とこうした発言のなかに答えが隠れています。

建前や理屈だけでは、人は動かないんですね。

そう、
人間って割と感情的な生きものであり、
また本音が「うん」と言わない限り、
決断しないんですね?

どんなに合理的に考えて生きようとしても、
人って無駄を出します。

建前にも限界があります。

いや、無駄や本音にこそ、
人間の本質が眠っているとさえ思います。

そこを上手にすくってあげる行為、
それが感情でありスイッチなんです。
これ、能書きを超えるパワーをもっています。

で、私事に戻りますが、
プレゼンのとき、場の空気は大方堅いものです。

そんなとき、
私はまずその場の雰囲気を柔らかく変えることに
全力を使います。
で、場違いなジョークなどを平気で飛ばすところから
お話を進めさせてもらうことにしています。

後は、リズムと抑揚に注意し
企画やものの仕組みを丁寧に説明し、
小難しい内容の後は、私なりの考えや予想などを、
エモーショナルなトーンで情感を忘れずに、
発言するように心がけています。

が、それでも駄目なものは駄目!

これって、何が原因かというと、
そもそもその企画の予算自体に無理があった。
また、相手にその環境が整っていなかった、
いわば時期尚早ということもしばしば。

単純な話、
私の企画自体に無理があったって事なんですね?

(見込み違いと見積の甘さは私の欠点でもあります)

いやぁ、プレゼンってホントに奥が深い。

むずかしいですね。

時代を読む?

先日、仕事で原宿へ。

クライアントさんへ行く時間に少し余裕があったので
タバコでも一服しようとあたりをキョロキョロするも
全く吸うところ無し。

街は綺麗。

全方位禁煙。

徹底しております。

ふーん。

で、ぶらぶら歩いていたら「喫煙OK」みたいなプレートが貼ってある
喫茶店をやっとひとつみっけた。

店に入ったら、ほぼ満席。どいつもこいつもぷかぷかやっておりました。

ほほぉ
これって新しい商売?と思わず突っ込みを入れたくなりました。

私も何本かラークを頂いて
さて伝票に目をやるとコーヒー一杯¥900也。

コーヒー美味かったけど、ちょっと高くない?

かくして、ニッチな商売は徐々に広がりつつありますね。

新しいマーケットの登場です。

さて
神奈川県では健康とカラダと街のクリーン化のため(?)
少々骨抜きながら、受動喫煙防止条例が公布されたようです。
先駆け。先鞭をつけましたな。
パチパチパチ(拍手)

骨抜きじゃなかったら誠にクリーンな素晴らしい前例、
他都道府県も追随するんじゃないでしょうかね。
寸分の隙もない健康と清潔な街づくり。
だって良いことはどんどんやらなきゃ、だよね?

時代はもう完全に、クリーン&エコ! ですね?

私なんかいろいろな企業へお邪魔していますので
エコなんか凄いです。

なんでもエコ。とりあえずエコ!
エコはビジネスの味方なんです。

エコは地球のためであり、正義でもあり、大儀でもある。みたいな

エコじゃなくてエゴもかなりあって、もうひどいことになっている
所も多々ある。(これは余談)

いまエコを語れない奴は死んでしまえ!位のパワーはあるな。

ある調査によると、今度クルマを買い換えるとしたら80%以上の人が
エコカーを希望しているらしい。

これ、ホントです(キッパリ)

みんな道徳観強し。いい人。トレンドに敏感?

いや、集団ヒステリーなのか(爆)

どちらにしろ、時代のうねりに凄いものを感じるのは私だけか?

翻って

ところで私はなんでタバコを吸い、
一日中電気を付けっぱなしにして
いまどき
10年位前の排気量のデカいドイツ車なんぞを探しているのだろ?

完全に出遅れた私は、一体いままで何を考えていたのか?

いやぁ、このズレた感じが私のどうしようもない短所なんだな。

今日はひとつ、人類の未来のために

光合成の勉強でもして
植木でも植えようかな、っと。

ドラマ

光のしずくがひとつこぼれて

自分が生まれたと

思うことにしよう

私は私であって

他の誰でもないこと

かけがいのない私であること

じゃないと

生きていけないだろ?

たとえば

有り余るほどの時間と

物語を消費する歴史に

やさしさはあるのかなと

ふと考えてしまう

ましてや情が絡んでくれると

涙が出るほど嬉しいけれど

歴史って奴は

思いの外

残酷なんだ

潰されるなよと時間が笑う

いま

この舞台で生きているということ?

演じているのか

演じさせられているのか

ここはひとつ

考え所であると

いつも思いあぐねる

役者のひとりとしては(笑)

真剣に真摯に

取り組んでいるつもりなんだが

いつも吐く言葉は

単なる台詞なのか?

きのう

あのひとにつぶやいた言葉は

果たして

あらかじめ用意されたものなのか

という問題は

私という存在の意味を問う

歴史的な難問でもある

はじめに言葉ありき

その拠り所を知ることに

生きている意味が隠されている

私はその事柄にいつか気づくのだと

信じるようになった

人生のペテン氏にならないために

自分が代役しか務まらないことのないように

生きるのだ!

今朝は

初夏の日差しがまぶしいくらい

陽気な幕開けなのだが

さあ

どんなスペクタクルが用意されているのか

凡庸な一日が待っているのか?

まずは用意された

いや!

私だけの

せめて私が考えた

アドリブの台詞を

私に語らせて欲しいのだ。

拝啓 元気です!

いまの俺が親父に初めて

ホントは親父の事

好きだったんだよと言った。

それを聞くと親父は俺に近づいてきて

俺のアタマに手を乗せてくれた。

その瞬間に俺のカラダは急に小さくなり

小学生の頃の俺に戻っていた。

ああ、やっと言えた。

小学生の俺は泣きじゃくっていた。

朝方にふっと目覚め

いまのは夢だったのかと

ぼぉっとしていると

今度はホントに

涙が止めどもなく流れてきた。

まだ眠いのに

涙が止まらない。

オヤジ、いるんだろって

思わず口走ってしまった。

永年の確執があって

俺とオヤジの仲はうまくなかった。

小学生の頃から

オヤジは俺を無視していた。

俺はオヤジを避けていた。

いろいろなものが絡み合い

男同士の話なんていうものも

遂に最後までなかった。

だからなにも解決なんかしてはいない。

だけど、いまはオヤジの気持ちが痛いほど

よく分かる。

オヤジも俺のこと、見抜いていたんじゃないのか?

オヤジが死んで四年強。

あの日

オヤジはあの世からやってきて

俺と話そうとしたんだろうな?

ホントの気持ちが言えて良かった。

伝えたいことは思い切って

伝えなくては。

心底そう思った。

いま、俺は息子と娘を育てている。

決して同じ繰り返しはないようにと

いつも考える。

考える。

だって

オヤジの孫だもんな!

毎日が新鮮!

最近はなにかと忘れっぽいので
メモは欠かせない。

そもそもどんどん忘れる質なので
それに拍車がかかった。

夕飯にカレーライスを食べても
翌日もカレー、カレーでもOK!

なにしろ忙しいと、おやっ?とさえ
思わなくなった。

「おーカレーか、美味そうだなー!」
で終わり。

ラーメン、ラーメン、ラーメンでもイケル。

しかし
おじや、おじや、おじやっていうのは
流石に嫌だね。

私はおやじだから、語感が似ていると
即座に反応してしまうので、おじやは
かんに障る。

けんか腰になったりして(笑)

で、
仕事柄、やっていることも毎日違うので
ルーティーンワークというものがない。

案件というものは、ほぼ総て違うので
オーダーメイドと同じ。

流し仕事というものがないので、
疲れると言えば疲れますがね。

とこうして書いてみると
「毎日が新鮮!」
と言いたいところだが
いやいや、違う。

ムカシ、いろいろな所を訪ねて
取材し、写真なんかパチパチ撮っていた頃が
懐かしい。

これはホントに毎日が新鮮でした。

ところが旅ばかりしていると
やはり家が恋しいのね。

勝手な奴だな、とお思いでしょうが
人間、こんなもんです。

寿司屋の息子は寿司が嫌い。
肉屋の娘は肉が苦手。
八百屋の嫁は野菜以外が大好き。
なんだなー!

人間は社会が成熟してくると
贅沢になる。

どんどん嫌な奴になってゆく。

「縄文人が懐かしいな」

とつまらないオチで
この頁を終了します。

(このボケが!なんて怒らないでくださいよ。
時間ができたら真剣に書きます。ハイ!)

アメリカ

大っ嫌いなのに気になる奴っていますよね?

私の場合、アメリカなんですね。

アメリカ嫌い。

アメリカ本土になんか行こうとも思わないし
カリフォルニアもニューヨークもTVで観る度に
へぇと思って観ている程度。何とも思わない。

アメリカ圏には行ったことがあるが
嫌な記憶が蘇ってきた。

レンタカーを運転していて道に迷い
たまたま辿り着いた所に
米軍のゲートがあったのだ。

で、いきなり白人の女兵士から自動小銃を向けられ
怒鳴られたのだが
コイツ等本気で戦争モードなのが分かった。

アメリカはいつも傲慢だ。

自由と平和の名のもとに、数多くの殺戮を繰り返したし
それが対共産主義といえども見過ごす訳にはいかないものが
多すぎる。

ベトナム戦争は、その象徴だ。

世界の警察ともいえるアメリカだが
仲良くするには金がかかりすぎる。

MDシステムなんかは、その最たるもののような気がしてならない。

日本政府はアメリカに従順だ。外交で劣る日本政府はもう少し
目を凝らして世の中を見た方が良い。

世界は生きものなのだ。

アメリカ一本槍の片想いは、もうふられたようなものだ。

アメリカは日本を飛び越して、いま中国に熱心だ。

かように、アメリカという国は義理に欠ける。
打算で動いているだけだ。

と、かなり辛辣にアメリカ批判を書いたが、しかし
私は小さいときから学校でアメリカ配給の脱脂粉乳を
飲んで育った。

チョコレートといえばハーシーズが好きだったし
ディズニーのダンボの絵本は、私の宝物だった。

日本のマクドナルド1号店で、必死にフィレオフィッシュに
食いついていたのも昨日のことのようだ。

なんかイライラしてきた。
政治とカルチャーがゴチャゴチャだからか?

いやいや、
こうして、私たちは侵略されているのだ。

私はその昔、つまんねー歌ばかりが聞こえる頃
スゲーッと思った曲がある。

その歌は斬新でリズミカルで、なんだか自然にカラダが
踊り出すようなパワーをもっていた。

弘田三枝子が歌っていた「バケーション」だったのだが
私はこのとき、幼いながらアメリカの臭いを嗅いでいたような
気がする。

アメリカンポップス。R&B、ロック。映画では「風と共に去りぬ」
でスカーレット・オハラに恋をした。

こうして私に染みついているアメリカよ!

お前はホントに嫌な奴なのだが、なんだか気にかかる、
私には近くて遠い国。

この曲を聴くと、私の幼い頃の心象風景が鮮やかに蘇るのは
みんなアメリカのせいなのだ!

風の詩

飲み干したジンのグラスから

こぼれて溢れる言葉は

踊るように庭を飛び出し

外気に乗って

風になった

風は言う

私はこれから世界を巡るけど

もうあなたの所へは

帰れない、とね

風は旅人だという

二度と帰らない旅人だと

構わない

せめてこの言葉を

誰かに届けてくれ

世界の何処かに、誰かに

風は海を渡り

草原を越え

そして

果てしなく続く砂漠に

降り立つ

遠い遠い国の風は
年をとった

もうあれから
どの位の時間が
経ったのだろう

やがて

誰もいない砂漠で

風は命を閉じた

砂の上に

言葉だけが転がっていた

誰にも届かない言葉

風は旅人

決して戻ることのない

旅人

今夜もまた

言葉はグラスに溢れ

カーテンを伝い

窓際から表へと

消えてゆく

言葉は

風に混じり

そしてまた

世界を巡る

きっと私も

一夜の旅人なのだろう