泣きたくなったら

泣きたくなったら

夜中にひとりで泣く

誰にも知られることなく

微塵も残さない

そして鳥のさえずる朝に

生まれ変わろう

(そういうことにしておくんだ)

さあ、とりあえず笑顔で

歩いてみる

歩みをやめない

陽のさす方へ

どんどん歩く歩く

意味なんて考えない

本質なんてどこにもないのだから

こんがらがった糸を解く間に

過ぎ去ってしまうものが余りに多いから

歩く

歩く

朝陽をまぶしいって感じる

汗が流れる

疲れゆく躯

遠くに消えゆく昨日までのこと

そう感じている君のこころ

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