月は幻
夢の丘で寝転がっていると
君だったと分かるまで
その永遠のような
ひとときのこと
いったい君はどこから
降ってきたんだろう
秋雨の降りしきる頃
森の一葉に
落ちてきたとでも
言うのかい
地中から出てきたわけでは
ないだろうに
打ち寄せる波に運ばれた
貝の中に
隠れていたのか
私さえ
なにがどうして
ここにいるのか
だから
出会いはいつだって
不思議に充ちている
私と君が綴る
ものがたりが
目の前のことなのか
夢なのかなんて
誰にも分からない
気づかない
だからいつも
愛は
不思議に充ちている
ものがたりなんだよ
「月は幻」 …というひと言から始まるこの詩は、とても幻想的な雰囲気に彩られていますね。
シュールな感じも漂うけれど、優しい温かさに満ちていて、心がなごみます。
言葉の使い方がとてもいいと思いました。「夢の丘」 などという言葉も洒落ているし。
どういう気分のときに生まれてきた詩なのでしょう。
こういう優しい不思議さが漂う詩が生まれるときというのは、案外、日常生活が厳しかったりするときのような気もするのですが…。
ところで、そういえば、お誕生日が来たのですね。
遅くなりましたが、おめでとうございます。
町田さん)
コメント、ありがとうございます!
町田さんは心理学者ですか?(笑)いま、かなり心身の疲れが溜まっていまして、一応山を越した感じですかね。そんな最中に書いたので、イマイチ?
なかなか更新もできず、めざすものも書けないのが現状です。それに引き替え、町田ブログはいつ読んでも面白い。勉強になります!流石です。
先日、九州まで行かれたようで私としては驚いています。シティーボーイの町田さんが?ねぇー?
私もキッチリ見習います。あと、誕生日のコメ、ありがとうございます。
いまは、カッコイイじじいについて検討中です(爆)
ではでは