確かな日、のために…

明日などというものは

ホントは来るか来ないか

分からない代物だから

僕らはみんな考えてしまうのだ

だから夜明けの眠りにつくとき

僕らは祈るんだ

再び目覚めますように

とね

昨日などというものは

ホントはあったかどうかも

分からない思い出ばかりだから

僕らはみんな考えてしまうのだ

だからふと過去を振り返るとき

僕らは悲しいんだろうな

自分は嘘つきなんじゃないか

とね

たとえ今日という日が

特別な日でなくても

おいしいコーヒーを入れて

かけがえのない本から

とびきりの言葉を選んで

そして

森へでもでかけよう

確かなことは

確かなものは

今日この日

このとき

この気持ち

この空

流す涙

ふと溢れる微笑

そして

風に吹かれて

掴める実体

生きている息づかい

僕らは

ここでしか

生きてゆけないから

そう

僕らの居場所は

今日という日なのだと

思いたいのだ

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