怒涛の船上結婚式

素人タクシードライバー

問題は台風直撃の予想のなか、船上結婚式に行かねばならない、

というプレッシャーにあった。

ほぼ決行というので、行くしかないね。

どしゃ降りの霞ヶ関からタクシーを探せど、

週末の土曜なので、官庁街は人気もなくがらんとしている。

当然、行き交う車も少なく、

たまに通り過ぎるタクシーも「迎車」の赤いライトばかり。

そこへモサッと走ってきたタクシーをやっと捕まえた。

「浜松町まで!」びしょ濡れの服をわさわさと拭いていると、

「浜松町ってどこですか?」とこのタクシードライバーが驚くことを聞いてきた。

車はすでに走り出しているではないか。

「うーん、いまあなた何て言ったの?

山の手線の浜松町駅。知らないってホント?」

まっすぐ前を直視している彼は、見たところ働き盛りの40代と踏んだ。

「ええっ、知らないんですね」

「だってナビがあるでしょ?」

結局、このタクシードライバーはナビの使い方も知らないらしく、

私が「次の交差点を左! で、○○を過ぎたら右ね、そうそう、でね…

おっと、そのあたりをゆっくり走って」

気が気じゃない。

そんなやりとりでぐったりびしょびしょのまま、

浜松町の海沿いの通りで降りる。

このタクシーをよーく思い返すと、彼の日本語がたどたどしい。

地理をよく知らない。

タクシー会社の名は忘れたが、ドライバー名は確かに日本名だった。

ビジュアル的には日本人にみえた。

あいつホントに2種免許持っているのかな?

うーん、よく分からない!

大雨の湾岸国道

明日の結婚式の会場となるシンフォニーとかいう船が停泊する

日の出桟橋あたりの道路に私たちは突っ立っている。

雨は相変わらずどしゃ降り。

(問題はホテルだよな、予約してあるホテル)

「確かこのあたりだと思うんだけど…」

スーツケースはずぶ濡れ。

午後9時。ほぼ人っけなしの国道に車が水しぶきを上げて走り抜ける。

iPhoneでグーグルマップを出して目的のホテルをマーキング。

結局トボトボと15分も歩いてめざすホテルに辿り着いたときには、

服はベッチャリ、身体ぐったりで、もう船上結婚式の前にバテる。

ホテルは山手線やら京浜東北線、

新幹線がまとめて通過する横に建っていたので、

絶対に終電までは眠れませんでした 笑

と同時にテレビでは首都圏に台風直撃間違いないという予想、

選挙報道もがんがんやっている。

あー憂鬱。

朝食はめちゃくちゃ美味かったけどね!

嵐の日の出桟橋

姪の結婚式当日は日曜日。

鬱陶しい東京の景色は重たく、冷えているなぁ。

超大型台風はどうも関西あたりを通過している模様。

話はそれるが、この日は弊社ディレクターは大阪でイベント運営の最中だったが、

電車は止まるはなんだかんだで相当ひどかったらしい。

前日にホテルに前乗りしたのは、

奥さんのヘアセット他が早朝予約してあったからだが、

式は午後3時からと待ちが長い。

久しぶりにホテルのテレビをザッピングしたりして時間を潰す。

午後2時乗船。親類初顔合わせ。式、披露宴、なんだかんだで

下船は午後7時頃の予定となっている。

100%暴風圏内での船上結婚式。

これって無事に終わるのかね?

昼過ぎに日の出桟橋に向かおうとホテルにタクシーを頼むと、

全く繋がらない、または1時間待ちという回答。

またしてもひどい降りのなかをテクテクと歩いたね。

礼服びしゃびしゃ。冷たーい!

しかーし、日の出桟橋待合室には人人人で溢れかえっていた。

待合室前には、はとバスがずらり。

東京湾クルーズの予約客の一群はどうやら台風なんぞ関係ないらしい。

乗船前とあって皆ニコニコ興奮気味。

老いも若きもポテトチップスとかビールとかを摂取しながら

満面の笑顔なのである。

ほほう、こっちの常識と真逆の一団をついに発見した。

そうこうしているうちに親戚の連中がパラパラと集まり始めた。

一様に濡れた礼服の水滴を払いながら「大丈夫かね」と口々につぶやく。

やはり不安かつ難しい顔を皆しているではないか。

思うに、あの楽しそうな一団はいまから東京湾クルーズを楽しんで、

まあ午後2時には下船。で、さっさと家路を急ぐのであろうと。

こっちは、その後の夕方、暴風圏のなかを乗船。

で、わいわいなのかどうなるのかよくわからないが、

夜まで宴会のようなものが続く訳なのである。

雨降って地固まるか

乗船して、まず親類写真の撮影となったが、

どうも岸壁に停泊していると結構揺れるので、

なかなか皆一様にポーズが決まらない。

なんだか皆緊張気味に足を踏ん張っている。

当然私も踏ん張る。

ずっと震度2という揺れ状態が続く。

この揺れに逆らうと余計に疲れるし酔うのであろうよ。

早速、海底で揺れる海藻を思い出し、

なんとなく揺れるがままにしていると少し体が楽になることを発見。

以降、そのスタイルを貫くことにした。

東京湾のクルーズ路線は台風のため変更・縮小され、

お台場あたりをふわっと進行している。

高層ビルが霧でかすんでいる。

どこも灰色がかったモノクロームな景色一色である。

が、船内はというと若い連中で盛り上がっているではないか。

酔っぱらって気分が悪くなって甲板に出ようとしている若者をみかける。

その蒼ざめた顔をみてなんだか笑ってしまう。

こっちも次第に、嵐のなかを楽しむのもなかなかのもんで

なんか悪くないんじゃないかと思えてくる。

シャンパン、ワイン、ビール、フォアグラ、ローストビーフ。

ガンガンと食いまくる。

久しぶりにアルコールを摂取してみる。

窓の外を眺めると、嵐はさらにひどくなるも、

船内の熱気はさらにヒートアップ。

歓声の連続が響き渡る。

みんな心底からふたりを祝福しているのがみてとれる。

こうなると若い連中に乾杯ですね。

やはり若いってひとつの特権だと思う。

この世知辛い世の中だけど、まあそのくらいのパワーがないとね。

誰かが例のつまらないスピーチをしていた。

「雨降って地固まる…」

頼もしいふたり

新郎のスピーチでも今日という台風の最中の結婚式を、

皮肉ではなく一生思い出に残ります、

そして今日のように嵐のような状況から出発するのも悪くないと、

かなりポジティブな発言をしていた。

彼は本気でそう思ったのだろうよ。

姪よ、幸せになってくれ。

下船は夜の7時を回っていた。

待合室には誰もいない。

昼間の喧騒がうそのようだ。

風雨がさらに激しくなる。

みな満足げに下船してきたものの、

あまりの激しい雨に呆然としている。

やはりタクシーが全く捕まらない。

しかたなく、誰もが覚悟を決めて、

暴風のなかを燦々囂々散ってゆく。

港では作業員がせっせと建物を囲むように土嚢を積み上げている。

やはりギリギリの船上結婚式だったらしい。

「食神さまの不思議なレストラン」展とスーパー浮世絵「江戸の秘密」展のお知らせ

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弊社のディレクターYuskeが参加しているイベントが、

去る1月末、茅場町にオープンしました。

昨年後半から今年の年初にかけ、弊社は地獄でした 笑

にしても告知、遅すぎ。もう4月ですね。

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で、このイベントは、東京・茅場町のビルで同時開催

されている。

茅場町ってちょっとなんというか微妙なところで、

普段の私には全く縁がない。

名だたる証券会社のビルが並んでいて、

あとはよく分からない。

コンビニとかコーヒーを飲むカフェもあるが、

数は少ないし、がぜん面白みに欠ける街ではある。

そのビルの一角で、イベントが開かれているのだから、

中に入ると、予定外にいい意味で唖然とさせられる。

どちらもファンタジック&ミステリアスな世界が味わえるので、

茅場町異空間と、私が勝手に名付けた。

「食神さまの不思議なレストラン」展は、日本の食の原点を求めて、

がテーマ。

デジタルアートで彩られた神代の四季の森は、美しくもあり、

見ごたえがある。

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日本の食独自の米や味噌、出汁といった和食のルーツのコーナーでは、

いままで知らなかった身近な食材について、しみじみベンキョーさせられる。

とりわけ、米の山を直に手で掬えるコーナーは、トリッキーな

デジタルアートが、不思議な体験として、後々その残像が尾を引く。

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洋食が常態化した私たちには、ちょっとハッとさせられる

体験ではある。

会場の演出は、「シルク・ド・ソレイユ」やスペインの

サグラダファミリアなどのアートをてがけた、世界的なデジタル

アート集団、モーメント・ファクトリー。

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独自のイマジネーションで日本の自然観、そして食を

表現している。

食神さまの世界を歩いて、最後にたどり着くのは、

やはりレストラン。

そのメニューはどれもが「和食」の原点ともいえる品々。

いくつか食したが、これが結構うまい。

いや、かなりうまい。

特にだし巻きたまごは、初めての食感と味だった。

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和食の監修は、京都・美山荘の中東久人氏。

ここで出されるおいなりさんも、ちょっと他と違う。

ゲストシェフとして、京都老舗、澤ノ井の村田吉弘氏、

さらには、フランスの巨匠、ジョエル・ロブションも参加している。

ちなみに、展覧会で登場するキツネ役「ウカ」のボイスキャストは

乃木坂46の松村沙友理と若月佑美。

詳しくは↓

https://tabegamisama.com/

一方、スーパー浮世絵「江戸の秘密」展は、

アメリカの美術館の秘蔵コレクションである、

膨大な日本の浮世絵アートを完全精細にデジタル化したものを、

この会場にフル展開し、来訪者を圧倒する。

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いわば、江戸の町の再現化空間を我々が歩くことになるのだが、

タイムトリップする私の知らない江戸の町なのに、

妙なリアリティがある、とでもいえばよいのか。

巨大かつ美しい浮世絵の数々には圧倒させられるが、

とりわけ、浮世絵たちが動くという新しい体験に、

私はちょっと驚いた。

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さらに、当時の江戸の最先端のファッションとかおしゃれを知るにつれ、

江戸の住人たちはつくづく流行に敏感だったんだなぁと感心しきり。

生活のここかしこにも、この時代特有の秘密が隠されていて、

それを一つひとつ解明できる楽しさもある。

こちらも映像他一切の演出がモーメントフアクトリー。

彼らが描く江戸の世界はかなり個性的。

魅了されつつ、時代を遡ったような錯覚に陥ったのだから、

やはり、それは成功といえるのだろう。

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ナビゲーターは、歌舞伎界のプリンス・片岡愛之助。

詳しくは↓

https://superukiyoe.com/

以上、ふたつのイベントだが、本格的かつかなり斬新な企画なので、

お時間のある方は足を運んでみてください。

ホテルのバスルームに関する考察

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ホテルといってもビジネスホテルの風呂の話。

端的にいうと、風呂というよりシャワールームか?

昔からあそこの使い方に迷っている。

ずっと迷っている。

ホテルの風呂って洗い場がないでしょ。

が、いつも懲りずに自宅の風呂の調子で入るので、

毎回、ベストな方法はないかと悩んでいる訳。

私は海外生活が皆無なので、

そこんとこ、よく分からない。

気になるのは高級ホテルとかラブホテルに、

果たして洗い場があるのか?

これもよく分からない。

というか、知っていたとしても

ここは知らないことにしないと、

話しがややこしくなるので、知らない。

とにかくビジネスホテルの風呂場なのだ。

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まず、バスタブにお湯を張る。

とにかく湯をいっぱいにする。

でないと風呂じゃないじゃん。

温まると、とても落ち着く。

疲れがとれる。

よく眠れる。

という訳で、まずゆっくりと浸かるのね。

問題はその後である。

なんだろうな? ここから調子が狂う。

身体を洗う段になって、

いつものようになにがなんだか、

よく分からなくなってしまう。

冷静にスタートしても結果的に、

狐につままれたように、

いつもの失敗に終わる。

まあ、ようやく目的を達成したとしても、

ビショビショの裸で

ハーハーしながらバスルームから這い出てくる。

いろいろ改善を試みるのだが、

結果はいつも同じとはどういう訳だ!

ホテルの責任者出てこい、とは言わないけどね。

要は、しっかりシャンプーで頭髪なんかを洗いたい。

   顔面を石けんなんかでしっかり洗いたい。

   身体をボディシャンプーなんかでゴシゴシ洗いたい。

   風呂からあがるときにヌルヌルしたものを残したくない。

以上の目的を達成するために、いろいろ順序を検討するのだが、

あるときは泡だらけで上がるハメに陥り、

あるときは洗う順序を間違えて顔面だけ洗い残したり、

身体を再度洗う結果となったりしてしまう。

どうにもこうにも毎回うまくいかない。

この問題に関し、現在分かっているのはですね、

鍵は唯一、ズバリ洗い場しかない訳です。

洗い場があれば、すべて解決となる。

あと、もうひとつの解決策。

それは、石けんで身体をまるごと洗う、である。

そうそう、もうひとつありましたね。

それは石けんとかシャンプーとか一切使用せず、

ひたすらケミカル類を拒否し、

浸かりながらシャワーを浴びる、であります。

以上が解決策なのは私もずっと承知しているのです。

が、出張とかあれこれ出かけたときこそ、

なんとか我が家にいるときと同様、

気持ちの良いお風呂ライフを満喫しようと考えたのが

事の始まりなのですが、

これは私のわがままか、

つまらない贅沢か?

と己に問いかけもしたが、

いやいやそこは工夫次第だよ、というのが、

己からの回答だったのであります。

よって先日も新宿6丁目のビジネスホテルで格闘したのだが、

やはり結果的に敗北したので、腹がたってこんなものを書いてしまった。

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でそもそもこの問題は、話しを遡ると、

あそこに洗い場がないから、

とんでもないことが起きてしまう、ということだった。

(↑ここポイント)

で何度か、挑戦したのは下記の事。

溜めて入っている湯が泡だらけになってので、

そうだタブの栓を抜けばいいのだ!

と思い立ち、実行したことがあるが、

これはアウトでした。

そもそもビジネスホテルの排水溝って

どこも管が細いらしく、

実行したホテルではどこも失敗に終わりました。

それはね、ちょろちょろと減ってゆく湯を眺めながら、

長時間ぼおっーとしている自分は身体がだんだん冷えてきて、

第三者的視点で眺めるに

裸のバカにみえましたから。

という訳で、

以上の私事重要問題に良い改善案がありましたら、

どなたか教えてくれませんかね?

謝礼は、あなたのキャッチフレーズをタダで考えます!

(時価3万円相当)

ウェラブルデバイス初体験

僕の手首にはウェラブルデバイスが巻かれている。

いや、正確にいうと、

私が3日前に意を決して自ら巻いてみたのだ。

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このウェラブルデバイスは時計をはじめ、

歩数、距離、消費カロリー、心拍数、血圧、運動の度合い、

睡眠時間とその質、たとえば深い眠り、浅い眠りなどが

すべて記録される。

こうした類いは、他にカメラとかメールとか、

目的別にいろいろ販売されている。

ネット検索「ウェラブル」で、結構この世界がみえてくる。

手持ちのスマホとはBluetooth接続とアプリ連携で使える。

こう書くとすげぇ難しいように思うが、

要は指定されたアイコンを頼りにダウンロードし、

スマホの設定でBluetoothをオンにすればいい。

で、この健康系ウェラブルデバイス。

改めて己の数値をみてアレコレと思うのだが、

これは便利だぞと人にすすめたい半面、

意識するとかなり監視されている感が強い。

昨夜は、嫌気がさして一度外して放り投げた。

スカッとしたね。

が、数時間後には気を取り直して、再度腕にはめてみる。

今度は、このウェラブルデバイスに関する見方を変えてみる。

うーん、なかなかカッコいい。

未来感が全開。

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明日はちょっと目立つよう腕まくりをして街を歩いてみよう。

で、やはりというべきか、外出先ですっかり他の事に目がいき、

付けていることを全く忘れてしまう。

今朝、ようやくウェラブルデバイスを付けていることに気付いて、

iPhoneで己の数値をチェックしてみる。

おお、昨夜は深い眠りと浅い眠りが程よくミックスされ、

眠りの質は「良」と表示されている。

心拍数は少々高めで出ている。

これは最近風邪をひいたらしいのでしょうがない、と自己判断。

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まあ、なかなか面白いデバイスではある。

が、欠点もある。

血圧の測定数値がちょっとあやしいように思う。

なぜなら、そもそも私の血圧が低血圧気味である訳もないのに、

常に低めに出る。

これは血圧高めの私としては、真実を排除して非常にうれしい数値である。

真実など、この際どうでもいいんである。

で、このウェラブル…(なんか長いので嫌気がさしてきたなぁ)は、

半年遅れの誕生日プレゼントとして長男から貰ったものなのだが、

当初は「タバコをやめろ」との要請から

電子タバコのアイコスを貰う予定だったが、

相変わらずどこも売り切れで、ではということで

このウェラブル…にした次第。

アイコスはよくわからないが、このウェラブル…は、

健康に不安のある年代には使える。

とにかくシニアはいろいろと不安なのである。

日常の己の数値の目安を知る上ではなかなか便利であるし、

なにより手軽なのがいい。

しかし問題がいくつかある。

まず数値が甘いこと。特に前述のように血圧に顕著。

あと常に身につけるデバイスとしては、

充電池の使用時間がちと短いように思う。

ついでに取説の日本語がちょっとね…

ちなみに充電はUSBオンリーなので、ココ気にしよう。

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プライスは、確かアマゾンで6000円前後だったように記憶している。

いまさら監視されたいシニアにおすすめです。

東京村

築地市場の移転問題で揺れていますね、東京都。

たまにニュースや関連記事を読んで思うのは、

世界最大の都市・東京なのに、政治・行政は

田舎レベルだとバレてしまった、ということだろうか。

代々、都知事になるのは実力はさておき有名人ばかりで、

議会は親分・子分の関係が絡み合った寄り合いレベル。

利権がないといえば嘘になるだろう。

こうして次はオリンピック・パラリンピックの開催である。

きっと誰かが一稼ぎをする、しているのだろうことは、

誰もが思うこと。

で、気づいたのは、こんだけ大きな都市だから、

予算は膨大なのだけど、

そこは無尽蔵の如く結構適当だということ。

難しい事、面倒な事は専門家に丸投げし、予算は言い値。

あとはなんとかなってしまうのが東京都だ。

税収が多いし、まあ、たまに失敗しても

誰も責任をとらないところが太っ腹である。

そもそも、リスクを伴わず責任もとらない仕事というのが

イマドキ存在すること自体、私には驚きであるが、

そんな曖昧な集団は、きっと腐る、いつか腐る訳で、

よくよく考えれば、こんな人達の塊は

いまでも日本の何処にでも存在しているのだから、

思わずため息が漏れてしまうのだ。

こうなると、経営という側面のみで考えるに、

花の都・大東京の政治・行政を動かすのも、

それほど大変なことのような気がしないから、

こちらも親近感が湧いてくる。

零細企業なんかを経営するほうがよっぽど難しいのではないか。

これは半分皮肉だが、半分は本気である。

かつて東京に住み、東京の企業に勤め、

更に友人たちと会社を立ち上げたときのことではあるが、

この頃は当然、夢と希望もあった訳だが、

それに沿うように先行きの不安が始終ついて回っていた。

いくら零細とはいえ、潰してしまっては大変な事になる。

常に危機意識が拭えない。

コスト、創意工夫。

そんな言葉がいつもアタマを駆け巡っていた。

とまあ、これがフツーなんだけれどね。

さいわい、東京と言うところは企業数がずば抜けて多く、

よって仕事も大量に発生するので、

営業力とツテとそこそこの仕事をこなしていると、

経営はなんとか維持することができたのである。

事務所の家賃など固定費等の維持費は高いが、

それを上回るメリットがあるのが、東京なのである。

よってリスク覚悟でビジネスをするのに、

東京はかなり面白いマーケットではある。

で、肝心の仕事の質・レベルだが、

凄い仕事をする会社や人間がいるのも東京だとしたら、

逆に低レベルでもなんとか喰えてしまうのも、

東京という所ではある。

才能と実力がなくても、

ツテでなんとか凌ぐことができるのが、

東京のおおいなる包容力といえるのではないか。

こうした感想は私の勝手な経験則で、

皮肉でもなんでもない。

が、こうした事情がクリエーターに限ったことなのかどうかは

私にはよく分からない。

よって、この話は広告業界限定である。

そしてやむを得ない事情で東京を離れて実感したのは、

仕事の仕方、そしてマーケットとその構造が全く異なることだった。

この場合のマーケットとは、

東京以外というマーケットという定義にしておくと分かり易い。

仕事の規模も小さく数も少ない非東京マーケットは、

当然、クリエーターの数も少ない訳だが、

なんというか、そこにハッキリと生存競争の原理が働いているのが

手に取るように実感できるので、

ひょっとしたら東京以外のほうが、

厳しい環境下なのかも知れないということだ。

非東京マーケットはおおむね、

媒介として、大手広告代理店が介在しない。

よって、経営者と直にやりとりする。

ときに厳しい言葉を投げかけられる。

おまけに予算が少ないことのほうが断然多いのが、

非東京マーケットである。

そこには、仕事のレベルも関係するようにも思うし、

営業力も影響するのだが、

更に難しいのは、経営者の志すところを察知し、

それを共有しないことには

仕事が立ちゆかなくなることである。

こうした環境下において、非東京という仕事場には、

あの大東京市場のような包容力もなければ、

無駄とか余力というものは一切存在しない、

ということである。

よって各企業の切実さも直に伝わるし、

経営者が決断して身銭を切る分、

当然のようにこちらに要求するハードルも高くなる。

翻って思うに、

東京にはそれなりに過酷な何かが存在するのも確かである。

その過酷が何かは、それぞれの人によって違うような気がする。

それを分かった上でなお、

ビルとか混雑だとかの見た目とは裏腹に、

あんなに住みやすい、いや生き易いところもない。

それが東京のように思う。

だから皆、東京を出るのを嫌がる。

そして怖がる。

逆説的にモノを言うようだが、

東京には「村」のようなやさしさがあるように思えてならない。

これが一極集中日本の光と影の現実である。

だから誰も東京をめざすのだ。

だからみんな東京に居続ける。

だから東京はいつも人がいっぱいなのである。

東京という村を一歩出ると、

そこには喰うものもなく山姥がいて、

カッパが出て、熊に追いかけられて、

おまけに真っ暗で…

おっと、またひねくれてしまった、

ヤメとこっと!

ギジンテキ自販機論

よく使う有料駐車場がありまして、

そこは長時間駐めていても割安なのですが、

精算機に千円札を入れるといきなりひったくるので、

当初は背後に人がいるのだろうと

ちょっとアタマにきたことがありましたね。

(大人げない)

去年の暑い日に街を歩いていて

喉がカラカラになってしまい、

目の前にあった自販機に小銭をいれたのだが、

冷え冷えの富士のミネラル水が全然出てこないんです。

もう喉がゼイゼイしていまして、

しょうがない諦めるかと返金操作をしても、

なんと小銭も戻らないんですね。

で蹴っ飛ばそうとしたら、

警報器が付いていますよステッカーが貼ってあって、

荒い鼻息のままどうしてくれよう、もう小銭ないし…

あとは一万円札のみ。

と故障の際の電話番号が書いてあるステッカーをめっけまして、

この怒りをどうしてくれようと力み気味に電話を致しましたところ、

いつまで経ってもだぁれも出ない。

ここで怒りマックス!

再び返金レバーをガチャガチャやりまして、

全く小銭を返す意思がない涼しい姿の自販機に

遂に蹴り! を入れようと思いましたが、

ハタとまわりを見渡すに、

私を不審の目で見るオバサンが約一人、

横のマンションの3階から見下ろす学生らしき兄さん約一人を確認致し、

なんと炎天下に冷静を装い、

何もなかったの如く歩き出す私なのでありました。

いま思いだしても腹が立ちます。

そしてですね、

以前の事ですが、お客さんとの打合せが長引きまして、

やはりぐったり歩いていますと、

またまたここで自販機が目に入りまして、

めざす私好みの缶コーヒーを購入したところ、

この自販機がなんと「今日もお疲れ様でした!」と

若い女性の声でささやくのでした。

これが結構情のこもった声でありまして、

思わず自販機を振り返った私は微笑んでしまい

騙されそうになりました。

後日、この日は午前中でしたが、

この自販機で再び缶コーヒーを購入したところ、

「いってらっしゃい!」と声をかけられた私は、

なかなかよくできた自販機だなぁと感心しきり。

時間帯でメッセージを切り換えていることを知りました。

さて遡ることムカシムカシなのですが、

まだ自販機がしょぼい頃に

我がいなか町に画期的な自販機が登場しまして、

お金を入れると程なくしてあったかいうどんが出てくる。

これには皆驚きまして夜中によく喰いに行きました。

で、ここでやはりちょっと気味が悪いと思ったのは、

うどんが出てくるときのこの自販機の動作なのですが、

どうも誰かが後ろからそっと差し出すような感じで

いつのまにかうどんがすうっとあらわれる。

とですね、いろいろな体験を経て、

もうすでに私のなかの自販機は擬人化しておりまして、

次回より小銭を投入したにもかかわらず商品が出てこない、

または返金にも応じず涼しい姿をしているときは、

躊躇することなく蹴飛ばしてやろうと思います。

そしてあたたかい声をかけられたら、

なんのためらいもなく微笑もうと…

終息しない危機

熊本地震が起きてからというもの、

どうも落ち着かない。

考えがまとまらない。

そんな症状に悩まされる。

個人的に抱えている問題は山積だが、

それにしてもテキパキと処理が追いつかないのは、

自己内に沈殿している不安が足を引っ張っているのだろうと

推測する。

熊本と大分の県境あたりに古い友人がいる。

未だ連絡できないでいる。

あいつも不安な毎日を過ごしているに違いない。

お互いずっとアナログな付き合いできたので、

連絡はいつも電話のみ。

あとはフェイスtoフェイス。

メールとかそんなものはお互いに知らない。

こういうときには困るなぁと実感する。

今週のうちに電話を入れるつもりだが、

向こうのことを思うといつ連絡してよいものか、

それさえ迷う。

結局、自分になにができるのか?

それも不明だが、

できる限りのことに応じたい。

昨日は、とりあえず赤十字を通して寄付。

それしかいまの自分に思いつくことがない。

それにしてもこの日本という国は、

多角的に考えるといろいろ問題があるが、

それはどこの国でも差異こそあれ、

同様の問題を抱えている訳で、

私的にとても良い国と思っているが、

それにしても、地震のリスクが大き過ぎる。

多大なダメージが人々を襲っているのだから。

これらがすべて他人事でなく、

そのどれもが対岸の火事ではない。

誰の身にも迫っているのが、

この日本列島に暮らす人の現実だ。

時に恐ろしい一面を覗かせ、

人を恐怖に陥れるのがこの国の裏面であり、

原発のことなど人為的なことを鑑みても

それは思うことなのだが、

平時のこの国の表顔が本性なのかどうかは、

それぞれの考え方の違いによる。

これは私にも分からない。

いずれ、いまの危機である。

現在進行形で危機は続いている。

誰もが、難題を突きつけられている…

そのように思わざるを得ない。

悪玉と呼ばれて

悪玉と言われていい気はしない。

私は割と大きな声で「○○さんは悪玉だな」

と言われてしまった。

「………」

所は病院内、言い放ったのは医者だ。

ちょっと笑いながら意地悪く言われた。

まあ、この先生とは同年代で、

20年来の付き合いなので、ただの悪ふざけだ。

「奥さんは善玉ですね」

なんか腹が立つなぁ~

たかがコレステロールなのに、

こちらの人間性まで否定されているような、

そんな名称って良くないと思うのだ。

第一、悪玉コレステロールの意味がよく分からない。

医者の説明によると、動脈硬化とか心臓病とか、

いろいろカラダに良くない作用を及ぼすらしい。

だから、悪玉なんだな!

が、どうにも私自身が悪玉と言われているようで、

納得がいかない。

看護師の方達もクスクス笑っていたしなぁ。

で、悪玉といえば、

腸も悪玉っていうのがいる。

コイツはやはり悪い奴で、便秘、下痢、

癌なんかも引き起こすというから、

相当な悪党だな。

コイツと戦うのが、正義の味方の善玉。

やはりいい奴、善玉菌。

そしてここにもう一つ、

どうも納得のいかない奴がいまして、

そいつが日和見菌。

どっちが勝ちそうか様子を見ていて、

勝ちそうな方の味方をするというから、

この日和見菌って奴は、

見方によっては、一番の悪党である。

話を戻そう。

コレステロールの話でした。

じゃあ、悪玉を減らすには?

善玉を増やすには?

このあたりをネットで調べたのだが、

実はちょっとよく分からない。

というか、なんとなく分かるのだが、

決め手がないように思える。

まあ、要するに良質な油分の摂取。

これはオメガ3とか呼ばれるエゴマ油とか亜麻仁油のこと

なのだろうと検討をつける。

あと適度な運動をする。

そして、ストレスを貯めない。

奥さんとはだいたい同じものを食っているので、

「俺だけ悪玉」の原因はストレスなのだろう。

でなければ、俺のカラダの構造とでもいうのか。

ここまで書いていて気づいたのだが、

どうもストレスが原因の病気がやたらとても

多いのではないか?

ストレスって万病の元だなぁと、

いまさらながら納得する。

そこで思い立ったのだが、

いつもニコニコしている、

なんていうのはどうだろう。

だって笑いって、

かなり免疫力が上がるというではないか。

これを味方につけるという発想。

で、いつもニコニコしている。

嫌なことがあっても

とりあえずニコニコしている。

辛い事があっても

負けずにニコニコしている。

こうして、脳を騙すのだ。

脳を騙すとは最近仕入れた最新情報なのだが、

脳は割合騙されやすいという。

笑っていれば、とりあえず脳は、

ストレスをストレスと認識せず、

免疫力のある物質を放出する、らしいのだ。

いかがだろう?

始終笑っていればストレスも減り、悪玉も減り、

コレステロールも善玉へと変わるというシナリオである。

完璧!

さあてこうなると、外見的に、

訳もなくニタニタしている、

薄気味の悪いオヤジが一人できあがる訳だが、

まあ、しょうがないではないか。

これも健康の為。

かなり不気味だろうが、

一応明日より実行することにしたので、

そんな私を見かけても気にせず、

シラッと無視して頂きたい。

村上春樹がつくった図書館

以前のエントリーでも触れたが、

村上春樹の「ダンス・ダンス・ダンス」に登場する

札幌のドルフィンホテルだが、

架空のホテルにしてはこのホテルに関する記述が

ディティールまで精細に描かれているので、

一見実在するかのような錯覚に陥る。

まあ、小説なので上手い嘘といえばそうなのだが、

それにしてもリアリティに満ちている。

ストーリー・テラーとしてこの人が優れているのは

先刻承知しているつもりだが、

まあ、想像でつくりあげるその力量には

いまさらながら驚く。

続いて手にした「海辺のカフカ」で登場するのが、

四国は高松にある「甲村記念図書館」である。

15歳の主人公カフカ君が深夜の高速バスに乗り、

この図書館をめざして家出をするのだが、

やはりここでもルポルタージュの如く、

まるで見てきたような時の流れ、

移動途中の風景などが克明に描かれている。

まあ、このあたりは実際に体験すれば描けるだろうが、

問題はその図書館のようすだ。

甲村記念図書館は実在しないが、

その図書館にまつわる歴史的背景、

図書館で働く人の様子、

更に館内とその庭園の記述に至っては、

ほぼ実在するかの如く、

これでもかというほど丁寧に描かれている。

私はまたも実在する図書館として勘違いしてしまった訳で、

続けざまに騙されたことになる。

村上春樹の描く主人公や登場人物は、

ほぼコンサバティブな人間が多い。

ほどほどの人間関係の距離感。

孤独を愛する。

喰うものはサンドイッチやドーナッツが多く、

主人公はだいたいシャワーで丁寧にカラダを洗い、

入念に歯を磨くことを習慣とし、

都会人にふさわしいファッションを身に付けている。

ブランド的にはアイビー系が多い。

で、音楽は彼の好きなジャズ系から60~70年代の

ポップスあたりをよく聴いている。

もちろんビートルズも。

間違っても演歌や民謡は出てこない。

ダンキンドーナツとか、

乗っているクルマがスバルの4WDとか、

やたらと具体的な実在するものの中に、

この作者はポンと架空のものをつくり、

放り込んだりして、

読者をその気にさせ、彼のつくった世界へと誘う。

この人のエッセイなどを読んでいると、

村上春樹という人間は基本的に真面目であり、

走ることに命を賭けているようなので、

私の心配はあたらないが、

一歩間違ってこういう人が詐欺師にでもなったら

恐ろしいなと勝手に思ってしまう。

まあ、だいたいにおいて物書き、

とりわけフィクション系の人というのは

そもそも詐欺師っぽいと私は睨んでいるのだが、

これも才能のなせる技とでもいうべきか?

いわゆる、良い意味での嘘つきは、

読者を裏切らないし、更に感動させてくれるのだから、

世の中は面白くできているなと…

だって優れた小説家に騙されて、

悪い気はしないでしょ!

江ノ島へ

年始めなので、江ノ島の神社へ行きました。

しかし、混み具合が凄かった。

まず、134号線のクルマが渋滞、全然動きません。

それ以前に寒川神社の脇を通ったのですが、

ここも大渋滞です。

で、ナビを頼りに茅ヶ崎を避け、

辻堂から134号線に出たのはいいのですが、

片瀬海岸あたりから江ノ島方面がまた動かない。

適当なパーキングにクルマをとめ、

さあ、歩け歩け大会となりました。

晴天です。

砂浜を歩くと、サクサクと気持ちがいい。

ムカシと較べてサーファーが増えたと感じます。

いま再びブームなのでしょうかね?

いあ

うえ

おか

かき

えのすい(江ノ島水族館)の横を通ると、

ここも超満員です。

オサカナたちに観られているのは、

人間のほうなんでしょうね。

江ノ島への橋を歩いて渡るのは、

小学生のとき以来だと思います。

ここでも人の多さに圧倒されました。

江ノ島は更にどこも人人人で、

サザエを食うのもままならない。

特に神社へと続く参道の混み具合は、

ちょうど休日の原宿のあのぐじゃぐじゃ具合と

似ていると思いました。

江ノ島神社に祀られているのは

弁天様ですが、

商売の神さまとしても崇められている

とのこと。

こさ
すせ

この状況のなかで、

自撮り棒を持ってウロウロしている

バカ女3人グループに遭遇。

人混みでタコせんべいを囓っているポーズなんかを、

余裕で撮っている。

棒が人にぶつかったって全然平気。

凄く太い神経のバカ女3人グループでした。

水平線の向こうに富士が見えます。

陽光うららか。

そして陽が沈む頃、みな海に見入っている。

心が洗われる夕陽でした。

たな

さて今年はどんな年になるのか?

いろいろなニュースに接すると、

ああ今年も波乱の年だなぁと思います。

天災、紛争、経済危機、

いまの時代はなんでも想定しておいてよさそう。

が、どうか良い年でありますよう、

弁天様にお願いしました。

もちろん我が社も我が家も…

にぬ