ミサイルはどうやらこっちを向いてるらしい

かなり、平和な時代を生きてきたように思う。

数年前までは。

遡ればキリがないが、

震災があって、いろいろあって、

結果とんでもない赤字が膨らんだ。

ここ神奈川でも食らうもんだなぁ、

とつくづく思い知らされた。

ここ一週間の間、いやもっと前からどうやら

ミサイルがこっちを向いていて、事が起きると、

飛んでくるかも、という話を見聞し、

ボケていたのか、

ちょっと現実味に欠けた感はあるが、

徐々に緊張めいたものが身に沁みこむ。

ここは厚木基地に近いし、

横須賀と横田基地を直線で結ぶ

その線上にあるらしく、

軍用ヘリは毎日飛んでいるのだが、

戦争というリアルとは

ほど遠い毎日を送っていた。

厚木基地の更に至近にある街は、

ここんとこ軍用機の離発着がかなり激しいという。

ミサイルがどこに飛ぶのかは知らないが、

こっち(日本のどこか)を向いているのは確か。

だって米軍基地があるのだから、

考えてみれば当たり前のことなのだ。

村上龍の小説に「海の向こうで戦争が始まる」

というのがあったが、中身は違えど、

いまさらながら

非常にひっかかるタイトルではあるなぁと思う。

あと「半島を出よ」というのもあって、

どうもこの作家はいろいろと気になる題材を提示してくれる。

そういえばデビュー作「限りなく透明に近いブルー」も、

舞台は米軍横田基地あたりだったように記憶している。

「ダーウィンがきた」(NHK)という番組をよく観るが、

動物は、そのほとんどが食うか食われるかの毎日を送っている。

ライオンもシマウマも戦ってるが、

イワシだってミジンコだって常に戦って生きている訳で、

己の種を残すためなら、

同じ種との死闘もいとわない。

ああ、生きるのって大変だなぁ。

この際、赤字なんか怖くもなんともない、

と思ってしまおうか。

よく言われる、

生きているだけで儲けもの、なのかもなぁ。

サクラサク!

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穏やかな春の陽ざしが、

ここかしこに降り注いでいる、などと言っても、

季節感を尊ぶひともいれば、

全くそういう事を気にも止めないひとがいることを、

最近知って驚いた。

忙し過ぎるのか?

感覚が退化したのか?

心配だ。

一日一回でも空を眺める。

陽光に揺れ動く空気を観察する。

たとえ街中でも沿道とかマンホールの横に

ひっそり咲いている野花に近づいて

一息入れてみる。

ビルにサクッと切り取られた空だって、

高層ビルから見下ろす街の陰影だって、

結構美しい。

新しい季節。

個人的にいい思い出はあまりない。

ただ一度、この季節に入学した中学校で、

とてもいい友人に恵まれた。

その関係はいまでも続いている。

そして素敵なガールフレンドに巡り合えたこと。

一生に一回でもこうした想い出があれば、

なんとか救われるものだ。

辛い人だって悲しい人だって、

もう一度立ち上がりたい。

春も終わりかけの頃、

私はよくそんな事を思っていた。

桜咲く。

いつかはサクラサクって、

やはりホントだと思うよ。

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