風の道

その道はある日

ふっと舞い降りたように

海に続いていた

ざわめく木々

揺れる草花

都会から離れて

ひっそりと海へ続く

ひと筋の道

人の波に疲れ

恋はどうなるのか

生きてゆく意味を知りたくて

人は歩く

あなたと歩く道ではない

みんなで歩く道ではない

ましてや

家族と歩く道でもない

風の道は海へ続く道

風の道は

独りで歩く道

風の道は

涙がこぼれる道

「風の道」への4件のフィードバック

  1. 「風の道」 という言葉は、ものすごくイマジネィティブですね。
    自分自身が 「風」 というものが大好きなせいもあるのかもしれませんが、 「風の道」 という言葉に、なぜかとても惹かれるものを感じます。
    だから、それが 「独りで歩く道」 というフレーズにつながっていくのが、ものすごく納得できるのです。
    それが 「海に続く道」 であることもよく理解できます。
    「海」 というのは、とりあえず陸に棲む生物にとっては “どんづまり”の場所ですけど、そこは、新しい世界への “入口” でもあるわけですものね。
    そこが 「生きていく意味を知りたい」 ときに訪れる道であることは明白なことで、“陸の生物” が、何か別のものに生まれ変らなければ漕ぎ出ていけない 「海」 に続く道だからですね。そこに至るまでの 「自分」 を振り返る場所ということなんでしょうね。
    スパンキーさんのイメージの豊かさが伝わる素敵なポエムです。素晴らしいですね。
     

  2. 町田さん)
    とても刺激的かつ詩的な「風の道」という言葉は、ホントはヒートアイランド対策に考えられたものなんですが、私は町田さんと同じように、この言葉にイマジネーションが刺激されるんですよね?
    私が横浜の田舎にいたとき、近所に切り通しがありまして、受験勉強に疲れたときによく独りで歩いたのですが、この切り通しがまさに風の道だったんです。冬の寒い夜に通ると他より一層風が強く、耳にその音が残るんですね?
    海には続いていませんでしたが、よくそこで考え、悩みながら歩いていました。
    コメント、ありがとうございます。

  3. おひさしぶりです☆
    風の道。いいですね!
    そういう写真、撮ってみたいです。
    風を感じる写真が撮れたらすごいですよね。
    もう、秋風吹いてますね☆
    職場で、気づくと夕飯でご飯3杯とか食べちゃってます。
    食欲の秋…ですもん。
    仕事のスイッチ入ると、コワいですね。
    秋の空気、色、匂い!
    味わいながら、毎日を過ごしたいですね☆

  4. chiaki さん)
    風の強い日の写真はよく見ますが、いまひとつ情緒が足りないですよね?で思ったのですが、やわらかい春風が吹いているような写真って結構難しそうですよね?
    (いや、いまは秋か!)
    先日、両側にすすきが生えている道を走ったのですが、少し風に揺れているんですね。コレいいなって思いました。
    しかし、写真に収めるのは根気がいるでしょうね?
    是非一枚こういうのを狙って頂きたいと思います。
    これからも良い写真を沢山撮ってください。で、貸してね?
    食欲はお互いに気をつけましょ(笑)
    コメント、ありがとうございます。

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