心の方程式

千年も

一瞬にして過ぎる宇宙の方程式

どれ程のものか、私の一生などと
あれこれ考えているうちに
消えてしまうものだから
華々しく振る舞ってみても
空振りの心は
枯れた葉の一枚さえ落とすこと
ならず

では万年生きる
亀になりたいなどと
思ったところで
如何ほどの悦びが
あなたを戯けてみせるのか?

そのおかしさは蝉に聞いてみれば
分かるだろうが
生々しくいまは
誰もその虚しさに気づくことなく
じゃあ
長寿の象になりたいなどという

人は一瞬の旅人なりて
その場その場を汚すことなく
立ち去ることと
堅く知るべし

暴れる心は
そうして永遠に辿り着くのだが
その人
そうそう他言せず
いそいそと
次の旅へ消えていくものだから
やはり知る人なく
今日も人間は考えあぐねる

まばたきするその瞬間に
千年の時の流れを
移ろいやすい心に
染み込ませたならば
その心に敵うものなく

私もまた
蝉でもかまわないと思うのだ

人は2種類しかいない

ある日、老婆が僕の所へやってきて
3億円で僕の寿命を半分譲ってくれないか?
という。

「いいですよ」
僕は快諾した。老婆もよろこんだ。

僕は3億円の内、1億円で寿命を3倍に伸ばす薬を手に入れ
残りの1億円で借金を返し、更に残った1億円でラーメン屋を
オープンした。

さて、これが商売の基本。
答えは情報を知っているか否かにある。

または先行者利益という。

世の中にはこのような話がゴロゴロしているのだが
そうそう誰にも伝わる話ではない。

しかし、特定の人間たちにはよくある話で
彼らを世間では、偉い人と呼んでいる。

偉い人は「いつも私は皆さんの幸せを考えています」などと
笑顔で近づいてきて、大方の誰もが気がつかぬように
ラクに儲ける術を身につけている。

既得権益というのもその一つだろう。

仕事はたいしてしていない、が基本。

そう
世界は2種類の人間で構成されている。

騙す人間と騙される人間。
むずかしいことではない。

よくよく考えてみれば
国境や肌の色や宗教などというものは
この際、たいしたことではない。

下らないことでいがみ合う暇があったら
僕は先に言ったことに気をつけろ!
と叫びたい。

なぜなら、いがみ合いの素をつくって稼いでいるのが
もう1種類の人間なのだから。

彼らは、神が遣わした人間ではない。
私たちがつくってしまった人間だ。

だからよくよく考えてみれば
国境や肌の色や宗教などというものは
この際、たいしたことではないと
僕は思うのだ。

手紙

前略

久しぶりに手紙を書きます。

お元気ですか?
私はいま、車中です。

この只見線から見る景色は
心が洗われるような素敵な景色の連続です。
川に沿うようにのんびり走るこの列車は
急ぐことなく
山並みを縫うように
ただ、ゆっくりと進んでいます。

空いた車内に
こうして一人で窓際に佇んでいると
どうしてあなたがここにいないんだろうと
ふっとそんなことさえ考えてしまいます。

あれからあなたの事ばかりが胸をよぎります。

さよなら、のひと言をいわれてから
私はただ戸惑うばかりの毎日でした。

あのときああすれば良かった
こう話せば分かってもらえたんじゃないか
そうした後悔ばかりがつのります。

あなたはなかなか自分を出さない人でしたから
最後のことばもあなたなりの誠意だったのでしょうね?

私には分かります。

でも
もうおそいですね。

この旅行も
あなたと一緒に過ごした時間を
洗い流そうと
私なりに決めたものでした。

でもいまとても心が揺れています。

会いたい…

また会って
あなたといつまでも一緒にいたい

どうしたらいいのか
自分のゆく先がふらふらしています。

すすきのうえを飛ぶ赤とんぼが
列車についてくるように
何匹も何匹も
そして川を渡ってゆきます。

もう秋ですね!

寂しくなります。

そして私
この冬は、とても悲しくて。

あなたとの想い出は
この先
消えることはありません。

あなたさえよかったら
またこちらから連絡したいのです。

そして
できれば
もう一度だけ
ふたりでいつもかよった
あの海辺のレストランで
お会いしたいのですが…

また連絡します。

どうぞ、お体を大切にしてくださいね。

あなた一人を愛した女より

草々

P.S

あなたはいまのあなたのままでいてください

いつもかわらないあなたが私は好きです。

旅立ちのうた

天主さまに気に入られてしまったのだろうか?

8月のカッとするような暑い日の朝に
家内のお袋さんは
突然逝ってしまった。

最初の連絡を受けたとき
倒れていたお袋さんを義妹が発見、
慌てて119番通報し
救急車で運ばれて行った。と

家内は狂ったようにそのまま実家へ。

私は急いで家中の火の元と戸締まりをしながら
次の連絡を待つ。

第二報が入ったとき、もう駄目かも知れないという
つぶやきとともに、運ばれた病院を教えられた。

身支度をしつつ、パソコン開けている私がいる。

なにをしたらよいかわからない時間がどのくらい続いただろうか、
意味のないことをしていたと思う。

昼前だった。

私の嫌な予感は的中し、息子のケータイにやはり駄目だったという
知らせが遂に届いた。

急に体中の力が抜け、私はしばらく座り込んで手帳を見ていた。

そしておもむろに裸になりシャワーを浴びた。

なぜシャワーを浴びたのか、いまでもわからない。
急いでいたのかのんびりしていたのかわからない。

押し寄せるものが私を泣かせた。

涙なんて、というものがどんどん溢れ
シャワーの激しい勢いに混じって流れていったのだろう。

親父が逝ってしまったのも、やはり暑い夏の朝だった。

忘れられない夏の日が、

またひとつ。

しかし、いまでも漂う
この香りはどう説明したらいいのだろう?

お袋さんがねむっていた横に置かれた百合の花と線香の香りが
いまも、毎朝香ってくる。

そこにいるんだろう?
無言で語りかけると、香りは確かなものとして
私の鼻に届く。

最近、家内は夜中の2時に目を覚ますという。
気配を感じて、
いるんでしょ、というと置物がカタッと音をたてるという。

湯灌の日、私が見たものは
綺麗に洗った体に白い衣を着
わらじを履いて杖を持ち
首からぶら下げた袋の中に
六文銭の紙を入れた
お袋さんの姿だった。

これからお袋さんは修行の旅に出るという。

どうしても、三途の川を渡らなければいけない。

その船賃が六文銭なのだ。

七七日が近づきつつある。

朝晩はめっきり涼しくなり、秋の気配が侘びしさを増す。

七七日が過ぎてしまったら
あの百合と線香の香りも
どこかへ消えてなくなってしまうのだろうか?

人は強くて、
はかないものだと、つくづく思う。

そして
私は教えられた。

生きてゆく上で大切なものは
さほど欲かくものではなく

たとえば六紋銭さえあればよいことを。

願い

君の流した涙が
僕の腕に落ちる

その涙は皮膚に染みて
僕の体に溜まり

悲しみは
やがて
僕の憂鬱になる

世界は
そういう悲しみに
満ちている

君の汚れのない笑顔が
僕の瞳に映る

その笑顔は視床下部を通り
僕の大脳を刺激し

喜びは
やがて
僕を幸せへと導く

世界は
そういう「たおやかさ」に
満ちているべきだと

いつも僕は
思うのだ

生きていて

砂漠で倒れた旅人のように
夏の日差しに紫陽花が泣いています

サルビアの花は
とても強そうに赤い色をみせてはいますが
でも
どこか陰りがあるのはなぜでしょうか?

日々草は今朝も元気に花を開いていますが
あなたもいつか来る夏の終わりを知っているのでしょう

こうしてみんな生きています
こうしてみんな生きています

声を枯らしてカナリアは鳴くのです

でも生きています
生きています

だからとても気になるのです
みな
あの世に旅立つ前に
なにかひとつでも
叶えられるのでしょうか?

幸せは万物に降り注ぐのでしょうか?

命の続く限り
僕は
あの青い鳥を追いかけようと思いますが

ねえ、神様
それでいいのでしょうか?

ねえ、神様
それでいいのですよね

魔法

僕のきもちは笹舟のように
心もとないから

今夜、旅立とう

そう決心をしないと
なにもかも手遅れになりそうで

(自制にくさびを打ち付けろ!)

このときめきに
理性の網を掛けるなんて

なんて野暮ったい!

(その昔、人はさまよって愛をみつけていたんだ!)

拠り所を置き去りにしては
なにもかもが嘘になる

理路整然と毎日を刻む人生に

さようなら

ああ、
それを
生きているっていうのかい?

僕のこの時を賭けて
君の手を握り

夜を走り抜けよう

月がどこまでも追いかけてくる?

いや
誰にもみつけることなんか
できるものか!

いま僕は
この一瞬を駆けているのだから

そして賭けている

それが魔法さ

そう

人生は魔法でできているのさ!

オトコは黙って

ある新聞記事に目がとまり
そんな話ってあるのかよと
思わず涙がこぼれそうになったが

理性でぐっと堪える
(オトコは泣かない!)

夕飯を食べながら
テレビのくだらないコントに大笑いなのだが
娘はまだ帰ってこないなと
すっと寒いものが走り
不自然にも真顔に戻る

街で
ちょっと急いでいたのか
すれ違いざまにやくざなあんちゃんとぶつかってしまい
「すいませーん」と言ったのに罵声を浴びせられ
おいおいそれはないんじゃないかと
怒りがこみあげてきて
「おい、ちょっと待てよ!」
と言う間もなく
後が面倒くさそうだなと思い
我に帰る

これじゃなにもかも
愛じゃなくて、哀だな

気を静めようと
座を組み
今日の雑念が浮かんでは消え
そして消そうとすれば暴れ出す

心にまた
嵐が吹き荒れる

親父、
生きてゆくってのは
けっこう修羅だな、と
もうこの世にはいない住人に

今晩も

つい話しかけてしまう

桜の散る頃

規則だらけの高校生活。
軍隊のような締め付けで
生徒に服従を迫る教師。

大学の付属高校にいながら
卒業すると私は就職した。

クラスで私ともう一人の友達
のほかはみな
その大学へ進学した。

校内試験をパスすれば
誰でも入れるエレベーター式。

私は、あるきっかけで
春からスナックで働き始めた。

何でも良かったのだ。

ただ、あのどうしようもない
校風から抜け出したい。

大学なんてクソ食らえ、と考えていた。

一応、カメラマンをめざしていたのだが
専門学校の願書を親に見せると
あっけなく拒否された。

進学しなかった友達は、実家に帰って漁師になった。

店の開店は夕方なのだが
仕込みは昼すぎから始まる。

横浜の魚市場や青物市場にも
よく出かけたので
早朝から仕事をしていたこともある。

夕方から
酒屋さんやらなんやらが次々に
店に現れては消えてゆく。

威勢のよい声。

その日の突き出しを決め
材料を刻んで味をつける。

鳥の唐揚げ用の仕込み。
この店の売りであるお好み焼きに入れるキャベツを
嫌というほど千切りにした記憶は
いまも残る。

掃除もかなり念入りにしなければ
ならない。
店の前の道路を掃き、店内を掃き
フロアとテーブルをきれいにする。

仕上げはカウンターに力を込めて
拭く、磨く。

乾きものと酒だけを出す店はいいが
私が働いていたところは、関西風の料理を
主体とする店だったので
当然、仕込みも大変だった。

ま、そこの主人は味の本格派をめざして
店をオープンさせたのだ。

陽も傾く頃からぼちぼちと客が入ってきて
八時ともなると満員になる
横浜の外れにしてはかなりの盛況ぶりだった。

カウンターの裏では戦いのような忙しさが続く。
冬でも汗をかく。

お客さんはみな、当然のように目の前でくつろいでいる。
そしてみな酔っている。

ドリンクの減り具合をチェックしながら
会話にも応じる。

もちろん笑顔は基本である。

テーブル席から次々に注文が入る。
まさに戦争状態。

端から見ても分からない
気の抜けない仕事と、いまでも思う。

たいした理由もなく
事あるごとに
「俺の酒が飲めねえのかよ」と
凄む質のよくない客もいた。

高校を出たての私はそのかわし方を知らなかったので
いざ喧嘩か、とやる気なのだが
「それでは商売にならないだろう」と
何度も主人にいさめられた。

店内では、あちこちでジュークボックスの
リクエストが入る。
マイクをつなぐと唄える。

カラオケのハシリだ。

当時よくかかっていたのが
五木ひろしの「夜空」、
いまはあまり聴きたくない。

泥酔した客からビールを頭からかけられたことがある。
チンピラからコーラの瓶を投げられたこともある。

大人同志の醜い腹芸を初めて知ったのもその頃だ。

ある日、客のひとりである
某大手電機メーカーのエリートのS氏が
ビールのコップを片手に私にささやいた。

「君は将来なにになりたいのかね?」
「………」

その頃、
店が終わるとちょくちょく江ノ島のおでん屋で
朝まで飲んでいた。

俺って一体なにになりたいんだろう?

飲んでいる最中もその言葉が頭から離れない。

それから毎日
昼過ぎに起きたときも、まずその言葉が
思い出された。

反芻するたびに、私の疑問は徐々に
肥大し、自分は一体なにができるのだろうと
問う毎日となった。

人生の分岐点がどこにあるのか、いまでも
よく分からないまま生きている。

私はその後、その店を辞め、冷凍食品会社の
営業配送を経て
2年遅れて大学に入った。
もちろん、冒頭の大学ではない。

ちなみに、もう一人の友達は
酒の席で人を刺し
殺人未遂で刑務所で服役したと聞く。

彼はいまどうしているだろうか?

大学に入った大勢の友達より彼の方が気にかかるのは
何故だろう?

彼がまっすぐな性格だったのは、
いまでも覚えている。

直感マーケティング

某百貨店のポスター撮り他諸々。

サマーセールの前撮りなので
芝浦の撮影現場には続々と新作衣類や小物が
運ばれる。

眠い目をしたスタッフたちが続々と集まる。
「おはようございます」の声だけは、皆元気。

Sスタジオのトップカメラマンがスタジオ入りすると
皆いっせいに「おはようございます!」と気合いが入る。

このカメラマンを選んだ私としては、かなり危険な予算組を承知の上で、
勝負に出るつもりだった。

片隅では、ヘア・メイクさんが今日のモデルの髪を触りながら
何か真剣に打合せをしている。

ファッション雑誌でちょくちょく名前が売れてきたスタイリストのB子さんも、
アシスタントのふたりに、商品のチェックを細かく指示している。

外は、昨日の夜から激しい雨が降り続いている。

倉庫を改造したスタジオの屋根がうるさいなぁ、と思う。

「今日の撮りは夜だね」とアートディレクターのFが呑気そうに話しかけてきた。

「だろうね」

テスト撮り。
照明の位置や小物などを、それぞれ万全に最終チェック。
値札も職人技できれいに外された。

撮影は、順調な滑り出しですすんでゆく。

私はガムを噛みながら、屋根の雨音を聞いている。
飽きるとスタジオを出て、岸壁に出入りするトラックの行き来や、
そこで働く人たちのことをじっと観察する。

いろんな仕事をしているひとがいるんだなぁと、どうでもいいようなことを
ぼんやりと考えていた。

遠くで、カメラマンの助手のO君が私を呼んでいる。
何か嫌な予感がする。
私が呼ばれるときは、何か問題が起きるときと決まっている。

スタジオに戻ると、みんなの動きが一斉に止まり、私は多くの視線を感じた。

ライトの当たるモデルにみんなが目を移す。

「どうしたの?」
「いや、サイズが合わないんですよ」
「だって彼女の申告サイズはチェックしてるでしょ?」と私。
「いえ、それがどうも誤魔化したらしくて」

水着の彼女はスパニッシュ系の顔立ちで、先ほどの笑顔とは打って変わって
下を向いたままだ。

彼女の前に立った私は、彼女の何がいけないのかが、よく分からない。
見たところ、別に問題もないようだし、事態がよく分からない。

浮き袋の上に座ってポーズをとっている彼女は、相変わらずうつむいたままだ。

「あのお腹、見てくださいよ。水着もパンパンだし」
よく見ると、浮き袋に座っている彼女のお腹がぶくんと出ている。

こういうときは、いままでの経験と勘を頼りに一瞬して解決策を見出さなければ
次にすすまない。

洋服や小物はどうにでもなるが、水着は誤魔化せないなぁ、と私も考え込んでしまった。

時計を見ると、もう11時を回っている。

「ちょっと休憩! いやちょっと早いけど昼飯にしよう」と私。

仕出しのハンバーグ弁当を食べながら、アートディレクターのFとカメラマンと私の疲れる話が始まる。

「あのお腹、まずいじゃないの?」とF。

「絵的にどう思います?」と私がカメラ氏に聞く。

箸を止めて氏が「あのお腹バッチリ写っているよね」と参った顔をしている。

私は、箸を置いて、それぞれみんなの座り込んでいるところを回る。

照明の責任者が私の顔を見るなり「どうします?」と口を動かしながら立ち上がった。

「どうだろうね」と私は考えながら、スタイリストと一緒にカウンターに座っている
モデルに近づいた。

スタイリストさんが私に目で何かを訴えている。

カウンターに座っているそのモデルは、まだ、弁当に何も手を付けていない。

「食べなきゃ」とポーズをとっている私。

彼女はじっと下をむいたまま、片手にオレンジジュースの入ったコップを手にしている。

「何も食べたくないって」とスタイリストのB。

私は、反響の良い広告とは何か?を考えていた。

外人の均整のとれたプロホーションと百貨店の商圏内にいるであろう
年頃の女の子たちの顔を対比し、考えあぐねた。

ネイティブの英語が話せるBに、ハンバーグ半分でもいいから
食べないと、という趣旨のことを、モデルに促してもらう。

椅子に座って私が紙コップのコーヒーを飲んでいると、
やがて、なにやら彼女が食べる仕草をみせた。

「そうそう!」

彼女は上手に箸を使ってハンバーグをつまみ始めた。

外の雨は相変わらず激しく屋根を打ち続けている。

私は、飲みかけのコーヒーを持ち、元のFとカメラマンのところへ戻る。

「このままいくよ!」

「なんで?」とF。

怪訝な顔をしているカメラマン氏。

「あの子、どこから来たの?」と私はFに聞いた。

「中南米じゃないの」

「あのお腹でいこう!」

昼からの撮影は、私がモデルに付きっきりになった。

お腹を気にしているモデルにグッドグッド、オーケーオーケー
スマイルスマイルと言い続ける私。
ただ、ちょっとした笑顔ではなく、徹底的に崩れるような
笑顔をモデルに要求したので、みんながうんざりするくらい
その撮影は長引いた。

ポスター、チラシ、新聞広告のすべてに
私はそのカットの掲載を決めた。

後日、広告の効果測定。
売上げ集計で、その水着は
予想外の売れ行きをみせてくれた。

私なりのマーケティング手法が初めて実感できた
ひと昔まえの話である。